Subject: [ts-mag:00010] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 215号】
Date: Sun, 28 Aug 2005 23:12:15 +0900
From: WAZA Toshihiko

OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users     2005/08/26
Keywords:OpenGIS,TNTmips,MailMagazine,Clip,Rotate,Hardcopy Layout


オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第215号「 一 部 分 を 回 転 し て 印 刷 す る 」
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                       株式会社 オープンGIS




今週は、地図データの一部分を回転して印刷する方法について解説しま
す。


▼「表示」>「空間データ...」を選びます。「空間データの表示」ウィ
ンドウから「印刷用レイアウトの新規作成」を選びます。




▼「レイヤの追加...」ボタンで、印刷する地図データを選びます。




ここでは、数値地図25000(地図画像)の1つの図幅を使用しました。




赤のラインは2次メッシュ、青のラインは3次メッシュです。この中の
ピンクで囲まれた4個の3次メッシュの範囲を印刷したいと思います。



(ちなみに、赤■が弊社です:)


▼「レイアウト」>「用紙設定...」を選んで、使用するプリンターの
[モデル] を選びます。[サイズ] パネルにおいて[地図の縮尺] を調整し
ます。



(クリップする前)


▼ さて、ここからが本題です。[グループ設定] ボタンを押します。




▼「クリッピング」パネルを選び、[クリップ] ラジオボタンを押します。




▼ 緯度-経度でクリップする範囲を入力するため、[投影法...] ボタン
を押して、"ジオグラフィック"に変えます。



☆用語:	緯度-経度 = ジオグラフィック = 地理座標


▼ [再描画] ボタンを押します。クリップされました。



(クリップの後)


▼ [地図の縮尺] を調整して大きくしましょう。



周りの赤線はグリッドを利用しました。


さらに回転します。


▼ 再度 [グループ設定] ボタンを押します。回転は「投影法」パネルで
行います。「自動マッチング」を"なし"にします。[回転] に回転する角
度を入力します。




▼ [再描画] ボタンを押します。




回転しましたが、赤枠の外も表示されてしまいました。これは予想外の
動きです。


・・・


対策としては、大きく分けて

	a. データを物理的に切り出す。
	b. マスクを使って隠す。

があります。

ここでは、マスクで隠す方法をご紹介します。画像処理でマスクという
と通常ラスタですが、ここではベクタを使いました。

▼「編集」>「空間データ...」を選びます。

▼「リファレンスレイヤの追加...」ボタンを押して、サンプルの地図
画像を選択します。




▼「ファイル」>「新規作成」>「ベクタ...」を選びます。




▼ 少しでも作業を減らすために、[図郭線の作成] ラジオボタンを押し
ます。




▼ [ OK ] ボタンを押します。データの外側を囲む図郭線ができます。




▼「ベクタツール」ウィンドウの[ラインの追加] ボタンを押します。




▼ [マニュアルによる] ボタンを押します。座標を数値で入力したい時
に使用します。




▼ [投影法] ボタンを押して、緯度経度(JGD2000 / ジオグラフィック)
を選びます。[ OK ] ボタンで閉じます。




▼ クリップする座標を[緯度]、[経度]のフィールドに入力します。
[Enter] キーを押すと、座標が上のリストに移ります。表示ウィンドウ
には入力した座標がラインとして描画されます。




▼ 間違えた場合は[中間点の修正] ボタンを使います。




▼ ラインを閉じる一歩手前で、[ポリゴンを閉じる] ボタンを押します。
最後に[加える] ボタンを押します。ラインが確定します。




▽ ポリゴンの中にポリゴンが出来ました。




▼ テーブルとフィールドを作成し、外側のポリゴンに1、内側のポリゴ
ンに2の属性を与え、属性を使って外側のポリゴンに白のスタイルを付
けました。




▼「ファイル」から「保存...」を選び保存して、終了します。


・・・


「空間データの表示」に戻ります。

▼ レイアウトが保存してある場合は、「レイアウトを開く...」で開き
ます。




▼ ラスタの上に作成したベクタを置きます。




▼「グループ設定」ウィンドウのクリップはオフにします。




▼ 位置がずれた場合は [配置] ボタンで修正しましょう。





地味なやり方ですが、出来ました。印刷もOKです。
今回はレイヤーの数が1個でしたが、この方法ならばいくつ重なってい
ても大丈夫!


マスクについては、過去のメールマガジンでも何回か紹介しています。
目的・用途に応じて使い分けましょう。

■第170号「見せたくなければ000で隠そう!」
http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/mail_mag_170.htm

■第133号「マスクを作る3つの方法!!」
http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/mail_mag_133.htm








■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■

現在の Ver 7.1 の価格は 

・TNTmips シングルライセンス 827,400円(送料・税込)
・年間バージョンアップ(2回分) 136,500円(税込)
・年間テクニカルサポート 94,500円(税込)

ご不明の点などありましたら、
info@opengis.co.jp までご連絡ください。

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困ったときの問題解決フローチャート

▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」



STEP1 「ウェブ検索テクニック」
 ▽オープンGIS検索システム
 http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
 ▽メールマガジン検索システム
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
 ▽マイクロイメージ検索サイト
 http://www.microimages.com/search/
 ▽Google 検索
 http://www.google.co.jp/
 とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
 - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
 を使いこなすと、便利です!


STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]


STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
 http://www.microimages.com/didyouknow/
 ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
 http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
 http://www.microimages.com/refman/


STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。


STEP5「テクニカルサポート」
 テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス





############# このメールマガジンの配信について ################

このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。

1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。



また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が半年過ぎたとお考えください。



転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。



テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 50MB まで利用できます。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:現在計画中です...





============ おことわり =============

※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、
 TNTmipsに関わる新しいニュースを、
 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。

※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。

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