Subject: [ts-mag:00105] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 97号】
    Date: Sat, 03 May 2003 17:07:52 +0900
    From: Taichi FURUHASHI

OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users        2003/5/2
Keywords: OpenGIS,TNTmips,3D,TNTsim,New 2D Group,gsf,Ortho Module


オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第97号「   オ フ セ ッ ト で 広 が る 3 次 元 表 示 !!   」
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                       株式会社 オープンGIS



大変お待たせいたしましたが、
Windows 版に引き続き、ようやく TNTmips ver6.8 for MacOSX 版も
リリースいたしました。

ダウンロードサイトはこちらから。
http://www.microimages.com/tntlite/windows68.htm

無料GIS(TNTlite) として試されたい方は、こちらのサイトから
アクティベーションコードの入手が必要です。
http://www.microimages.com/tntlite/register.htm


●


さて、本題に入りましょう。
今週は、3次元表示に関するテクニックです。

TNTmips は、標準装備で3種類の3次元表示方法があります。
(1)綺麗な静止画鳥瞰図作成機能
(2)AVI 形式や MPEG 形式へのムービー作成機能
(3)リアルタイムに仮想 GIS空間を移動する景観シミュレーション機能

それら3次元機能のすべてをご紹介することは、大変ですので、中でも
とくに応用性の高いオフセット機能についてご紹介いたしましょう。


●


まずは (1)の方法で、基本的な3次元画像の作り方をご紹介いたします。

用意するのは、DEM と呼ばれる、高さ情報のラスタデータ。国土地理院
さんの 数値地図50m[標高] や北海道地図さんの GISMAPTerrain、ASTER
データの Level4 なども、標高ラスタが付いてきます。グローバルなも
のとしては、USGS の ETOPO5 や GTOPO30 などもありますね。

あとは、その上に乗せたい衛星画像や、ベクタデータや、CAD データを
用意するだけ。 面倒であれば、使用している DEM を画像としても利用
するのもいいですね。

どちらにしましても、必要なのは、
・標高ラスタ
・上に乗っける GIS データ(ドレープレイヤ:Drape Layer)
の2つとなります。


具体的には、
▽メインメニューより、Display/Spatial Data... を選択。
▽Spatial Data Display ウィンドウのボタンより 3D/New 3D Group を選択。
▽Group Controls ウィンドウのボタンの中から Add Surface/Quick Add
 Surface... を選びます。
▽標高ラスタを選択します。

この段階で、これから GIS データを乗っけていく土台となる、サーフェス
を定義できました。あとは、

■Group Controls ウィンドウの中から、Add Layer(s)... ボタンや Add
 Raster ボタンなどを押して、乗っけていきます GIS データを選択します。


この段階では、おそらく、このような形で鳥瞰図が作成されます。




さらに、いくつものデータを Group Controls ウィンドウで追加しても、
出来上がる鳥瞰図は、一番上のレイヤが重なってしまい、下のレイヤが
見えません。

そこで、今週のテクニックというわけです。


●


複数のレイヤを、一つの3次元鳥瞰図として、表現したい!!
そんなときは、オフセット機能を使ってみましょう。

▽Group Controls ウィンドウの各レイヤにありますスパナ(Tools)マーク
 より、Tools/Controls... を選択します。

▽Layer Controls ウィンドウが現れますので、Z Offset: 欄を探してみ
 ましょう。通常は 0 となっておりますが、ここに 500 とか 1000 など
 と入力しますと、そのレイヤが上空 500m や 1000m へ移動します。

■Layer Controls ウィンドウを閉じますと、このように上空へオフセット
 して表示されます。



下のレイヤが見えるように、透明化処理を加えると、さらに見やすい図が
できますね。 ( メルマガ第57号[2002/7/19配信]参照 )


●


ただし、あくまで、一番下にありますサーフェスレイヤの高さ情報を
利用しているため、お互いのレイヤが接することはありません。

複数の3次元レイヤを組み合わせて、鳥瞰図を作成する場合は、むしろ
最初にご紹介しました3つの方法のうち、(3)の TNTsim3D を利用する
ほうが便利です。

例えば、水面と地形を組み合わせて海底地形を表現する場合などは、
このように、2つの3次元データを組み合わせることが TNTsim3D では
可能です。



くわしい方法は、またメルマガにてご紹介いたしますが、.sim データ
の作成は、TNTmips のメインメニューより Support/TNTsim3D Landscape
Builder... を利用します。

