Subject: [ts-mag:00109] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 314号】
Date: Thu, 06 Sep 2007 14:24:48 +0900
From: WAZA Toshihiko
OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2007/08/31
Keywords: OpenGIS,TNTmips,Version Update Code,Option Enable Code
オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン
第314号「 T N T 製 品 の 3 つ の コ ー ド 」
#################################################################
株式会社 オープンGIS
今週は、TNT製品にまつわる、いくつかのコードについてご説明しま
す。
●「バージョンアップ・コード」
英語は、Version Update Code です。
これは、古いバージョンから最新バージョン(今はv73)にアップグレード
する際に発行されるコードです。
(バージョンアップ・コードの例)
A1B2 C3D4 E5F6 7890
インストールの際使用します、とご案内しています。
現在、マイクロイメージは『30日間の無料試用キャンペーン』を行って
います。購入前に最新バージョンをご「試用」中であれば、30日間の試
用期間が切れるまでお使いください。期間が切れた時点で、コード入力
を促されます。その際、上記コードを入力すると、そのまま継続して使
うことができます。
(30日間の無料試用キャンペーン)
http://www.opengis.co.jp/htm/info/v73_info.htm#latest
あるいは、ご注文後、コードを発行した以降にダウンロードしたTNT
製品をお使いになると、Full、Minimum バージョンとも、コードを使わ
ずにTNT製品を使用することができます。
その理由は、バージョンアップの注文を受けると、マイクロイメージは
注文されたライセンスキーの番号を毎週リリースするTNT製品に書き
込んでいるからです。
購入者がコード発行日以降のTNT製品を使うと、許可されたライセン
スキーに対しては、コード入力しなくても使えるようになります。
もらったコードを使わないのも不安です。しかし、この仕組みを知ると、
納得される方が多いようです。
話は違いますが、年間バージョンアップを予約注文されますと、コード
の発行はございません。先ほどのように、注文した時点で、キーの番号
と購入したバージョンの情報がソフトウエアに書き込まれ、ユーザはそ
の時になれば、何もせずに使用することができます。ライセンスキーは
挿しておく必要はありますが。
● キーの交換
パラレルキーなどの古いキーを新しいUSBキーに交換する際にもコー
ドが発行されます。
以前は、お持ちのライセンスキーをまず戻していただき、米国に送り返
し、代わりに新しいキーをもらうというのが主流でした。
最近では、ユーザの便宜をはかって、先行してUSBキーが送られてき
ます。
新しいキーを受け取ってTNT製品を立ち上げると、以下のようなメッ
セージが表示されます。
先行して送られてくるUSBキーには、このように2週間ほどの期間設
定がされています。その間に以前のキーを米国に送り返します。
期間内にキーが米国に届くと、期間設定を解除するコードがマイクロイ
メージから発行されます。
これも、バージョンアップ・コードと同じく、16桁の16進数です。
期間内であれば、「オプションを有効にする...」(Enable Options...)
のメニューからコードを入力します。
コードがライセンスキーに書き込まれ、上のメッセージが出なくなれば、
解除成功、交換完了です。
期限が過ぎた場合は、[スタート] ボタンから「すべてのプログラム」>
「MicroImages」>「TNT Products 2007-73」>「License
Configuration」を選んで入力します。
なお、お使いのTNT製品がある程度最新でないと、交換できません。
バージョンが古いと、USBキーが認識されないためです。
● オプションの追加
最後に、オプションを追加する際に発行されるコードについて説明しま
す。
数年前、TNTで使用するデジタイザやスキャナーのドライバーは有料
でした。現在、これらはすべて標準サポートされ、唯一大判(A2以上)印
刷用のプリンタドライバ(P15) だけが別売りとして残っています。
ここ数年、ハード自体が安くなっているので、このオプションはかなり
割高に感じられます。教育用のSALライセンスでは標準で大判印刷が
可能です。
さてこのコードは「オプション・イネーブル・コード(Option Enable
Code)」と呼ばれ、キーの交換でご紹介した「オプションを有効にする...
