Subject: [ts-mag:00078] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 72号】 Date: Fri, 01 Nov 2002 10:00:14 +0900 From: Taichi FURUHASHI OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2002/11/1 Keywords: OpenGIS,TNTmips,HGF,Import,ColorScale,ASTER,Ascending,SDF オープンGIS テクニカル・サポート専用メールマガジン 第72号「 4 分 割 す れ ば 、T N T l i t e で も 使 え ま す 」 ################################################################# 株式会社 オープンGIS 1000×1000 ピクセルでも 10000×10000 ピクセルでも... TNTmips ならばメモリとハードディスクの許す限り、 大きなラスタを用いて様々な解析を行えます。 しかし、無料版の TNTlite はというと、 残念ながら 614×512 ピクセルまでしか扱えません。 その代わりに、単なる表示だけではなく、製品版である TNTmips と同様 の解析ができるというメリットが生まれるわけですから、こればっかりは どうしようもありません。 ではあきらめるべきか? いえいえ、そうではありません。 ラスタサイズが大きすぎるのならば、 分割してインポートしてしまえばいいではないですか。 そんな逆転の発想で、北海道地図(株)さんの 10m DEM である GISMAP Terrain HGF ファイルインポータに新機能を追加しました。 ● インポーターを起動しますと、 このように TNTmips モード(1000×1000)でインポートするか、それとも TNTlite モード(500×500)でインポートするかを選択できます。 TNTmips モードの場合は1ファイルを1データとしてインポートしますが TNTlite モードは1ファイルを4分割してインポートします。 それぞれ色合いが若干違うのは、TNTmips が自動的にコントラスト調整 を行っているためで、Group Controls ウィンドウの Tools マークにて コントラスト調整や陰影処理を行えば、あたかもモザイクしたかのように 綺麗につながって表示されますのでご安心ください。 ● また、画面を見て気づかれたかと思いますが、 このインポータでは、日本語によるメッセージウィンドウが現れます。 (技術的にはアプリダットという SML に切り替えたため可能になりました) ですので、お使いの TNTmips や TNTlite の フォント設定に日本語フォ ントが追加されていることを確認したうえで実行してください。 デフォルトのままですと、日本語が正しく表示されません。 日本語フォント設定はこちらをご覧ください。 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/font.htm ● いろいろなことをご紹介いたしましたが、そもそも、北海道地図(株)さん の 10m DEM とはどんなもの? とか、国土地理院さんの 50m DEM とは、 どの程度違うの? などなど、イメージが沸かない方もいらっしゃると思 います。 ご興味ある方は、まずはこちらの詳しい紹介、操作方法をご覧ください。 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/hgf_import.htm 北海道地図株式会社さんの WEB サイトはこちらです。 http://www.hcc.co.jp/ (トップ) http://www.hcc.co.jp/gismap/terrain_spec.html (GISMAP Terain サイト) また、GISMAP Terrain のデータ販売も弊社で取り扱っておりますので、 お気軽にご相談ください。 機能制限を乗り越えれば TNTlite もぐっと使いやすくなります。 アイディアはまだまだあります。 どうぞご期待ください。 今週の新プチ・テクニック """"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""" " " 通常、ラスタの凡例は画像の一部分を切り出したものですが、 " カラースケールが必要な場合もあります。 " " そこで、凡例をカラースケールに変える方法をご紹介します。 " " " ▽まず色を決めるため、Group Controls ウィンドウの Tools マークより " Edit Colors... を選択して Color Palette Editor を起動します。 " " ▽メニューより Palette/Rainbow 4 などお好きな色合いを選択します。 " " ▽メニューより File/Save As... で色合いの情報であるカラーパレット " を保存します。保存先は必ずラスタオブジェクトの下の階層を選択 " してください。 " " ▽保存できましたら、Color Palette Editor を閉じましょう。 " " ▼再度、Group Controls ウィンドウの Tools マークより、Controls... " を選択して Raster Layer Controls ウィンドウを開きます。 " " ▼Legend タブへ移動して、Legend Type を Continuous Color Scale " に切り替えます。 " " ■必要に応じて、パラメータを調整しましたら、OK ボタンを押しましょう。 " これで、Group View ウィンドウの凡例がカラースケールに切り替わります。 " " " " この設定をしておけば、レイアウトの時もカラースケールを呼び出せますよ。 " """" 隔 週 で 新 / 過 去 テ ク ニ ッ ク を 交 互 に 発 信 """" New Things 最新情報 ================================================================= = = HGF インポータをバージョンアップしました。【TNTmips の基本操作】 = http://www.opengis.co.jp/htm/basic/hgf_import.htm = ================================================================= バグ・トラブル情報 ??? ??? ??? ??? 何件か、ASTER 画像が上下左右反転してインポートされてしまう!! ??? との報告をいただいております。 ??? ??? ??? この件につきまして、 ??? ERSDAC さんより情報提供いただきましたので、ご報告します。 ??? ??? ASTER 画像のデータをお使いのみなさまは、 ??? 次の2点にご注意ください!! ??? ??? ◆上昇軌道(南東から北西へ移動する軌道)時に撮影され ??? ◆2002年9月19日以前に、レベル1A から レベル1B へ変換処理されたL1B画像 ??? ??? ??? ??? もし、この2つの条件に当てはまるようですと、TNTmips をはじめ、 ??? 