Subject: [ts-mag:00091] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 84号】 Date: Fri, 31 Jan 2003 20:26:13 +0900 From: Taichi FURUHASHI OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2003/1/31 Keywords: OpenGIS,TNTmips,DataBase,North Mark,v6.8,DXF,USGS-DEM オープンGIS テクニカル・サポート専用メールマガジン 第84号「 は じ め て の テ ー ブ ル 操 作 」 ################################################################# 株式会社 オープンGIS 普段、マイクロソフトのエクセルなど表計算ソフトを使っていると、どう しても、TNTmips のテーブルって使いづらい... と感じてしまいますね。 確かに、表計算ソフトと比べると、その使いやすさにはかなわないかもし れませんが、コツさえ掴んでしまえば、実は案外便利な機能だってあるん です。 今週は、TNTmips のテーブル操作のうち、よく使う機能を3つに絞って その手順をご紹介します。 これさえできれば、わざわざ TNTmips から dBase 形式や CSV 形式に変 換していた作業の手間も、ある程度省けるのかと思います。 ● さて、もともとのテーブルはこんな中身です。 伊豆諸島・小笠原諸島の情報が、番号、名称、面積、人口 という4つの フィールドにわかれて入力されています。 実際のデータはこちらからダンロードできます。 http://www.opengis.co.jp/img/faq/db_basic/SampleTable.rvc [32KB] この中にある「シート2_」というテーブルを Edit/Attributes Databases... 機能から開きます。 ● 【 並び替え:Sort 】 まずは、各島の並び順を人口ごとに整列させて見ましょう。 ▼人口フィールド名の上で右クリックをして、Sort On This Field を選 択します。 ▼これだけで人口の少ない順に並び替えが行われました。 ▼再度、まったく同じように Sort On This Field を選択すると... ■今度は、さっきとは逆の、人口の多い順に並び替えられました。 【 統計量:Statistics 】 続きまして、すべての島の総人口を求めたいとします。 この場合もメニュー操作だけで簡単に計算できます。 ▼まず、テーブルのメニューから Table/Statistics/Sum を選択します。 ■これだけで、一番下の行にΣの行(レコード)が追加されます。 伊豆諸島と小笠原諸島でおよそ3万人の人が住んでいることが、 すぐにわかりますね。 Sum だけではなく、他の統計量も同じように計算してみてください。 【 フィールド同士の計算:Compute 】 では最後に、フィールド同士の計算を行ってみましょう。 今回は、そうですね、1平方km あたりの人口ということで、 人口フィールド/面積フィールドの計算をご紹介します。 ▼テーブルのメニューから Table/Edit Definition... を選択します。 ▼Message が現れましたら、OK をクリックします。 ▼テーブル設定ウィンドウにて、まずは左上の Add Field ボタンを押し て、新しいフィールドを1つ追加しましょう。名前は「人口密度(人/km2)」 とします。 ▼次に、Field Info タブへ移動して、Field Type: を Computed に切り 替えます。 ▼すると、右隣の Edit Expression... ボタンが点灯しますのでクリック しましょう。 ▼現れた Query Editor に、 テーブル名.人口フィールド名 / テーブル名.面積フィールド名 という書式で記述しましょう。今回の例ですと、 シート2_.人口(人)/シート2_.面積(km2) となります(日本語を使うと、ちょっと読み取りにくいですね)。 ■あとは、右下の OK ボタンを押し、テーブル設定ウィンドウも OK ボタンを押して閉じましょう。このように、計算結果がテーブルに追加 されていますね。 こうやって見てみますと、式根島が一番人口密度が高く、 御蔵島が最も人口密度の低いことがわかりました。 せっかくですので復習がてら、人口密度順に Sort をかけてみましょう。 いかがですか、人口密度の小さい順に、 島巡りをしたくなりませんか? 今週の新プチ・テクニック """"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""" " " レイアウトの作成で、方位を示す North Mark はどこにあるの? " " Display/Spatial Data の Hardcopy Layout 機能にて、印刷用のレイ " アウト作成を行っていると、凡例やスケールなどを入力するボタンは " あるのに、北向き矢印だけは、ボタンが用意されておりません。 " " " 実は、北向き矢印は CAD データとして用意されており、 " 必要に応じて、読み出なければなりません。 " " ちょっと、面倒なのですが、新しい Group を作成して、Add CAD ボタ " ンにて TNTmips のインストールフォルダ(デフォルトは C:/Program " Files/MicroImages/TNT67 )内にある north.rvc の中を開いて見ま " しょう。このとき Show Overview ボタンを押すと、その一覧が絵と " して表示されます。 " " 単なる CAD データですので、自分でオリジナル North Mark を作って " もいいですね。 " " """" 隔 週 で 新 / 過 去 テ ク ニ ッ ク を 交 互 に 発 信 """" New Things 最新情報 ================================================================= = = TNTmips ver6.8 の新機能が発表されました【MicroImages社 サイト】 = http://www.microimages.com/featupd/v68.htm = = DXF インポートで「異常ライン発生バグ」修正【TNT 修正パッチ】 = http://www.opengis.co.jp/htm/patch/patch.htm#THIRD = = USGS-DEM「ジオリファレンス・バグ」修正【TNT 修正パッチ】 = http://www.opengis.co.jp/htm/patch/patch.htm#THIRD = = TNT製品 保守契約申し込み用紙を新しくしました 【各種用紙】 = http://www.opengis.co.jp/htm/info/version.htm = ================================================================= バグ・トラブル情報 ??? ??? ??? TNTmips ver6.7 にて DXF データをインポートすると、 ??? おかしなラインが発生してしまう場合があります。 ??? ??? どんなラインかといいますと、データの範囲を大きくはみ出すような、 ??? 数本の直線です。 ??? ??? インポートしたデータがどうもおかしい... という場合は ??? 大変お手数ですが、以下の2つのパッチを充ててから、 ??? 再度インポートしてみてください。。 ??? ??? convobj.zip ??? needed.zip ??? ??? 詳しいパッチの充て方につきましては、こちらのサイトをご覧ください。 ??? http://www.opengis.co.jp/htm/patch/patch.htm ??? ??? よろしくお願いいたします。 ??? ??? ??? 今週の話題 on メーリングリスト ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ 今週はとくにありませんでした。 ~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ メーリングリストに参加されたい方は、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、 ユーザーさまの間での情報交換の場として 多くの方に利用されています。 ■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■■ ・TNTmips シングルライセンス 840,000円(税別・送料別) ・年間バージョンアップ(2回分) 140,000円(税別) ・年間テクニカルサポート 90,000円(税別) 普段より、元価格にあまり上乗せしていない分、 円相場に応じて価格が変動いたしますことを ご理解よろしくお願いいたします。 わからない点などありましたら、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ############# このメールマガジンの配信について ################ このメールマガジンは、 年間テクニカル・サポートに加入されている、 ユーザーさまのみを対象としております。 基本的には、登録アカウント1つに対して 1ユーザーを配信対象としておりますが、 例えば、研究室の予算で加入された場合などは、 ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、 計2ユーザーを対象として配信させていただきます。 1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。 学生さん2名が同じくらい使用する場合は、 申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。 また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、 メールマガジンの配信を停止させていただきます。 メールマガジンが配信されなくなった時は、 サポート期限が半年過ぎたとお考えください。 転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、 お手数ですが、弊社までご連絡ください。 テクニカル・サポート活用案内 >サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。 >サービスその2:TNTmipsに関するどんな質問にも対応します。 >サービスその3:対応は最優先で行います。 >サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。 >サービスその5:電話・電子メールも、もちろん最優先で対応いたします。 >サービスその6:週に1回メールマガジンを配信します。 >サービスその7:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。 >サービスその8:サポート対応で FTP サイトを 20MB まで利用できます。 >サービスその9:現在計画中です... 「これで年間9万円は安い!!」と感じていただけるような サービスを提供していきたいと考えております。 よろしくお願いいたします。 ============ おことわり ============= ※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、 TNTmipsに関わる新しいニュースを、 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。 ※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。 ================================