」(Enable Options...)メニューで入力します。
コードがライセンスキーに書き込まれ、オプションが使えるようになり
ます。
この図は、「操作ツール」>「システム」>「プリンター...」の<プリ
ンター設定>ウィンドウです。[メディアサイズ] を選ぶと、A3より大き
な用紙サイズが選べるようになりました。
・・・
最後に、3つのコードとその入力場所について整理しました。
P15のオプション追加は、多分ライセンス・コンフィギュレーションから
も可能です。
バージョンアップ・コードについては、イネーブル・オプションやライ
センス・コンフィギュレーションのウィンドウからは受け付けないよう
です(図の×)。
バージョンアップ・コードでトラブった場合は、コードの発行日以降の
リリースをダウンロードしてお使いください。コード入力が不要になり
ますので。
□■Tips□■
===============================================================
ラベルを表示すると、混み合うときがあります。
そのときは、条件式を使って、小さなポリゴンはラベル表示しないよう
にします。
ダイナミックラベルを"スクリプトによる"にして、ある面積より大きけ
れば表示するという条件式を入力します。
少しはすっきりしました。
===============================================================
エラー・バグ・トラブル
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
○メルマガ【第310号】で報告しました「 v73 で、カラーマップを適用
して地図画像25000のラスタ4個をモザイクすると処理の最後にエラーが
発生する」が修正されました。
【エラー番号】DMD14472E - Raster Mosaic: Crashes trying to create
pyramid tiers when Apply Colormaps is enabled
2007年8月20日以降の2007:73 Release Version をご使用ください。
http://www.microimages.com/downloads/tntpatch/v73release.htm
○メルマガ【第302号】で報告しました、<ベクタレイヤコントロール>
ウィンドウで、属性を使ってスタイルを変える場合、"Internal.y" しか
選択できないというエラー(2006:72)が修正されています。
【エラー番号】crr14032E - Style Assignment: Can't choose
Internal.x or Internal.z when styling by attribute
修正日:2007年6月7日、対象バージョン:v72以降。
○メルマガ【第303号】で報告しました「Windows Vista v73 で、表示マ
ネージャの「オプション」>「表示ウィンドウオプション...」を選ぶと
"tntdisp.exe" エラーが出る」が修正されています。
【エラー番号】crr14090E - Display: hangs when choose Options /
View Options in Display Manager
修正日:2007年6月15日、対象バージョン:v73以降。
○メルマガ【第310号】で報告しました、正規化のコントラストにおいて、
出力の正規分布のヒストグラムの中央のラインを左にドラッグすると、
分布の形が小さくなるエラーが修正されています。
【エラー番号】crr14481E - Display, Contrast Enhancement: Moving
median line left and right gives inconsistent changes to output
histogram
修正日:2007年8月14日、対象バージョン:v73以降。
○メルマガ【第308号】で報告しました、Windows XP 64bit版において、
8-bit 符号付きラスタの負値が白く表示される(32bit版 Windows では問
題ありません)エラーが修正されています。
【エラー番号】crr14402E - 64-bit machine; Display: negative
values rendered white in 8-bit signed raster
修正日:2007年7月25日、対象バージョン:v73以降。
○メルマガ【第303号】で報告しました、V73 の編集作業中に、以下のよ
うなメッセージがおよそ1分置きに繰り返され、それにつれて、C ディ
スクのTMP ファイルがだんだん増えるエラーが修正されています。
Unable to share access to file:
"c:\temp0006.TMP"
System Error Code = 32
Error code = -1136 TNT Version: 2007:73
【エラー番号】crr14098E - SD Edit: Get 'Unable to share access to
file' message while editing
修正日:2007年6月26日、対象バージョン:v73以降。
○メルマガ【第294号】で報告しました、Windows 64bit で V73 が起動
できないエラーが修正されています。
【エラー番号】crr13387E - Installer (Windows): 64-bit:get missing
gdall.dll message when starting TNTmips
修正日:2007年4月4日修正、対象バージョン:v73以降。
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
機能要求
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
●「各種図形」>「リプロジェクト...」メニューにおいて、ベクタを平
行移動できるようにしてほしい。
【機能要求番号】DMD14628N - Vector/CAD Warping: Add "x-shift" and
"y-shift" features for moving the data
●教師なしの画像分類(ISODATA)において、分類後のクラスのマージ処理
で、CLASS テーブルの情報が正しく更新されない。
【機能要求番号】crr14646N - Raster Classification: update the
class table when classes are merged
マイクロイメージによると、これはエラーではなく、もともとの仕様と
のことです(→エラーではなく、新機能要求に)。
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
□■ TNT製品アップグレードの値上げのお知らせ □■
===============================================================
★ 2007年9月15日から、旧バージョンから最新バージョン2007:73へのア
ップグレード価格が引き上げられます(従来価格から最大2倍)。
(9月15日以降の価格表)