多くの RS ソフト、GIS ソフトにてインポート後、四隅座標の緯度経度 ??? が反転する可能性があります。 ??? ??? これは、レベル1ソフトウェア(Level 1A→B作成)バグであると、 ??? ERSDAC さんよりご報告いただきました。 ??? ??? この情報は ASTER GDS Web の ??? http://www.gds.aster.ersdac.or.jp/gds_www2002/index_j.html ??? トップに Version 04.00R07(2002年9月19日更新)として ??? 記載されております。 ??? ??? ??? そこで、変換処理日の確認方法についてですが、グラニュールID の ??? 下10桁が処理年月日 YYMMDDnnnn (n は連番) に相当しますので、 ??? こちらから判断していただく形になるそうです。 ??? ??? 例: L1B 0210040101010209102345 → 02/09/10 に変換処理 ??? ??? ??? ??? TNTmips でインポートしたら、上下さかさまになってしまった... ??? というユーザさまは、ASTER データの入手方法を一度確認してください。 ??? ERSDAC さんによると、次のどちらかで対応するとのことですので、 ??? ??? ●有料ユーザ:ERSDAC さんが修正データを送ってくれる ??? ●無料ユーザ:再オーダが可能 ??? ??? 修正データを依頼される場合は、お手数ですが ERSDAC さんの ??? ユーザサービス宛までご連絡していただけますでしょうか。 ??? ??? ??? よろしくお願いいたします。 ??? ??? ??? ??? 今週の話題 on メーリングリスト ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ ~ ユーザーさまより、国土地理院さんの ~ 数値地図2500(空間データ基盤) インポート結果の報告をいただきました。 ~ ~ TNTmips では、Import/Export 機能の中に SDF(Spatial Data Framework) ~ という名前でデフォルトインポートが可能ですが、数値地図2500(空間 ~ データ基盤)は、CD-ROM やネットでのダウンロード、またデータの ~ 範囲によって、若干フォーマットが異なっております。 ~ ~ そのため、インポート時の挙動がそれぞれ異なります。 ~ ~ 弊社でも、現在詳細をチェック中ですので、詳しいことがわかり次第 ~ ご報告させていただきます。 ~ ~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ メーリングリストに参加されたい方は、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、 ユーザーさまの間での情報交換の場として 多くの方に利用されています。 ☆☆☆ バ ー ジ ョ ン ア ッ プ が 年2回 と な り ま し た ☆☆☆ いままでの年3回バージョンアップから年2回に変更されました。 同時に、年間バージョンアップ契約も、140,000円で2回分となりました。 前倒しで購入されていた分に関しましては、3回としてカウントされます が、今後申し込まれた方は、2回分としてカウントされます。 また、今まで新規購入の際に1回分のフリーアップグレード・サービスが ありましたが、こちらのサービスもなくなりました。 新規購入された場合、そのバージョンのみの対応となります。 わからない点などありましたら、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■■■■■■■ 料 金 改 定 し ま し た ! ! ■■■■■■■ 最近の円高に合わせまして、料金を改定を行いました。 今まで、日本語解説書・動作チェック・手数料などを含めまして、 1ドル = 150円(130円 + 20円) 換算で行っておりましたが、 1ドル = 140円(120円 + 20円) 換算へ変更いたしました。 例えば、TNTmips シングルライセンスの場合、 旧価格 900,000円 から 新価格 840,000円 となります。 普段より、元価格にあまり上乗せしていない分、 円相場に応じて価格が変動いたしますことを ご理解よろしくお願いいたします。 わからない点などありましたら、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ############# このメールマガジンの配信について ################ このメールマガジンは、 年間テクニカル・サポートに加入されている、 ユーザーさまのみを対象としております。 基本的には、登録アカウント1つに対して 1ユーザーを配信対象としておりますが、 例えば、研究室の予算で加入された場合などは、 ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、 計2ユーザーを対象として配信させていただきます。 1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。 学生さん2名が同じくらい使用する場合は、 申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。 また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、 メールマガジンの配信を停止させていただきます。 メールマガジンが配信されなくなった時は、 サポート期限が半年過ぎたとお考えください。 転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、 お手数ですが、弊社までご連絡ください。 テクニカル・サポート活用案内 >サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。 >サービスその2:TNTmipsに関するどんな質問にも対応します。 >サービスその3:対応は最優先で行います。 >サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。 >サービスその5:電話・電子メールも、もちろん最優先で対応いたします。 >サービスその6:週に1回メールマガジンを配信します。 >サービスその7:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。 >サービスその8:サポート対応で FTP サイトを 20MB まで利用できます。 >サービスその9:現在計画中です... 「これで年間9万円は安い!!」と感じていただけるような サービスを提供していきたいと考えております。 よろしくお願いいたします。 ============ おことわり ============= ※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、 TNTmipsに関わる新しいニュースを、 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。 ※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。 ================================