Subject: [ts-mag:00180] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 170号】 Date: Sat, 02 Oct 2004 06:45:54 +0900 From: Taichi FURUHASHI OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2004/10/01 Keywords: OpenGIS,TNTmips,MASK,Reverse,GeoFormula,Mac,1bit,8bit オープンGIS テクニカル・サポート専用メールマガジン 第170号「 見 せ た く な け れ ば 0 0 0 で 隠 そ う ! 」 ################################################################# 株式会社 オープンGIS 今週は久々に学生に戻った気分で、毎日千代田区の方へ通いました。 目的は、今年から(社)日本森林技術協会で始まった森林情報士資格の 「森林GIS1級」コース。 http://www.jafta.or.jp/event/jouhoushi/ 「森林」と「GIS」に絞り込んだ内容で、講義&実習&試験を受けて きたのです。 最終日には筆記試験と実技試験の2つがあり、とにかく残っている記 憶力と集中力を注ぎ込んで、白紙答案だけは避けられました(笑)。 データが準備されているとはいえ、200分という制限時間の中で、GI Sを駆使して指定された6枚の成果図を作成する実技試験は、なかなか スリリング。結果通知が恐ろしくはありますが、有意義な1週間でした。 11月は「森林リモートセンシング1級」試験が待っています。ドキドキ。 ● これで来年も受験していたら、さすがに恥ずかしいので、話題を変えて しまいますが、恥ずかしくて隠れたいときに便利なのがマスクです(ちょ っと無理矢理ですね)。 GISの場合、1ビットのラスタデータで、隠すところを0、見えると ころを1として用意するのが一般的です。 あとは、いつものように、[表示]>[空間データ...] 機能でデータを表示 しましょう。この場合もやはりラスタデータとなります。 ▽例えば、標高ラスタをこのように陰影表示しましょう。 ここまでは、いつもと代わり映えがありませんね。 例えば、海の部分を隠したいとします。 ▽そこで、<グループコントロール>ウィンドウの [操作ツール]マーク より、[コントロール...]メニューを選択します。 ▽登場した <ラスタレイヤコントロール>ウィンドウの [オブジェクト] タブで、予め作成したマスクを設定します。 ■すると、このように0の部分が見えなくなります。 元の標高データはまったくいじらず、ただ見せたくないところだけを 隠してしまう。このマスク活用法が結構便利なんです。 今回用意したマスクラスタをそのまま表示すると、このように表示され ます(陸を1、海を0に設定)。 注意点はただ一つ! マスクラスタと隠したいラスタのライン数/カラム数/ピクセル数を同 じに設定するだけです。 しつこいようですが、マスクを重ねる作業手順をまとめると、 1234567 0000000 0000000 2345678 0011100 0045600 3456789 の上に 0011100 を重ねると 0056700 となります。 4567890 0011100 0067800 5678901 0000000 0000000 ● そもそも、マスクラスタはどうやって作るの? そんなときはメルマガ第133号「マスクを作る3つの方法!!」を ご覧ください。 http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/mail_mag_133.htm それにしても、<ラスタレイヤコントロール>ウィンドウは、 奥が深い。まだまだ隠れた機能がありそうですね。 今週の新プチ・テクニック """"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""" " " しまった、マスクの0と1を逆転してしまった... " " 注意していても、不意に0と1を間違えてしまうことがあります。 " また、しきい値機能で反転すればいいや! と思って試してみますと、 " しきい値フィルタはバイナリラスタを受け付けてくれない... " " 他のメニューをいろいろと試してみると、ことごとくうまくいきません。 " " 結局、[解析処理]>[ジオフォーミュラ...]を起動して、以下のような " スクリプトを書くのが一番簡単でした。 " " if(MASK == 0){ " result = 1; " }else{ " result = 0; " } " return (result) " " 急がば回れと実感した瞬間でした。 " " """" 隔 週 で 新 / 過 去 テ ク ニ ッ ク を 交 互 に 発 信 """" New Things 最新情報 ================================================================= = = 第164号「正式リリースまで待てない時は...」 【メルマガ】 = http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/mail_mag_164.htm = ================================================================= ■■■■■■ 今 年 も テ キ ス ト 販 売 中 !! ■■■■■■ 昨年部数限定でご提供しました「リモートセンシングテキスト」の改訂版を 今年も作りました!! しかも、値段は安く、中身は濃くなりお買い得です!! 同時に、TNTlite の日本語解説セットも、オープンGIS 独自パッチや、 北海道地図さんの GISMAPTerrain サンプルデータと共にリリースしました。 詳しい内容はこちらをご覧ください。 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ バグ・トラブル情報 ??? ??? ??? ??? 通常、マスク画像というと1ビットのラスタを意味しますが、 ??? 0か1か、という情報だけで考えますと、8ビットのラスタでも ??? よさそうです(データサイズがもったいないですが...)。 ??? ??? 実際、8ビットのラスタで01のマスクを作成し、例えば表示機能 ??? でラスタの対象外領域を表示しないよう設定すると使えます。 ??? ??? ところが、Mac 版だけは、なぜか1ビットにしないと認識されない ??? 現象を確認いたしました。 ??? ??? 8ビットの01マスクでうまく行かない場合は、お手数ですが、 ??? 一度、8ビットから1ビットへ変換しなおした上で御利用ください。 ??? ??? 1ビットへの変換はメインメニューから [解析処理]>[ラスタ]> ??? [フィルタ]>[しきい値...] の機能が便利です。 ??? ??? ??? ??? 