http://www.opengis.co.jp/img/info/kakaku_list.pdf
★ 本体価格、年間バージョンアップ(年1回)、ライセンスキーの交換の
費用はそのままです。
★ 旧バージョンをお持ちのユーザ様あてに、マイクロイメージ社から、
郵送あるいはFAX で、価格変更のお知らせが発送されています。内容に
つきまして不明点がございましたら、弊社までお気軽にお問い合せくだ
さい。
☆ マイクロイメージの最近の価格表によると、9月15日以前のアップグ
レード料金もこれまでの価格から若干値上げされております。
<お問い合せ窓口>
メール: <sales@opengis.co.jp>
電話: (03)3623-2851
FAX : (03)3623-3025
何卒よろしくお願い申し上げます。
===============================================================
■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■
・TNTmips シングルライセンス 890,400円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 537,600円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス 81,900円(送料・税込)
・TNTmips 年間バージョンアップ(年1回分) 147,000円(税込)
・OpenGIS 年間テクニカルサポート 94,500円(税込)
◇ HASP-USB キーへの交換 19,950円(税込)
http://www.opengis.co.jp/htm/catalog/tntinfo/tntinfo_fixed_license.htm
※交換に際して、お持ちのTNT製品が最近のバージョンである必要があり
ます。
◆ 特別アカデミックライセンス(SAL)のご紹介
http://www.opengis.co.jp/img/info/SAL_price.pdf
<買取>と<レンタル>の2種類があります。
◇『TNTlite日本語解説セット』V72版 好評販売中!!
(プログラム及びサンプルデータCD付き)
<目次>
1.空間データの表示
2次元データの表示
3次元鳥瞰図の作成
2.衛星データの取り込み
3.ジオリファレンス
地図画像への座標情報付与
衛星画像への座標情報付与
4.GPSデータの取り込み
5.標高データの解析
陰影図の作成
断面図の作成
勾配・斜面方位の演算
http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm
☆ 新たな項目を追加して、V73 用に改訂中です。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
困ったときの問題解決フローチャート
▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」
STEP1 「ウェブ検索テクニック」
▽オープンGIS検索システム
http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
▽メールマガジン検索システム
http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
▽マイクロイメージ検索サイト
http://www.microimages.com/search/
▽Google 検索
http://www.google.co.jp/
とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
- や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
を使いこなすと、便利です!
STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]
STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
http://www.microimages.com/didyouknow/ [英文]
▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
http://www.microimages.com/refman/
STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
メーリングリストに参加されたい方は、
info@opengis.co.jp までご連絡ください。
弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。
STEP5「テクニカルサポート」
テクニカルサポート・ユーザー専用 メールアドレス
############# このメールマガジンの配信について ################
このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。
基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。
1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。
また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。
メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。
転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。
テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で
対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを
進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 5 GB まで利用できま
す。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:FTP サイトを 5 GB に拡張しました...
>サービスその10:現在計画中です...
テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス
テクニカル・サポート・ユーザー専用 FTPアカウント(最大容量5GB)
●テクニカルサポート用にスカイプのIDを用意しました。
テスト利用のためオフライン時は、申し訳ありませんが使用できません。
============ おことわり =============
※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、
TNTmipsに関わる新しいニュースを、
毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。
※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。
================================