Subject: [ts-mag:00199] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 188号】 Date: Sat, 12 Feb 2005 12:25:01 +0900 From: Taichi FURUHASHI OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2005/02/11 Keywords: OpenGIS,TNTmips,Dissolve,Filter,Poster,MacOS,Linux,HASP オープンGIS テクニカル・サポート専用メールマガジン 第188号「 邪 魔 な ラ イ ン は デ ィ ゾ ル ブ で 消 去 ! 」 ################################################################# 株式会社 オープンGIS 1/2.5万の地形図で日本全国をカバーする時、当然1枚の紙には収まりません。 そのため、図幅(ずふく)というより小さい空間単位ごとに分割し、例えば 「母島北部図幅」とか「母島南部図幅」といった具合に、必要な図幅の組 み合わせだけで作業を行います。 話をGISの世界に当てはめても、この現状はあまり変わっていません。 必要なデジタルデータを購入したら、複数図幅に分かれて送られてきた!! ということはよくあります。 さて、この各図幅の境界、精度良くきっちり分割されているかといいます と、結構曖昧な場合があります。例えば2つの図幅を一緒に表示してみる と小さな隙間があったり、逆にお互いにオーバーラップしていたり… それでも、複数図幅をマージして1つのデータにしなければならない、 そんな危機的状況を救ってくれる有り難いGISテクニックがあります。 今週は図幅結合時などによく使う「ディゾルブ」テクニックについてご紹 介しましょう。 ● まずはサンプルデータで処理の結果を見てみましょう。 本当に複数図幅が複雑に絡み合っているとわかりにくいですので、今回は シンプルな都道府県境界ベクタデータを用意しました。 各ポリゴンには、ローマ字(NAME)、漢字(KANJI)、地域名(ZONE)の3種類 の属性フィールドが与えられています。 このデータに対して、ディゾルブ処理を行うとこのようになります! つまり、ある属性フィールドに注目しながら、同じ属性であれば境界線を 消してしまうという処理。これが「ディゾルブ」です。 ● それでは具体的な作業方法をご紹介いたしましょう。 早速結果を見てみましょう! まずは、属性がどうなったかといいますと、ポリゴン属性:設定が [組み 合わせ] にした場合、データベーステーブルはこのようになります。 元のデータに出力結果を重ねて、ちょこちょこっと調整すると… なかなかよさそうですね。 ● ディゾルブ以外にも、まだまだベクタのフィルタ処理にはたくさんの種類 があります。この作業は、あのフィルタとこのフィルタを組み合わせると できそうだなぁ… といった想像ができるようになるともはやGISのプロ。 一度に全部は無理ですが、少しずつでもその特徴を掴んでおくことをオス スメいたします。 そんな時間がないよ! という時は、こちらのポスターも便利ですよ! http://www.opengis.co.jp/img/gallery/Vector_Operation.pdf (約1MB) 今週の新プチ・テクニック """"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""" " ver7.0 の新機能をひとつ。 " " ポイントスタイルエディタで、ver6.9 までは表現できなかった " シンボル縦横比調整が可能になりました。 " " " " ▼縦長にしたとき " " " " ▼横長にしたとき " " " " これで、同じシンボルに変化を与えて、表現できるマークの幅が " 広がりました。ちょっとしたことですが、うれしい機能ですね。 " """" 隔 週 で 新 / 過 去 テ ク ニ ッ ク を 交 互 に 発 信 """" New Things 最新情報 ================================================================= = = TNTmips ver7.0 for MacOSXのインストールガイド【PDF:2.2MB】 = http://www.opengis.co.jp/htm/mac_inst/mips70OSX_install_guide.pdf = = 価格表にフローティング価格の追加【TNT製品価格表】 = http://www.opengis.co.jp/img/info/kakaku_list.pdf = = キーワードを更新しました!【OpenGIS検索サイト】 = http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi = = 第182号「生物多様性センター活用術!!」【メルマガ】 = http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/mail_mag_182.htm = ================================================================= ■■■■■■ 今 年 も テ キ ス ト 販 売 中 !! ■■■■■■ 昨年部数限定でご提供しました「リモートセンシングテキスト」の改訂版を 今年も作りました!! しかも、値段は安く、中身は濃くなりお買い得です!! 同時に、TNTlite の日本語解説セットも、オープンGIS 独自パッチや、 北海道地図さんの GISMAPTerrain サンプルデータと共にリリースしました。 詳しい内容はこちらをご覧ください。 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ バグ・トラブル情報 ??? ??? ??? ??? Linux 版のTNTmips ver7.0 をインストールすると、HASPライセ ??? ンスドライバが認識されない場合があります。 ??? ??? そんなときは、HASPキーの開発元であるアラジン社のサイト ??? http://www.aladdin.com/support/hasp/hasp4/linuxdrv.asp ??? にあるドライバをダウンロードして再インストールしてみてください。 ??? ??? 例えば、RedHut Linux の場合 ??? HASP Device Driver Installation Supports ??? ftp://ftp.ealaddin.com/pub/hasp/new_releases/linux/HDD_RPM_RedHat_i386_AllDrv.tar.gz ??? ??? をダウンロードしてrpm -i ファイル名 [enter]とするだけでOK! ??? ??? ??? ??? ??? ??? 今週の話題 on メーリングリスト ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ 今週は特にありませんでした。 ~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ メーリングリストに参加されたい方は、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、 ユーザーさまの間での情報交換の場として 多くの方に利用されています。 ■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■■ 現在の ver7.0 の価格は ver6.9 と変更ありません。 ・TNTmips シングルライセンス 827,400円(送料・税込) ・年間バージョンアップ(2回分) 136,500円(税込) ・年間テクニカルサポート 94,500円(税込) ご不明の点などありましたら、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 困ったときの問題解決フローチャート ▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」 ▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」 ▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」 ▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」 ▼STEP5「テクニカルサポート」 STEP1 「ウェブ検索テクニック」 ▽オープンGIS検索システム http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi ▽メールマガジン検索システム http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi ▽マイクロイメージ検索サイト http://www.microimages.com/search/ ▽Google 検索 http://www.google.co.jp/ とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける) を使いこなすと、便利です! STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語] STEP3 「ドキュメントを読んでみる」 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語] ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」 http://www.microimages.com/didyouknow/ ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語] http://www.microimages.com/getstart/ [英文] ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」 http://www.microimages.com/refman/ STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」 メーリングリストに参加されたい方は、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、 ユーザーさまの間での情報交換の場として 多くの方に利用されています。 STEP5「テクニカルサポート」 テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス ############# このメールマガジンの配信について ################ このメールマガジンは、 年間テクニカル・サポートに加入されている、 ユーザーさまのみを対象としております。 基本的には、登録アカウント1つに対して 1ユーザーを配信対象としておりますが、 例えば、研究室の予算で加入された場合などは、 ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、 計2ユーザーを対象として配信させていただきます。 1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。 学生さん2名が同じくらい使用する場合は、 申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。 また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、 メールマガジンの配信を停止させていただきます。 メールマガジンが配信されなくなった時は、 サポート期限が半年過ぎたとお考えください。 転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、 お手数ですが、弊社までご連絡ください。 テクニカル・サポート活用案内 >サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。 >サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。 >サービスその3:対応は最優先で行います。 >サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。 >サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。 >サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。 >サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 20MB まで利用できます。 >サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。 >サービスその9:現在計画中です... 「これで年間9万円は安い!!」と感じていただけるような サービスを提供していきたいと考えております。 よろしくお願いいたします。 ============ おことわり ============= ※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、 TNTmipsに関わる新しいニュースを、 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。 ※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。 ================================