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HGF形式 DEM の Import 方法
エ イ チ ジ ー エ フ け い し き デ ム の イ ン ポ ー ト ほ う ほ う

 
50m DEM ではちょっと粗いし...
 かといって空間内挿しても、どうしても無理が生じてしまうし...

そんなときにお薦めなのが、北海道地図さんの 10m DEM 「GISMAP Terrain」  日本全国そろっている標高データとしては、おそらく一番空間解像度の高いデータだと思います。

今回は、この GISMAP Terrain のオリジナルフォーマットである HGF 形式インポータを作成してみました。
 高さスケールが10cm単位ですのでご注意くださいね!


北海道地図株式会社
GISMAP Terrain 解説ページ



This Information was checked by Windows XP (TNTmips 6.5/6.6/6.7)
●1. ダウンロード
SML をダウンロード
●2. インポート
SML を実行してインポート
●3. スケールの変更
スケールをm単位に変更する
●4. データを見てみる
50m DEM と どのくらい違う?





 

  ウ ン ロ ー ド


 GISMAP Terrain の 標準フォーマットである HGF ファイルをインポートするには、インポート用ツールをダウンロードする必要があります  



▼HGF インポータ SMLのダウンロード

ロッピーマークをクリックしますと、HGF ファイルのインポータがダウンロードできます。

 Mac でのファイル名バグを修正しました!!(2002.3.7)
 1行10セル以外の HGF にも対応しました!!(2002.6.10)
 Mac での右端一列空セルバグを修正しました!!(2002.10.29)
 TNTlite に対応しました!!(2002.10.29)
 若干操作性を良くしました!!(2002.11.14)

  HGF_Import_v21.sml [約0.1MB]






 

  ン ポ ー ト


 ダウンロードした SML を実行すると、あとは必要な情報を自動的に聞いてきます  ファイル名や出力先を指定したらあとは待つだけ... とっても簡単です



▼Process/S M L/Run... を選択

TNTmips を起動しましたら、メインメニューより Process/S M L/Run... を選択します。 すると Select Files ウィンドウが現れます。

 



▼SML ファイルを開きます。

Select File ウィンドウがでてきましたら、HGF_Import_v21.sml ファイルのある場所まで移動して選択後、OK ボタンを押します。

ダ階層間の移動には、右上にあります Go To ボタンや、Up One Level ボタンを使うのが便利です。

 



▼左端の GISMAP Terrain ボタンを押せば実行!!

smlファイルを読み込むと、5個のボタンが現れますが、まず一番左側のボタンをクリックしてください。 これで自動的に HGF インポータが実行されます。

 



▼インポート方法の選択

HGF データをそのままインポートすると、TNTlite では扱えないサイズ(1000×1000)になります。そこで HGF ファイルを四等分(500×500)する、TNTlite モードも選べます。どちらかを選んでください。

 



▼モード表示

TNTmips モードか TNTlite モードか、どちらを選択したのかを表示します。OK ボタンを押しましょう。

 



▼HGF ファイルの指定

Select File ウィンドウがでてきます。 ここでは、インポートする HGF ファイルをひとつ選択します。 選択(黒枠で囲む)ができましたら OK ボタンをクリックしましょう。

 



▼保存先フォルダの指定

、Select Folder ウィンドウが現れますので、出力先フォルダを選択してください。選択したフォルダの中に、インポートファイルが保存されます。

 



▼座標系の指定

使用する座標系の設定を行います。 といってもファイル名についています2次メッシュコードから自動的に座標を与えますので、通常は下の画面のように SYSTEM... を Latitude/Longitude に、Datum... を Tokyo - JAPAN に設定してください。

きましたら、OK ボタンを押すとインポート処理が行われます。

 



▼準備はいいですか?

