Subject: [ts-mag:00192] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 182号】 Date: Fri, 24 Dec 2004 20:58:23 +0900 From: Taichi FURUHASHI OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2004/12/24 Keywords: OpenGIS,TNTmips,BIODIC,JIBIS,Clipping,Coordinates,Ortho オープンGIS テクニカル・サポート専用メールマガジン 第182号「 生 物 多 様 性 セ ン タ ー 活 用 術 !! 」 ################################################################# 株式会社 オープンGIS ついに植生図も 1/2.5万の時代がやってきました! http://www.vegetation.jp/ しかもインターネット上でダウンロードできてしまう便利さ。全国整備 と清書まではまだ時間がかかりそうですが、今までの1/5万植生図と見比 べると、その細かさと手軽さには目を見張るものがあります。 (生物多様性センター "植生調査について" サイトより引用) ● そもそも、このデータを公開している環境省の生物多様性センターには (http://www.biodic.go.jp/)、植生図以外にも様々な生物に関する情報 が集約されインターネットを介して提供されていますが、さすがに情報 が多すぎて迷ってしまいます。ただ、貴重なGISデータなども公開さ れておりますので、見逃すわけにはいきません。そこで、今週は生物多 様性センターのサイトを活用するテクニックについてご紹介しましょう! また、あれもこれもと紹介しますと収拾つかなくなりそうですので、 ここではあえて次の3つの情報に絞ります。 (1)文献資料を探す! (2)植生図を見る! (3)実用的なGISデータをゲットする! それではブラウザを起動してみましょう! ● (1)文献資料を探す! ありがたいことに、生物多様性センターの情報提供サイトである生物多 様性情報システム(J-IBIS: http://www.biodic.go.jp/J-IBIS.html)では、 ほとんどの調査資料や報告書を、PDFやエクセルファイルとしてウェ ブ上で閲覧することができます。特に通称「緑の国勢調査」と呼ばれる 自然環境保全基礎調査の資料は、1973年度の第1回から2004年度終了の 第6回までの調査項目とその結果報告書がわかりやすく一覧されていま す。というわけで、文献資料としてあたる場合のオススメは、以下のサ イトの一覧図をじっくり眺めてからクリックしましょう! http://www.biodic.go.jp/kiso/fnd_f.html (2)植生図を見る! 文献の中には、文字情報や数字情報以外にも、地図として公開されてい る情報があります。その中でも特に植生図は利用価値が高いですので、 それぞれどこで公開されているのかピックアップしてみました。 ■【日本の現存植生図】GIF画像 第4回自然環境保全基礎調査の植生調査結果を元に画像を作成したもの。 http://www.biodic.go.jp/vg_map/vg_html/jp/html/vg_map_frm.html ■【第5回以前の1/5万植生図】Web-GIS(要Internet Explorer) 自然環境保全基礎調査分布図を、インタラクティブに操作して表示。 http://www.biodic.go.jp/kiso/map/survey_map_f.html ■【第6回の1/2.5万植生図】JPEG画像 自然環境保全基礎調査 植生調査 テスト公開ホームページ http://www.vegetation.jp/ これらの植生図がいつどのように作られたを知りたい場合は、こちらの 「植生調査の変遷」ページが参考になります。毎回少しずつ変わってい るんですね。 http://www.vegetation.jp/chosa/hensen.html (3)GISデータをゲットする! 文献や見るだけの地図データ以外にも、生物多様性センターのサイトには TNTmips などのGISで利用可能なデータも無償配布されています。その うちのいくつかは、TNTmips で読み込めるようインポータも作ってありま すのでお試しください。 ■第4回基礎調査 植生3次メッシュデータ(1988-1992)[lzh形式:960KB] ■第5回基礎調査 植生3次メッシュデータ(1992-1996)[lzh形式:964KB] http://www.biodic.go.jp/dload/mesh_vg.html ▽自然環境保全基礎調査データのインポート【基本操作】 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/JIBIS_Importer.htm またダウンロードデータ以外にも、植生図をデジタイジングした「自然環 境GISデータ」(1/5万現存植生図シェープファイル)は、使用目的、団 体紹介などを記した借用書を生物多様性センターに提出することで、無償 (送料負担)配布してくれます(審査あり)。見るだけのデータから活用して いくためのデータへと変わっていくといいのですが、第6回基礎調査のデ ータが、より使いやすいGISデータとしても利用可能なのかどうか今後 も目を離せません! ● 以上、とても大雑把ではありますが、生物多様性センターが提供している たくさんの情報のうち、おすすめデータについてご紹介いたしました。 勿論、まだまだ紹介し切れていない貴重なデータがあります。より詳しく 資料を探してみたいときは、全体像を把握するこちらのサイトもオススメ です。地図とDBがマークで分かれているので見やすいですね! http://www.biodic.go.jp/site_map/site_map.html 中身もさることながら、情報の発信と整理整頓テクニックに関しても見習 うところがあると感じる生物多様性センター。 是非ご活用ください! 今週の新プチ・テクニック """"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""" " " 測地系の変換方法ってどうするの? " " " 例えば、Tokyo測地系からWGS84測地系へと、ジオリファレンスの設定 " を変更したい場合以下の方法で行います。 " " 【空間的な位置は変えない方法】 " ▽[編集]>[ジオリファレンス...]機能を実行。 " " ▽[ファイル]>[開く...]でオブジェクトを選択 " " ▽<サブオブジェクトを選択>ウィンドウで、ジオリファレンスサブ " オブジェクトを選択し [OK]ボタンをクリック。 " " ▽<ジオリファレンス>ウィンドウの[セットアップ]>[投影法...] " メニューを選択。 " " ▽<ジオリファレンス オプション>ウィンドウで [出力...]ボタン " をクリックして測地系を World Geodetic System 1984 に変更。 " " ■<ジオリファレンス>ウィンドウの[ファイル]>[保存]メニューで " 上書き保存することで完了。 " " 【空間的に位置を変える方法(ver7.0以降のみ)】 " ▽[サポート]>[メンテナンス]>[Change Coordinates Reference " System...]機能を実行。 " " ▽対象のオブジェクトを選択。 " " ▽<座標参照系>ウィンドウで、変更する測地系を選択。 " " ■<座標参照系>ウィンドウの [OK]ボタンをクリックすると完了。 " " ベクタの場合、ワープという方法もありますが、ここではあえて省 " 略します。 " """" 隔 週 で 新 / 過 去 テ ク ニ ッ ク を 交 互 に 発 信 """" New Things 最新情報 ================================================================= = = 第176号「必要なところだけを切り出し表示!!」【メルマガ】 = http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/mail_mag_176.htm = ================================================================= ■■■■■■ 今 年 も テ キ ス ト 販 売 中 !! ■■■■■■ 昨年部数限定でご提供しました「リモートセンシングテキスト」の改訂版を 今年も作りました!! しかも、値段は安く、中身は濃くなりお買い得です!! 