Subject: [ts-mag:00033] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 238号】
    Date: Sun, 19 Feb 2006 19:31:56 +0900
    From: WAZA Toshihiko

OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users     2006/02/17
Keywords:OpenGIS,TNTmips,MeshData,CSV,Import,Database,SML,Relate


オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第238号「 国 土 数 値 情 報 メ ッ シ ュ デ ー タ を 読 む(2)」
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                       株式会社 オープンGIS



先週は、群馬県の気候値国土数値情報メッシュデータをCSVファイル
として保存した後、TNTmips にデータベーステーブルとしてインポート
しました。

今週は、3次メッシュを作成して、テーブルとリンクします。


2)3次メッシュの生成

日本全国は緯度経度を基準にした標準地域メッシュで区切られています。
http://www.opengis.co.jp/htm/basic/mesh_polygon.htm#FIRST

CSVファイルを見て、群馬県の1次メッシュコードを調べると、

5538 5539
5438 5439
5338 

の5個の1次メッシュにまたがっています。ちなみに、下2桁に100を足
した数字が左下隅の経度です。--> 138度, 139度
上2桁を1.5で割った数字が緯度です。--> 35度20分, 36度, 36度40分


では、3次メッシュ生成SMLをダウンロードします。
http://www.opengis.co.jp/sml/make_3rd_Mesh_v70.sml
このSMLは1次メッシュコードを入力して、その範囲内の3次メッシ
ュ(ベクタ)を生成します。

▼「解析処理」>「SML」>「実行...」を選びます。




▼ ダウンロードしたファイルを選びます。




▼「プロンプト」が出ます。



まずは最初の 5538 を入れて、[ OK ] ボタンを押します。


▼「オブジェクトを選択」のウィンドウが出ます。出力のプロジェクト
ファイル名、オブジェクト名を与えます。デフォルトのオブジェクト名
は "MeshPolygon" です。ここでは "M5538" と変更しました。




▼ 次に座標系を指定するウィンドウが出ます。データは"日本測地系"で
したので "Tokyo/ジオグラフィック"を選びます。

 


V70以降での緯度経度の設定のし方が分からないときは、こちらを参照し
てください。
http://www.opengis.co.jp/htm/basic/v70_georef.htm#latlon


▼ 以上で選択は終了です。15秒ほどで"Finish" ウィンドウが出ます。




出来たベクタデータを「表示」>「空間データ」で確認してみました。




ポリゴン(メッシュ)の数は6,400個です。MeshCODEテーブルのCODEフィー
ルドには各メッシュの1次(4桁)+2次(2桁)+3次(2桁)の合計8桁のメ
ッシュコードが付いています。


▼ 上の手順を繰り返して、残り4個の1次メッシュを作ります。2回目
からは前のプロジェクトファイルを覚えています。




▼ 作成した5個の1次メッシュを1つに結合します。「解析処理」>「
ベクタ」>「マージ...」を使用します。ポリゴン数 6,400 x 5 = 32,000
個のメッシュが出来ました。





3)テーブルとメッシュのリンク

ベクタへのテーブルのコピーは、これまでは表示して行いましたが、専
用のメニューもありますので、今回はその方法をご紹介します。

▼「解析処理」>「データベース」>「コピー...」を選びます。




▼@ ソースの[データベース...] ボタンを押し、先週取り込んだ気候値
メッシュのデータベースを選択します。Aテーブルを選択します。B保
存先の[オブジェクト...] ボタンを押して、コピー先のオブジェクトを
選びます。Cコピー先の図形種別を選びます。D最後に[実行] ボタンを
押します。




▼ [閉じる] ボタンを押します。


メッシュデータを表示します。ポリゴンのところにテーブルがコピーさ
れています。




▼「リレーションの修正...」を使って2つのテーブルを関連付けします。




▼ MeshCODEに向かってドラッグして、




CODEフィールドを主キーにします。





以上で終了です。国土数値情報「気候値」メッシュデータが出来ました。

2月の最低気温について主題図表示をしてみました。

(全体)




(拡大)




なお、気温の単位は 0.1(度C)です。






□■Tips□■
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複雑だけど、便利なスクリプトを1つ紹介します。

このスクリプトは、既存のラインに沿って断面を表示してくれます。
http://www.opengis.co.jp/files/SC1006/SC1006.html
グラフ中の十字線は、カーソルの位置を表します。

(SMLのダウンロードはこちら)
http://www.microimages.com/sml/LineProfileGraphTip.htm


▼ 表示ウィンドウにラスタ(DEM)とラインのデータをセットします。

▼「グループ」メニューから「編集コントロールスクリプト」を選択し
ます。

▼ ダウロードしたSMLを開きます。スクリプトの表示を確認して、その
まま[OK] ボタンで閉じます。

▼ グループを保存します。

▼ 一度グループコントロールウィンドウを閉じます。再度そのグループ
を開きます。(これはSMLの実行に際して一度初期化が必要なためです)。

あとはラインの上にカーソルを持っていくだけです。ラインに沿った断
面を表示します。

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エラー・バグ・トラブル
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

MacOS X 版(V71)において、標準属性の更新が正しく行なわれません。こ
れはマック版のみのバグであり、Windows版では問題ありません。マイク
ロイメージ社も確認済みです(2006/2/14)。【エラー番号】PAT9931E

関係するメニュー:
@「空間データエディタ」>[操作ツール] >「標準属性の更新」メニュー
A および「バリデート(トポロジーの更新)」メニュー
B「解析処理」>「ベクタ」>「属性」>「標準属性...」
C「解析処理」>「ベクタ」>「バリデート(トポロジーの更新)...」

I could reproduce the problem you mentioned in the Spatial Data 
Editor and Vector standard Attributes processes where standard 
attributes are not updated. Please note that this is a MAC only 
problem; I am not able to reproduce this problem on PC. I have 
submitted the following error:

PAT9931E Standard attributes table is not updated
 
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +





◆◇ 最新ニュース ◆◇
..................................................................

◆ TNT製品バージョン2006:72 は、3月上旬にダウンロードによる正式
リリースを予定しています。また本日以降の新規注文は、TNTserver 
2006:72 を除き、2005:71 で納品されますが、2006:72 がリリース後、
無料提供されます。

◇ マイクロイメージ社は、教育用ライセンス(SAL)の価格体系(台数
割引)を変更しました。変更内容については、マイクロイメージ社よりS
ALの全ユーザにFAXにて通知されます。詳細はお問い合わせくださ
い。

..................................................................





■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■


現在の Ver 7.1 の価格

・TNTmips シングルライセンス 890,400円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 537,600円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス  81,900円(送料・税込)

・TNTmips 年間バージョンアップ(2回分) 147,000円(税込)
・OpenGIS 年間テクニカルサポート       94,500円(税込)


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困ったときの問題解決フローチャート

▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」



STEP1 「ウェブ検索テクニック」
 ▽オープンGIS検索システム
 http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
 ▽メールマガジン検索システム
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
 ▽マイクロイメージ検索サイト
 http://www.microimages.com/search/
 ▽Google 検索
 http://www.google.co.jp/
 とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
 - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
 を使いこなすと、便利です!


STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]


STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
 http://www.microimages.com/didyouknow/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
 http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
 http://www.microimages.com/refman/


STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。


STEP5「テクニカルサポート」
 テクニカルサポート・ユーザー専用 メールアドレス





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年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
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ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
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また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。



転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
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>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 20MB まで利用できます。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:FTP サイトを 500MB に拡張しました...
>サービスその10:現在計画中です...


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