ほぼ設定は終了です。あとは、OK ボタンを押すと処理が始まります。

 



▼「完了しました!!」と表示されたら処理終了

メッセージと共に、保存ファイル名や保存オブジェクト名が現れますので、忘れないうちにメモしておきましょう。おつかれさまでした。

 





 

  ケールの変更


 インポートした10m DEMの高さスケールは10cm単位ですので、m単位で扱えるように高さスケールを変更します。



▼Tools/Manage Project Files...を選択

メニューよりTools/Manage Project Files...を選択します。

▼Project File MaintenanceウィンドウでEdit...ボタンをクリック

Project File Maintenanceウィンドウが現れましたら、インポートしたオブジェクトを選択し、Edit...ボタンを押します。
サブオブジェクトレベルまで行かないように注意してください。


▼Value Scaleを変更する

Edit Object Informationウィンドウが現れます。このウィンドウのScale欄のValue Scaleを0.1に変更します。こうすることで常にラスタ値(標高値)を0.1倍していることになりますので、標高値を10cm単位ではなくm単位の値として考えることが出来ます。







 

  ー タ を 見 て み る


 ちゃんと HGF ファイルがインポートされたかどうか、確認してみましょう  そして、50m DEM と比較してみましょう...



▼Display 機能を選択!!

ートしたデータを表示するには、メインメニューより Display/Spatial Data... を選択後、New 2D Group ボタンをクリックします。 すると下のように Group Controls ウィンドウと Group View ウィンドウのペアが画面上に現れます。

 



▼Controls ウィンドウで Add Raster ボタンをクリック

Group Controls ウィンドウにずらっと並んだボタンの中から Add Rasterボタンをクリックして Quick-Add Single... を選択しましょう。


 



▼ファイルの名前は GISMAP_Terrain.rvc

Select Objects ウィンドウがでてきましたね。 それでは先ほどインポート作業で指定した出力先のディレクトリの中へ移動しましょう。 そこには GISMAP_Terrain.rvc という名前の RVC ファイルが生成されていると思います。

RVC ファイル名をダブルクリックして中を開くと、HGF_****** という名前のラスタ・オブジェクトが見つかります。 このオブジェクト名をダブルクリックして、右側にある Selections の枠内に指定されましたら、下にあります OK ボタンをクリックします。

 



▼これで表示完了!!

ですか? TNTmips モードでインポートした場合は、下のように表示されます。 うまく表示されない場合は、再度インポートを行ってみてください。

 



▼TNTlite モードではこのように!!

のファイルを4分割する TNTlite モードでは、それぞれコントラスト調整がされるので、このように表示されるはずです。

 



▼試しに 50m DEM と比較してみる

どの程度国土地理院さんの 50メッシュ[標高] DEM と違うか比べてみたくなりますね。 そこで、同じ場所の DEM を比較してみました。 まず下に表示したのが 50m DEM です。 黄色いラインは、現地で取得した GPS の経路ログを重ねたものです。

 



▼こっちが GISMAP Terrain

細かくて滑らかな地形を表現しているのが、一目瞭然です。 単純に 50m DEM を空間内挿しただけではこのように出力されませんね。

 



▼50m DEM を、ぐぐぐっと拡大!!

大きく拡大してみますと、50m DEM ではもう判読が難しいほどのマス目模様ですが...

 



▼GISMAP Terrain も同じく拡大!!

GISMAP Terrain では、まだまだ細かい尾根谷までしっかり表現されています。 ちょうど黄色いラインの GPS ログが尾根谷のジグザグを的確に捉えているのがわかると思います。

 



▼モザイクも簡単!!

HGF インポータは自動的に座標情報も付けますので、モザイク作業も手間いらず。 どうぞ美しい成果図や、データ解析にお役立てください。

 



▼いくらするの?

気になるのはやはり値段かと思います。 大まかにいうと2次メッシュ1図幅あたり約3万円。 それは高い!! と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

50m DEM は日本全国揃えても、3万円もしないですが、10m 解像度の DEM を作るのは、大変な労力が必要です。 1/2.5万 地形図の等高線を1本1本入力して、空間内挿した結果を検証して... そういった手間を考えると、1図幅で約3万円という価格はむしろ安いのではないでしょうか。

GISMAP Terrain のご購入は、弊社もしくは北海道地図さんにお問い合わせください。 GIS の世界がまた一つ広がります。


この解説ページは、
北海道地図株式会社様の御協力により作成いたしました。



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2003.11.14 更新

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