Subject: [ts-mag:00038] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 34号】 Date: Fri, 08 Feb 2002 10:00:10 +0900 From: Taichi FURUHASHI OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2002/2/8 Keywords: OpenGIS,TNTmips,Hello World,SML,F10,z_value,hgf オープンGIS テクニカル・サポート専用メールマガジン 第34号「 ハ ロ ー ワ ー ル ド か ら 始 め よ う 」 ################################################################# 株式会社 オープンGIS 「プログラミング」と聞くと、どうしても一歩ひいてしまう... といいつつも、メニュー操作だけでは出来ない処理をしたい... そんな悩みにぶつかってしまうことがあります。 本格的なプログラミングは確かに難しく、とっつきにくいかもしれません が、その難易度は実はプログラム言語によって様々です。 TNTmips には本格的なプログラミング行うための開発ツール(TNTsdk)も ありますが、もっと気楽に作業を自動化したいであるとか、自由度のある 計算を行いたい...という目的のために エス・エム・エル(SML) という 独自のプログラム言語を持っております。 この機会に少しだけその雰囲気を覗いてみませんか。 ● エス・エム・エル... (S)patial (M)anipulation (L)anguage の頭文字をとったものですが、 日本語訳すると「空間情報操作言語」。衛星画像のようなラスタデータも、 道路のラインのようなベクタデータもこの SML を使えば、比較的柔軟に プログラムを作成することが出来ます。 話だけではあまり面白くないと思いますので、 少し簡単な例を見てみましょう。 どんなプログラム言語の解説書でも、まず最初のページにはおきまりの 言葉がでてきますね。 そう「Hello World」です。 これからプログラムの世界へ足を踏み入れていく... そんな決意とも受け取れる言葉を画面上に表示するわけです。 では SML でもその慣例に従って書いてみましょう。 ● メインメニューより Process/SML/Edit Script... で SML ウィンドウを 表示しましたら次の1行を入力してみましょう。(Windows の場合、 そのままカットアンドペーストしていただいてもかまいません) print("Hello World!!") 入力しましたら、右下にある Run ボタンをクリック!! いかがですか? ちゃんと Hello World!! と表示されましたか。 print という言葉が画面表示をする命令(関数)で、実際に表示する文字 は、カッコ()とダブルコーテーション""で囲むことで TNTmips が認識す るのです。 ● 一応出来たけど、ちょっと物足りない... では、今度はコンソールの中 ではなく、ポップアップして「Hello World」を表示してみましょう。 ○手で直接入力してもいいのですが、メニュー選択もご紹介します。 上のメニューより Insert/Function と選択しましょう。 ○次に Function Group... ボタンを押して Popup Dialog を選択します。 このとき頭文字の P をキーボードで叩くと便利です。 ○ずらっと並んだ関数名の中から「 PopupMessage 」 という名前を選択 しましょう。すると、この関数についての説明が表示されます。 ○なるほどなるほど...となんとなく目を通しましたら、下にある Insert ボタンをクリックすると、PopupMessage() と入力されましたね。 ○あとはカッコ()の中に、"Hello World!!" と書き入れてみましょう。 さあ下の行のように入力できましたか? PopupMessage("Hello World!!") では、右下の Run ボタンを押してみましょう。 先ほどよりも、よりプログラムらしい「ハローワールド・ウィンドウ」が 現れるはずです。 ● このように、うまくメニューから使用する関数を呼び出して、必要な記 述をしていくことで、簡単とまでは言い切れないものの、手入力を極力 少なく(当然スペルミスも少なく)プログラムを書いていくことができる のです。 いかがですか。 少し興味が沸かれましたでしょうか。 もっとじっくり知りたい!! という方は、まず、Getting Started を読ま れるお勧めします(PDF 6.4MB)。 http://www.opengis.co.jp/sml/sml.pdf あとは、関数の解説やパラメータの指定などで使用するクラスの一覧を Web 上に公開しておりますので、ご参考ください。中にはサンプルプロ グラムもあります。 SML 関数解説 for TNTmips ver6.6 http://www.opengis.co.jp/sml/v66_function_refernce.htm SML クラス・リスト for TNTmips ver6.6 http://www.opengis.co.jp/sml/v66_class_list.htm メニュー操作に不満を感じてきたら、 どうぞ SML の世界に足を踏み入れてみるなんていかがですか。 今週のプチ・テクニック """"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""" " " メニューまで、わざわざマウスカーソルを移動するのも " 面倒くさい... " " そんなときは、キーボードの F10 キーを押すと、 " メニューをキーボードのカーソルキーで操作できます。 " " 極力、マウスを使わないようにすると、 " 作業効率が上がりますね。 " " """"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""" New Things 最新情報 ================================================================= = = 等高線に標高値を簡単入力 解説ページ = http://www.opengis.co.jp/htm/basic/z_value.htm = = HGF 形式 DEM インポートSML 解説ページ = http://www.opengis.co.jp/htm/basic/hgf_import.htm = ================================================================= バグ・トラブル情報 ??? ??? ??? 