数値地図50000変換SML
すうちちず 5 0 0 0 0 ちずがぞうへんかんエスエムエル

最新 TNTmips をお使いの方に朗報です!

地図画像の変換が更に便利になりました。日本語対応から版の抽出まで機能が充実。特徴は次の９点です!!

　○ CD まるごとインポート
　○ 圧縮(欠損なし)して容量節約
　○ ジオリファレンスの自動化
　○ 図郭の外側を自動で透明化(延伸認識)
　○ メタデータには発行年月日記録
　● オブジェクト(日本語)名/注釈も自動入力
　● EXCEL 作業なしで簡単読み込み
　● １図幅に１つのRVCファイルで整理がラクラク
　● 各版ごとにカラーパレットを埋め込み

是非ご活用ください！

数値地図25k地図画像変換SML

古いmips用数値地図50k変換SML

数値地図200k地図画像変換SML

This Information was checked by Windows XP (TNTmips 6.8)

●1. ダウンロード
SML ファイルをダウンロード

●2. SML の実行
変換SML を実行

●3. 表示
こんなことできます

●4. 技術情報
処理の解説

　ダウンロード

　まずは、コンバートする SML をダウンロードしてください。　　但し SML を使用できるのは ver6.6 以降の TNTmips だけです。　

▼Download はこちら

下のSML アイコンをクリックしますと、RVC ファイルをダウンロードできます。　うまくいかない場合は、右クリックで、「対象をファイルに保存」を選択してください。

【更新履歴】
ver2.5 地形図風カラーマップを追加。インポート時に自動的にカラーマップが埋め込まれます(2004.10.20)。

　

topo50k_v25.sml　(0.1MB)

　S M L の実行

　ダウンロードしました SML ファイルを実行すると、あとは必要なファイルや設定を指定すれば変換開始です。　　実行前に必ず日本語の FONT 設定を行っておいてくださいね。

▼メインメニューから SML を実行

まずは、TNTmips を起動し、メインメニューより Process/SML/Run... を選択します。

▼メインメニューから SML を実行

Select Files ウィンドウが現れますので、ダウンロードしました topo50k_v24.sml ファイルを選択して、OK ボタンを押します。

▼ボタンが４つ登場

下のような４つのボタンが並ぶウィンドウが現れますので、そのうちの一番左のボタンをクリックしましょう。

▼Welcome ウィンドウ現る

ようこそ!! とメッセージが現れましたら、CD-ROM がセットされていることを確認しまして、OK ボタンを押します。

▼KANRI.CSV ファイルを選択

次に、 CD-ROM の DATA フォルダ内にあります、KANRI.CSV ファイルを選択して OK ボタンをクリックします。　もし同じ場所に、KANRI2K.CSV がありましても、KANRI.CSV を選択してください。　また、MacOSX をお使いの方は、CDROM のマウント先が、/Volumes の下になりますので、そこまで辿ってください。

▼作業用フォルダを指定

今度は変換後のデータを保存するフォルダを指定して OK ボタンを押します。　各ファイル名は、自動的にメッシュコードが割り振られますのでご安心ください。

▼Projection 設定の注意事項

最後に、変換後の投影法や測地系を指定するのですが、通常は UTM 投影法で、測地系が Tokyo-Japan ですのでそのままにしてくださいというメッセージが現れます。　読み終わりましたら OK ボタンを押しましょう。

▼投影法・測地系などを設定

とくに理由のない限り、System:をUniversal Transverse Mercator に、Zone:を対象地域のゾーン(詳しくはこちらのポスター[PDF]が参考になります)、また Datum:を Tokyo-Japan に設定してください。　設定できましたら、OK ボタンをクリックです。

▼準備はいいですか？

あとは、Yes ボタンを押すと変換処理が始まります。　処理時間はマシンスペックにもよりますが、CD-ROM １枚で、およそ30分～１時間程度かかりますので、今までの設定で問題ないようでしたら Yes ボタンを押しましょう。

▼あとは待つだけ...