今週の話題 on メーリングリスト ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ 今週は特にありませんでした。 ~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ メーリングリストに参加されたい方は、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、 ユーザーさまの間での情報交換の場として 多くの方に利用されています。 ■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■■ 円高になりましたので、ver6.9 リリースを機に、価格を改定!! 全体的に安くなりました! ・TNTmips シングルライセンス 827,400円(税込) ・年間バージョンアップ(2回分) 136,500円(税込) ・年間テクニカルサポート 94,500円(税込) 普段より、元価格にあまり上乗せしていない分、 円相場に応じて価格が変動いたしますことを ご理解よろしくお願いいたします。 わからない点などありましたら、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 困ったときの問題解決フローチャート ▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」 ▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」 ▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」 ▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」 ▼STEP5「テクニカルサポート」 STEP1 「ウェブ検索テクニック」 ▽オープンGIS検索システム http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi ▽メールマガジン検索システム http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi ▽マイクロイメージ検索サイト http://www.microimages.com/search/ ▽Google 検索 http://www.google.co.jp/ とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける) を使いこなすと、便利です! STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語] STEP3 「ドキュメントを読んでみる」 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語] ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」 http://www.microimages.com/didyouknow/ ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語] http://www.microimages.com/getstart/ [英文] ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」 http://www.microimages.com/refman/ STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」 メーリングリストに参加されたい方は、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、 ユーザーさまの間での情報交換の場として 多くの方に利用されています。 STEP5「テクニカルサポート」 テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス ############# このメールマガジンの配信について ################ このメールマガジンは、 年間テクニカル・サポートに加入されている、 ユーザーさまのみを対象としております。 基本的には、登録アカウント1つに対して 1ユーザーを配信対象としておりますが、 例えば、研究室の予算で加入された場合などは、 ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、 計2ユーザーを対象として配信させていただきます。 1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。 学生さん2名が同じくらい使用する場合は、 申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。 また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、 メールマガジンの配信を停止させていただきます。 メールマガジンが配信されなくなった時は、 サポート期限が半年過ぎたとお考えください。 転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、 お手数ですが、弊社までご連絡ください。 テクニカル・サポート活用案内 >サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。 >サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。 >サービスその3:対応は最優先で行います。 >サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。 >サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。 >サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。 >サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 20MB まで利用できます。 >サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。 >サービスその9:現在計画中です... 「これで年間9万円は安い!!」と感じていただけるような サービスを提供していきたいと考えております。 よろしくお願いいたします。 ============ おことわり ============= ※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、 TNTmipsに関わる新しいニュースを、 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。 ※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。 ================================