Subject: [ts-mag:00195] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 185号】
    Date: Fri, 21 Jan 2005 19:58:56 +0900
    From: Taichi FURUHASHI

OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users      2005/01/21
Keywords: OpenGIS,TNTmips,Link,DirectUse,LM,Insert,SML,tnthost.ini


オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第185号「   実 デ ー タ は ど こ に あ る ?   」
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                       株式会社 オープンGIS




大きな画像データなのに、RVCファイルがやけに小さいなぁ...


という場合、それはおそらくリンクされているからです。

いわばオブジェクトのショートカットみたいなもので、実際のデータの
在り処を示すアドレスだけが記されたものです。リンクオブジェクトは
分身ですが、本体と同じ様な機能を果たします。あたかも、その場所に
本当に置いてあるかのように振る舞うのです。また、間違ってそのリン
クオブジェクトを消してしまっても実データには影響しません。

大切なデータでも安心して利用でき、インポート時間も短縮。
それがリンクオブジェクト機能の最大の特徴です!


●


どんなときに、リンクファイルが作成可能なのか? といいますと、
例えばラスタ画像をインポートする際の設定画面。

このように、リンク可能なデータに関しては、"リンクのみ" というト
グルが用意されていますので、それを押し込んでインポートするだけ。



後は、いつものインポート手順を踏むだけで、インポートは完了です。
但しすべての形式で利用できるわけではなく、いくつかの画像形式やCA
D形式に限定されています。(例えば、 ARC-BIL/BIP,AVHRR Bi-Weekly,CCRS,
DEM GTOPO30,DOQQ,ECW,ER-Mapper,ERS-SAR,GGR,I2SPS,IDIMS,IDRISI,NASDA,JERS-1,CEOS,
LANDSAT-CCRS,LANDSAT-NLAP,LVT,MICROBRIAN,MrSID,MRLCTIFF,JPEG2000,PNG,RADARSAT,
RESOURCE21,SIMPLE-ARRAY,SPOT,SPOTView,TerraMar,TGA,TM-FAST,TM-TIPS,Tydac SPANS,
USERDEFINED,Arc-SHAPE(CAD)等でのインポートでリンク可能)


●


さてさて、このリンクオブジェクトを使うとどんなことが便利になるの
かについて考えてみました。

リンクのメリットは?
 ☆インポート時の読み込み時間が早い。
 ☆データの重複が少なくなる。>>> ディスク容量の節約。
 ☆実データが消えない。>>> 安心感。
 ☆同じRVCファイルから辿れる。>>> 整理整頓しやすい。


デメリットは?
 △ファイルが別なので面倒。>>> コピーし忘れたり見失う。
 △リンクが切れてしまうと、エラー処理などが面倒。
 △読み込み速度が若干遅い。

ですので、さすがに完璧ではありません。


●


最後にリンクオブジェクトとして読み込んだけれど、やっぱり実データ
をRVCファイル内に入れたい場合の対処法をご紹介しましょう。

▽メインメニューより [解析処理]>[ラスタ]>[抜き出し…]機能を実行。

▽リンク画像を選択し、[抜き出し]タブ内へ移動。

▽選択:欄を [すべて]に切り替えて [実行]ボタンをクリック。これで、
 まるごと出力します。保存先はリンク画像のあるRVCファイルを選択。
 もちろん、オブジェクト名はバッティングしてしまうので、別の名前に
 しておきます。

▽[サポート]>[メンテナンス]>[プロジェクトファイル…]機能を実行。

▽リンクオブジェクトを選択して、[削除]ボタンをクリック。

▽RVC内に埋め込んだ実データを選択して、[編集]ボタンをクリック。

▽オブジェクト名を元の名前に戻して [OK]ボタンをクリック。

■最後に、RVCファイルのパック処理を行って完了です。


[サポート]>[メンテナンス]>[プロジェクトファイル…]機能のコピー
では、リンクオブジェクトだけがコピーされてしまうので注意!


とは言いましても、最近は直接利用(オートリンク機能)が主流になって
きましたので、リンクオブジェクトを扱う機会は減ってきそう…。

でも、対応している形式は幅広いので、知っておいて損はありませんよ!