進行状況は、小さな Process Status ウィンドウでわかります。

▼終了しました

変換処理が終わりますと、メッセージが現れますので、OK ボタンを押して完了です。　おつかれさまでした。

　表示してみる

　早速、変換したデータを表示してみましょう。　　新しい SML ですと、各版ごとの切り替え表示も簡単にできます。

▼Display/Spatial Data... を選択!!

メインメニューより Display/Spatial Data... を選択しましょう。　通常の表示と一緒ですね。

▼New 2D Group... を選択!!

Spatial Data Display ウィンドウが現れましたら、左から２番目の New 2D Group ボタンをクリックします。　この作業も普段と一緒ですね。

▼Add Raster/Quick Add Single...

Group Controls ウィンドウの Add Raster ボタンを押して、Quick Add Raster を選択します。

▼Add All ボタンで一括選択

変換処理を行った際に指定しました「作業用フォルダ」へ移動しましたら、Select Objects ウィンドウの下のほうにあります、Add All ボタンを押しますと、その中のラスタがすべて選択されます。　あとは、OK ボタンを押すだけです。

▼表示するとこんな形

これで Group View ウィンドウには、選択した地図画像がレイヤ分けされながら、すべて表示されます。

▼四隅もきれいに繋がります

４つの図幅が隣接する場所を表示すると、このように、多少のズレがありますが、ほぼ綺麗に隣の図幅と繋がります。　しかもそれぞれ図郭線の外側を透明にしてますので、お互いの余白スペースが邪魔しません。

▼例えば、通常表示では...

またこんな表示も可能です。　通常はこのように沢山の色(版)が表示されますが...

▼Controls を選ぶことで...

対象レイヤの凡例を右クリックしまして、Controls... を選択しますと...

▼カラーパレットを変更することができます

Raster Layer Controls ウィンドウが現れますので、Object タブへ移動しまして、Color Pallete: を ColorMap から別の版に切り替えます。

▼褐版だと等高線だけが...

OKボタンを押すと、Group View ウィンドウが書き換わり、例えば褐版を選んだ場合には、等高線だけが表示されます。　文字の裏側の等高線もキチンと表現されていることにご注目ください。

▼文字なし版セットを選ぶと...

それぞれの版だけを表示するのいいですが、実用的な表示方法はこのように文字表示だけを消してしまうといった事も可能ですので、いろいろと試してみてください。

　技術情報

　SML プログラムが自動的に行っている処理について、具体的な内容をいくつかご紹介します。　　カスタマイズの際にご参考ください。

▼透明処理

お互いの図幅同士を綺麗につなげるために、図郭線の外側を透明化する処理を行っています。　ただ、８方位すべてを透明化するのではなく、陸地の飛び出し部のような延伸のあるなしで透明化したり、しなかったりを取捨選択しています。

▼延伸処理

海沿いの地域や離島などの地図では、紙面をギリギリまで有効活用するために、図郭線を延長する「延伸」という処理をします。　数値地図の地図画像も紙の地図と同じように、範囲外ではあるもののできる限り効率よく、１枚の地図に収めるため延伸を行っていますが、各データには、どの方向に延伸しているかという情報が記録されておりますので、この SML ではこの延伸情報(延伸フラグ)を元に、延伸している箇所は透明化をせず、そのまま残しています。

▼図郭線の直線近似

地図画像の端を意味する図郭線は、単純に４隅の点を結ぶことで、生成されそうですが、実は、そううまくはいきません。　投影法の関係で、UTM座標系では、lat/lon軸そのものが曲がった形で、表現されるからです。　そのためこの変換SML では、4隅以外に北側3ポイント、南側3ポイント、合計6ポイントの中間点を計算し、図郭線を生成することで、この曲線を近似しています。

▼メタデータの扱い

各地図画像には、地図の発行年月日がメタデータとして記録されています。　Group View ウィンドウの凡例を右クリックして、View Metadata... を選択すると...