Subject: OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 255号】
    Date: Mon, 26 Jun 2006 09:29:03 +0900
    From: WAZA Toshihiko

OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users     2006/06/23
Keywords: OpenGIS,TNTmips, Polygon Merge, Dissolve, North Arrows


オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第255号「  ポ リ ゴ ン の マ ー ジ  」
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                       株式会社 オープンGIS



マージとは、結合、合体、1つにすることですが、
ポリゴンのマージと、ベクタのマージでは、処理の内容が違います。


●ベクタのマージ

複数のベクタを1つにすること。コマンドはV72では「各種図形」>「マ
ージ」>「ベクタ...」を使用します。V72以前では「解析処理」>「ベク
タ」>「マージ...」です。

例えば、3個の三角形からなるベクタと、3個の円からなるベクタをマ
ージすると、こうなります。



交差部にノード(結節点)が発生します。


●ポリゴンのマージ

隣接するポリゴンの間の境界線を削除して、大きなポリゴンにまとめ上
げる作業のことをさします。過去のメルマガでも紹介していますが、『
ディゾルブ』コマンドを使用します。
 http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/mail_mag_188.htm

TNTmipsでは、ディゾルブ処理は2箇所で実行できます:

a)「メイン」>「編集」の空間データエディタ
b)「各種図形」>「フィルタ...」(ともにV72)

b)を使った方法については、前述のメルマガで紹介していますので、今
回は a)の方法を試してみます。結果は同じになるべきですが、処理速度
的には、データサイズが大きいときはb)の方が圧倒的に早かったです。


・・・


空間データエディタでのディゾルブ処理

▼ 空間データエディタで、先ほどマージした三角形と円のベクタを編集
用データとして開きます。

▼ ディゾルブするために、ポリゴンに属性を付けます。同じ属性に挟ま
れた境界線が削除されます。




▼ <ベクタツール>ウィンドウの[フィルタ] にある[ディゾルブポリゴン]
 ボタンを押します。




▼ 先ほどの属性を選択します。




▼ 色を赤に変えて、[テスト] ボタンを押しました。赤いラインがディ
ゾルブ後に残るラインです。




▼ [実行] ボタンを押します。




▼ ウィンドウを閉じるには、[キャンセル] ボタンを押します。




残った不要なノードを削除したいときは、オブジェクトアイコンの上で
右クリックして、「不要なノードを削除」を選びます。




最終結果はこのようになります。ポリゴンが統合されました。





・・・


ベクタのマージ(合体)をしたい時は、『マージ』コマンドですが、
ポリゴンのマージ(統合)をしたい時は、『ディゾルブ』コマンドを使用
してください。







□■Tips□■
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サンプルの方位記号(north.rvc)が、TNTmipsをインストールしたフォル
ダに用意されています。

◆Windowsであれば、CディスクのProgram Files/MicroImages/TNT_72
◆マックであれば、アプリケーションフォルダのTNT products 
2006-72/ProgramFiles

V72を使って、使ってみましょう。

▼ <表示マネージャ>ウィンドウで「表示」>「新規作成」>「印刷用レイ
アウトの新規作成」を選び、オブジェクトを表示します。




▼ 方位マークはCADオブジェクトです。ジオリファレンスを持ったオ
ブジェクトと同じグループに選ぶと、表示がおかしくなります。[2次元
グループの追加] ボタンを押して、方位用のグループを作成します。




▼ 方位を選択します。[サムネイル一覧を見る] を押すと、一覧が表示
されます。方位をクリックして選択します。




▼ 表示ウィンドウの[配置] ボタンを押します。方位マークをドラッグ
して位置を調整します。サイズは、ロックを解除してマークの周辺をド
ラッグするか、"相対ズーム"に数値を入力します。




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エラー・バグ・トラブル
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●マック版V72の地形特性メニューで計算される方位(Aspect)ラスタがウ
ィンドウズ版の計算結果と違っています。
【エラー番号】btc11036E - Raster Topographic Properties: Produces 
different Aspect Rasters for Windows and Mac

● V72でのASTER-HDFの読込みエラー(V71では問題ありません)が修正さ
れました。
【エラー番号】btc10930E - Import Raster: ASTER HDF - Import works 
in 71, gives 'Warning or errors have occurred while importing' in 
72

6月28日以降のV72のパッチで修正されます。ご迷惑をおかけしました。

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◆◇ ご 案 内 ◆◇
..................................................................

◆ 2006:V72用のWindows版インストールガイド(PDF)を公開しました。
 http://www.opengis.co.jp/htm/win_inst/mips72_Win_install_guide.pdf

◆ 2006:V72用のMacintosh版インストールガイド(PDF)を公開しました。
 http://www.opengis.co.jp/htm/mac_inst/mips72_Mac_install_guide.pdf

..................................................................





■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■


現在の 2006:72 の価格

・TNTmips シングルライセンス 890,400円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 537,600円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス  81,900円(送料・税込)

・TNTmips 年間バージョンアップ(2回分) 147,000円(税込)
・OpenGIS 年間テクニカルサポート       94,500円(税込)

・2005:71 --> 2006:72へのアップグレード   88,200円(税込)
・2004:70 --> 2006:72へのアップグレード  132,300円(税込)
・2003:69 --> 2006:72へのアップグレード  169,050円(税込)


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困ったときの問題解決フローチャート

▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」



STEP1 「ウェブ検索テクニック」
 ▽オープンGIS検索システム
 http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
 ▽メールマガジン検索システム
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
 ▽マイクロイメージ検索サイト
 http://www.microimages.com/search/
 ▽Google 検索
 http://www.google.co.jp/
 とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
 - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
 を使いこなすと、便利です!


STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]


STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
 http://www.microimages.com/didyouknow/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
 http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
 http://www.microimages.com/refman/


STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。


STEP5「テクニカルサポート」
 テクニカルサポート・ユーザー専用 メールアドレス





############# このメールマガジンの配信について ################

このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。

1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。


また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。



転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。



テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 20MB まで利用できます。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:FTP サイトを 500MB に拡張しました...
>サービスその10:現在計画中です...


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テスト利用のためオフライン時は、申し訳ありませんが使用できません。





============ おことわり =============

※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、
 TNTmipsに関わる新しいニュースを、
 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。

※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。

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