今週の過去プチ・テクニック
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
"
" スペルミスをなくそう!!
"
" SMLやジオフォーミュラなど計算式などを記述する際に、関数名や
" ラスタ名を手入力で行うと、ついスペルミスで「シンタックスエラー」
" にがっかりすることがあります。
"
" そんなとき、メニュー操作から確実に入力してみてはいかがでしょうか?
"
" SMLやクエリエディタ、はたまたジオフォーミュラといったスクリ
" プトエディタには、[挿入]というメニューが用意されています。
"
" たとえば、[挿入]>[フィールド…] を選択すれば、使用可能なデータ
" ベーステーブルのフィールド一覧がでてきたり(SMLエディタには
" ありません)、[挿入]>[関数/機能…] を選択すれば、使用可能な関数
" が解説付きで一覧表示します。
"
" 何を入力しようか迷ったときは、すぐに挿入メニューから辿ってみて
" はいかがでしょうか?
"
" (メルマガ77号を改良)
"
""""  隔 週 で 新 / 過 去 テ ク ニ ッ ク を 交 互 に 発 信  """"




New Things 最新情報
=================================================================
=
= お待たせしました! ver7.0 のリリースノート【新機能紹介】
= http://www.microimages.com/relnotes/
=
= SML関数リストの更新 【SMLスクリプト】
= http://www.opengis.co.jp/sml/v70_Func_List.htm
=
= SML関数リファレンスの更新 【SMLスクリプト】
= http://www.opengis.co.jp/sml/v70_Func_Ref.htm
=
= SMLクラスリストの更新 【SMLスクリプト】
= http://www.opengis.co.jp/sml/v70_Class_Ref.htm
=
= カートスクリプト用関数解説の更新 【SMLスクリプト】
= http://www.opengis.co.jp/sml/v70_cFunc_Ref.htm
=
= 第179号「ウスバカゲロウのように軽やかに!!」 【メルマガ】
= http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/mail_mag_179.htm
=
=================================================================




■■■■■■ 今 年 も テ キ ス ト 販 売 中 !! ■■■■■■

昨年部数限定でご提供しました「リモートセンシングテキスト」の改訂版を
今年も作りました!! しかも、値段は安く、中身は濃くなりお買い得です!!

同時に、TNTlite の日本語解説セットも、オープンGIS 独自パッチや、
北海道地図さんの GISMAPTerrain サンプルデータと共にリリースしました。

詳しい内容はこちらをご覧ください。
http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm

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バグ・トラブル情報
???
???
???
??? MacOSX の修正パッチを当てたら動かなくなった...
???
??? ver6.9PV(05Jan05)と ver7.0PV(12Jan05)の修正パッチを当てると、
??? TNTmips起動時に、「エラーコード-1923」のエラーメッセージととも
??? に、立ち上がらなくなる現象が確認されました。
???
??? 
???
??? もし、このような現象が発生した場合は、古いTNTmipsのインストール
??? フォルダのProgramiFilesフォルダ内から、tnthost.iniファイルを探
??? し出し、新しい修正パッチフォルダの ProgramFilesフォルダの中に
??? コピーしてください。
???
??? もし、tnthost.ini がどうしても見つからない! という場合はこちら
??? からダウンロード可能です。
??? http://www.opengis.co.jp/files/tnthost.zip
???
??? お手数おかけしますがよろしくお願いいたします。
???
???
???
???





今週の話題 on メーリングリスト
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~ 今週は特にありませんでした。
~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、
 ユーザーさまの間での情報交換の場として
 多くの方に利用されています。






■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■■

現在の ver7.0 の価格は ver6.9 と変更ありません。

・TNTmips シングルライセンス 827,400円(送料・税込)
・年間バージョンアップ(2回分) 136,500円(税込)
・年間テクニカルサポート 94,500円(税込)

ご不明の点などありましたら、
info@opengis.co.jp までご連絡ください。

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困ったときの問題解決フローチャート

▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」



STEP1 「ウェブ検索テクニック」
 ▽オープンGIS検索システム
 http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
 ▽メールマガジン検索システム
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
 ▽マイクロイメージ検索サイト
 http://www.microimages.com/search/
 ▽Google 検索
 http://www.google.co.jp/
 とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
 - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
 を使いこなすと、便利です!


STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]


STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
 http://www.microimages.com/didyouknow/
 ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
 http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
 http://www.microimages.com/refman/


STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、
 ユーザーさまの間での情報交換の場として
 多くの方に利用されています。


STEP5「テクニカルサポート」
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############# このメールマガジンの配信について ################

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年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。

1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。



また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が半年過ぎたとお考えください。



転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。



テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 20MB まで利用できます。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:現在計画中です...



「これで年間9万円は安い!!」と感じていただけるような
サービスを提供していきたいと考えております。

よろしくお願いいたします。




============ おことわり =============

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