同時に、TNTlite の日本語解説セット も、オープンGIS 独自パッチや、 北海道地図さんの GISMAPTerrain サンプルデータと共にリリースしました。 詳しい内容はこちらをご覧ください。 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ バグ・トラブル情報 ??? ??? ??? ??? 高解像度衛星RPCオルソ補正を行うと、出力結果がずれる! ??? ??? 旧日本測地系で座標情報が定義されたDEMを使用して高解像度衛 ??? 星用RPCオルソ補正を行うと、出力されるラスタの位置が、大き ??? くずれる現象が確認されました。 ??? ??? もし、このような現象が発生した場合、お手数ですが一度DEMの ??? ジオリファレンスを Tokyo測地系から WGS84測地系に変更してから ??? 再度、オルソ補正を行っていただけますでしょうか。 ??? (測地系の変更方法は今週のプチテクニック【空間的な位置は変え ??? ない方法】をご覧ください) ??? ??? ??? 現在、マイクロイメージ社に修正依頼をしております。 ??? 修正され次第メルマガにてご報告いたします。 ??? ??? お手数おかけしますがよろしくお願いいたします。 ??? ??? ??? ??? 今週の話題 on メーリングリスト ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ 今週は特にありませんでした。 ~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ メーリングリストに参加されたい方は、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、 ユーザーさまの間での情報交換の場として 多くの方に利用されています。 ■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■■ 現在の ver7.0 の価格は ver6.9 と変更ありません。 ・TNTmips シングルライセンス 827,400円(送料・税込) ・年間バージョンアップ(2回分) 136,500円(税込) ・年間テクニカルサポート 94,500円(税込) ご不明の点などありましたら、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 困ったときの問題解決フローチャート ▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」 ▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」 ▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」 ▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」 ▼STEP5「テクニカルサポート」 STEP1 「ウェブ検索テクニック」 ▽オープンGIS検索システム http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi ▽メールマガジン検索システム http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi ▽マイクロイメージ検索サイト http://www.microimages.com/search/ ▽Google 検索 http://www.google.co.jp/ とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける) を使いこなすと、便利です! STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語] STEP3 「ドキュメントを読んでみる」 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語] ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」 http://www.microimages.com/didyouknow/ ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語] http://www.microimages.com/getstart/ [英文] ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」 http://www.microimages.com/refman/ STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」 メーリングリストに参加されたい方は、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、 ユーザーさまの間での情報交換の場として 多くの方に利用されています。 STEP5「テクニカルサポート」 テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス ############# このメールマガジンの配信について ################ このメールマガジンは、 年間テクニカル・サポートに加入されている、 ユーザーさまのみを対象としております。 基本的には、登録アカウント1つに対して 1ユーザーを配信対象としておりますが、 例えば、研究室の予算で加入された場合などは、 ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、 計2ユーザーを対象として配信させていただきます。 1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。 学生さん2名が同じくらい使用する場合は、 申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。 また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、 メールマガジンの配信を停止させていただきます。 メールマガジンが配信されなくなった時は、 サポート期限が半年過ぎたとお考えください。 転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、 お手数ですが、弊社までご連絡ください。 テクニカル・サポート活用案内 >サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。 >サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。 >サービスその3:対応は最優先で行います。 >サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。 >サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。 >サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。 >サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 20MB まで利用できます。 >サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。 >サービスその9:現在計画中です... 「これで年間9万円は安い!!」と感じていただけるような サービスを提供していきたいと考えております。 よろしくお願いいたします。 ============ おことわり ============= ※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、 TNTmipsに関わる新しいニュースを、 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。 ※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。 ================================