Subject: [ts-mag:00038] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 243号】
    Date: Mon, 27 Mar 2006 08:42:34 +0900
    From: WAZA Toshihiko

OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users     2006/03/24
Keywords: OpenGIS,TNTmips,SML,Save,RVC Object,Applidat,Intel-Mac


オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第243号「  ハ ウ ツ ー S M L !! ( 3 ) 」
#################################################################
                       株式会社 オープンGIS



前にラスタのメタデータを削除するSMLを紹介しました。

メルマガ【第224号】「ハウツーSML!!(1)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/mail_mag_224.htm 
メルマガ【第225号】「ハウツーSML!!(2)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/mail_mag_225.htm

その時のSML "ラスタのメタデータを削除するSML" (再掲)
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_basic/raster/DeleteMetadata.sml

これに少し手を加えて、RVCファイル中のラスタのピラミッドを作り直す
SMLを作りました。
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_basic/raster/CreatePyramid.sml 

今回はこの2つのSMLを使って、複数のSMLを1つのSMLに組み込む方法を
ご紹介します。


・・・


▼「解析処理」>「SML」>「スクリプトの編集...」メニューを選びます。




▼ 最初にメタデータを削除するSML "DeleteMetadata.sml" を開きます。




▼ 今開いたSMLを"RVC オブジェクト" に保存します。




▼ RVCファイルの名前を与えます。"RasterUtility"としました。説明を 
"ラスタユーティリティ" としました。




▼ SMLを保存します。説明を "メタデータの削除" としました。




▼ 同様に、ピラミッドを作り直すSML "CreatePyramid.sml"を開きます。

▼ 同じRVCファイルに保存します。説明は "ピラミッドの新規作成" と
しました。




▽ 終わりです。SMLのウィンドウを終了します。


・・・


▽ 今作ったRVCファイルの拡張子を SML に変更します。



実行してみます。

▼「解析処理」>「SML」>「実行...」メニューを選びます。




▼ "RasterUtility.sml" を選びます。




▽ "ラスタユーティリティ" というタイトルのツールバーが開きます。
左端のアイコンボタンの上にマウスカーソルを置くと"メタデータの削除
"の吹き出しが現れます。




2番目のアイコンボタンは "ピラミッドの新規作成" です。




3番目は TNTview です。自動的に埋め込まれます。オブジェクトを見る
際に便利です。プロジェクトファイルのメンテナンスの機能もあります。




右端のドアのアイコンは 終了です。




・・・


1)SMLの修正の方法

▼「解析処理」>「SML」>「スクリプトの編集...」を選び、「ファイル」
から「開く」>「RVCオブジェクト...」で開きます。







2)アイコンの絵柄を変える

アイコンの絵柄が同じなので変えたいですね。

▼「スクリプトの編集...」で変更するSMLを開きます。「ファイル」メ
ニューから「ツールバーアイコンの修正」を選びます。




▼ 例えば [編集] ボタンを押すと、ビットマップパターンエディタが出
てきてアイコンを修正できます。




▼ 修正後、別名保存すると、アイコンが2つできます。選択して使用で
きないので、使わない方のアイコンは削除します。




▼ あるいは [セット] ボタンを押して、登録されたアイコンからも選べ
ます。




▼「セット...」ウィンドウで「SMLalphabet」を選びました。




▼ 使用するアイコンを選び [OK] ボタンを押します。「アイコンは1つ
だけ使用できます」というメッセージが出ます。




▼ [OK] ボタンを押すと、新しいアイコンに置き換わります。




▼ 出来上がりは、こんな感じです。




(今回作成したSML) 
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_basic/raster/RasterUtility.sml


・・・


今回ご紹介したような方法で作成したSMLを『アプリダット』と呼びます。
アプリダットの面白い所は、拡張子はSMLでも、実態はRVCファイルです
から、この中にオブジェクトを格納できる点です。







□■Tips□■
===============================================================

アプリダットを通常の「ファイル」>「開く」>「*.SMLファイル...」で
開こうとすると、かすれていて「オブジェクトは現在の処理では使用で
きません。」というメッセージが出ます。



暗号化されていなければ「ファイル」>「開く」>「RVCオブジェクト...」
で開けます。

===============================================================





エラー・バグ・トラブル
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

V71のツールバーエディタでパネルが消えるエラーが修正されました。
【エラー番号】PAT10214E

Toolbars panel disappears if the toolbar editor window is resized.