ただし、残念ながら、作成された sim データを観る TNTsim3D という
ソフトは現在のところ Windows 用しか用意されておりません。

同じような表現が、(1)の方法でできないものかと、
現在試行錯誤中です。







今週の過去プチ・テクニック
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
"
" 毎回、毎回、New 2D Group ボタンを押すのも面倒...
"
"
" GIS データを表示する際に、頻繁に使用します
" Display/Spatial Data... [New 2D Group]ボタン
"
" 実は、前もって設定しておくと、Display/Spatial Data... を選択す
" るだけで、自動的に New 2D Group ボタンを押した状態にすることが
" できます。
"
" 設定方法はすごく簡単。
"
" ▼メインメニューより Display/Spatial Data... を選択
"
" ▼Spatial Data Display ウィンドウの Setup... ボタンをクリック
"
" ▼View Options... メニューを選択
"
" ▼General タブに移動
"
" ▼Startup Mode: 欄を New 2D Group に変更
"
" 
"
" ■OK ボタンをおして、Spatial Data Display ウィンドウを閉じます
"
"
" 再度、メインメニューより Display/Spatial Data... を選択すると、
" これからは、自動的に New 2D Group モードで立ち上がります。
"
"
""""  隔 週 で 新 / 過 去 テ ク ニ ッ ク を 交 互 に 発 信  """"




New Things 最新情報
=================================================================
=
= 日本語名フォルダ内.gsf ファイルアクセスバグ修正【TNT 修正パッチ】
= http://www.opengis.co.jp/htm/patch/patch.htm#THIRD
=
=================================================================




■■■■■■ 今 年 も テ キ ス ト 販 売 中 !! ■■■■■■

昨年部数限定でご提供しました「リモートセンシングテキスト」の改訂版を
今年も作りました!! しかも、値段は安く、中身は濃くなりお買い得です!!

同時に、TNTlite の日本語解説セットも、オープンGIS 独自パッチや、
北海道地図さんの GISMAPTerrain サンプルデータと共にリリースしました。

詳しい内容はこちらをご覧ください。
http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■





バグ・トラブル情報
???
???
??? せっかく、http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm サイトで
??? サンプル gsf ファイルをダウンロードしたのに
??? 何故か実行できない...
???
???
??? ver6.5, 6.6, 6.7 にて、GeoFormula 用 .gsf ファイルを読み込
??? む際に、日本語名フォルダ(例えば デスクトップなど)上に .gsf
??? ファイルを置いておくと、エラーメッセージが現れ、
???
??? 
???
??? ファイルを読み込めないバグが ver6.8 にて修正されました。
???
??? 大変お手数ですが、ver6.7 以前をお使いの方は、
??? 英数字名フォルダへ .gsf ファイルを移動してご利用いただくか、
??? ver6.8 をお使い下さい。
???
??? よろしくお願いいたします。
???
???
???





今週の話題 on メーリングリスト
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~ 今週も、ユーザーさまより、高解像度衛星(IKONOS や Quick Bird) の
~ オルソ変換モジュールを TNTmips でも採用して欲しいとのご意見が
~ 届きました。また、同時に新機能が新規ユーザーの獲得にも有効であ
~ るとのご意見もいただきました。
~
~ まだまだ、ご意見・ご要望などありましたら、
~ どうぞお気軽にご連絡ください。
~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、
 ユーザーさまの間での情報交換の場として
 多くの方に利用されています。






[[[ ユーザー登録を忘れていませんか? ]]]

ようやく、TNTmips ver6.8 がリリースされました!!

インストール CD-ROM が届きますのは、既にバージョンアップ契約をされ
ている方が対象となりますが、実際の CD-ROM や資料などは、米国マイク
ロイメージ社より直接みなさんのお手元に届きます。
 しかし、TNTmips 購入時の箱の中にあります、ユーザ登録用紙を用いて
登録されていない場合、お手元には届きませんのでご注意ください。

尚、ユーザー登録用紙はこちらからダウンロードできます。
http://www.opengis.co.jp/htm/info/register.htm






■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■■

・TNTmips シングルライセンス 840,000円(税別・送料別)
・年間バージョンアップ(2回分) 140,000円(税別)
・年間テクニカルサポート 90,000円(税別)


普段より、元価格にあまり上乗せしていない分、
円相場に応じて価格が変動いたしますことを
ご理解よろしくお願いいたします。

わからない点などありましたら、
info@opengis.co.jp までご連絡ください。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■






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年間テクニカル・サポートに加入されている、
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1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。



また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、
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>サービスその2:TNTmipsに関するどんな質問にも対応します。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:電話・電子メールも、もちろん最優先で対応いたします。
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>サービスその7:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。
>サービスその8:サポート対応で FTP サイトを 20MB まで利用できます。
>サービスその9:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその10:現在計画中です...



「これで年間9万円は安い!!」と感じていただけるような
サービスを提供していきたいと考えております。

よろしくお願いいたします。




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 TNTmipsに関わる新しいニュースを、
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