今まで .sml ファイルをダブルクリックすると ??? 自動的に実行・処理されましたが、 ??? ??? ver6.6 では、TNTmips が普通に立ち上がってしまいます。 ??? ??? その場合はお手数ですが、メインメニューより ??? Process/SML/Edit Script... で SML ウィンドウを表示し、 ??? メニューより File/Open/*.SML File を選択して .sml ファイルを ??? 読み込んでください。 ??? ??? 実行は、右下の Run ボタンです。 ??? ??? ??? 今週の話題 on メーリングリスト ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ 今週はとくにありませんでした。 ~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ メーリングリストに参加されたい方は、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、 ユーザーさまの間での情報交換の場として 多くの方に利用されています。 さて、昨日(7日)より MacOS-X 用 TNTlite 版が マイクロイメージ社のサイトからダウンロード可能となりました。 http://www.microimages.com/tntlite/osdialog2.htm こちらには、まだ製品版(TNTmips)の CD-ROM も届いてはいませんが、 TNTlite のチェックを大至急行い、結果をご報告いたします。 ネットワーク環境に余裕のある方は、お試しください。 ただ、最小ファイルでも 100MB あります。 ☆☆☆ バ ー ジ ョ ン ア ッ プ が 年2回 と な り ま し た ☆☆☆ いままでの年3回バージョンアップから年2回に変更されました。 同時に、年間バージョンアップ契約も、150,000円で2回分となりました。 前倒しで購入されていた分に関しましては、3回としてカウントされます が、今後申し込まれた方は、2回分としてカウントされます。 また、今まで新規購入の際に1回分のフリーアップグレード・サービスが ありましたが、こちらのサービスもなくなりました。 新規購入された場合、そのバージョンのみの対応となります。 わからない点などありましたら、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■■■■■■■ 料 金 改 定 し ま し た ! ! ■■■■■■■ 最近の円安に合わせまして、料金を改定を行いました。 今まで、日本語解説書・動作チェック・手数料などを含めまして、 1ドル = 140円(120円 + 20円) 換算で行っておりましたが、 1ドル = 150円(130円 + 20円) 換算へ変更いたしました。 例えば、TNTmips シングルライセンスの場合、 旧価格 840,000円 から 新価格 900,000円 となります。 普段より、元価格にあまり上乗せしていない分、 円相場に応じて価格が変動いたしますことを ご理解よろしくお願いいたします。 わからない点などありましたら、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ############# このメールマガジンの配信について ################ このメールマガジンは、 年間テクニカル・サポートに加入されている、 ユーザーさまのみを対象としております。 基本的には、登録アカウント1つに対して 1ユーザーを配信対象としておりますが、 例えば、研究室の予算で加入された場合などは、 ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、 計2ユーザーを対象として配信させていただきます。 1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。 学生さん2名が同じくらい使用する場合は、 申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。 また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、 メールマガジンの配信を停止させていただきます。 メールマガジンが配信されなくなった時は、 サポート期限が半年過ぎたとお考えください。 転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、 お手数ですが、弊社までご連絡ください。 テクニカル・サポート活用案内 >サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。 >サービスその2:TNTmipsに関するどんな質問にも対応します。 >サービスその3:対応は最優先で行います。 >サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。 >サービスその5:電話・電子メールも、もちろん最優先で対応いたします。 >サービスその6:週に1回メールマガジンを配信します。 >サービスその7:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。 >サービスその8:現在計画中です... 「これで年間9万円は安い!!」と感じていただけるような サービスを提供していきたいと考えております。 よろしくお願いいたします。 ============ おことわり ============= ※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、 TNTmipsに関わる新しいニュースを、 毎週金曜日の朝に、皆さまへご提供させていただきます。 ※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。 ================================