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

やはりV71のツールバーエディタで、「利用可能なプロセス」パネルをマ
ウスの真ん中ボタンでスクロールするとウィンドウが大きくなるエラー
が修正されました。【エラー番号】PAT10215E

Toolbar editor/Available processes panel: Scrolling using the 
middle mouse button results in errors.

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +





◆◇ 最新ニュース ◆◇
..................................................................

◆ TNT製品 RV2006:72 がリリースされました。
 http://www.microimages.com/announce/RV200672.htm

ダウンロードは以下のサイトから行えます。
 http://www.microimages.com/freestuf/tntpatch/v72release.htm

CDでファイルが必要な方はお申し出ください。弊社でCDRに焼いて
お送りします。

..................................................................

◇ マックインテル版TNTmips 2006:72 の動作状況について

TNTlite も起動せず、X11のインストールに失敗したようなので、MacOS 
X を新規インストールしてみました。「カスタマイズ」でX11を選び、不
要な言語、プリンターはハードディスクを使うので、チェックをはずし
ました。

3月16日より前のバージョンのドライバーソフトに問題があったようです。
それ以降のV72のドライバーをインストールしたところ認識に成功しまし
た。

☆ HASP(ハスプ)USBキー・ドライバーのインストールの手順:

▼ ダウンロードしたTNTmips のファイルをダブルクリックすると「For 
Intel-based Macs」というフォルダが現れます。この中にドライバーが
入っています。




▼ "aksusbd_install_univ.pkg" をダブルクリックします。




▼ ドライバーソフトのインストールの前にキーをはずせという指示があ
ります。はずして、後は指示に従ってインストールします。

▼ インストール後、HASP USBキーを接続しました。赤く点灯しました。

▼ USBキーでTNTmips 2006:72が起動しました。おめでとうございます。



..................................................................





□■RV72■トピック□■
===============================================================

V72 からメインメニューの構成が大きく変わりました。




操作方法について少しご紹介します。

▼ メニューを日本語に変えるには、「Tools」>「System」>「
Preferences...」から行います。




▼ [Language...] ボタンを押して、Japanese に変えます。




▼OKボタンを押して、一度TNTmipsを終了します。再度起動すると、日
本語メニューに変わります。





表示のインターフェースも大きく変わりました。

▼「メイン」から「Display...」(一部英語のままで失礼します)を選び
ます。




▼ [Add Objects...] ボタンを押してオブジェクトを選びます。V72から
ボタンの上にマウスカーソルを乗せるとボタンが黒い枠で囲まれます。




▼ 表示結果です。




☆ V72 のドキュメントについては英語ですがこちらを御覧ください。
 http://www.microimages.com/announce/RV200672.htm

===============================================================





■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■


現在の Ver 7.2 の価格

・TNTmips シングルライセンス 890,400円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 537,600円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス  81,900円(送料・税込)

・TNTmips 年間バージョンアップ(2回分) 147,000円(税込)
・OpenGIS 年間テクニカルサポート       94,500円(税込)


TNTmips シングルライセンス:

・2005:71 --> 2006:72へのアップグレード   88,200円(税込)
・2004:70 --> 2006:72へのアップグレード  132,300円(税込)
・2003:69 --> 2006:72へのアップグレード  169,050円(税込)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■





困ったときの問題解決フローチャート

▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」



STEP1 「ウェブ検索テクニック」
 ▽オープンGIS検索システム
 http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
 ▽メールマガジン検索システム
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
 ▽マイクロイメージ検索サイト
 http://www.microimages.com/search/
 ▽Google 検索
 http://www.google.co.jp/
 とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
 - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
 を使いこなすと、便利です!


STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
 http://www.opengis.co.jp/sml/f_index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]


STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
 http://www.microimages.com/didyouknow/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
 http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
 http://www.microimages.com/refman/


STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。


STEP5「テクニカルサポート」
 テクニカルサポート・ユーザー専用 メールアドレス





############# このメールマガジンの配信について ################

このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。

1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。


また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。



転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。



テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 20MB まで利用できます。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:FTP サイトを 500MB に拡張しました...
>サービスその10:現在計画中です...


テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス


テクニカル・サポート・ユーザー専用 FTPアカウント(最大容量500Mbyte)


●テクニカルサポート用にスカイプのIDを用意しました。
テスト利用のためオフライン時は、申し訳ありませんが使用できません。





============ おことわり =============

※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、
 TNTmipsに関わる新しいニュースを、
 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。

※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。

================================