Subject: OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 18号】 Date: Fri, 12 Oct 2001 09:35:34 +0900 From: Taichi FURUHASHI OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2001/10/12 Keywords: OpenGIS,TNTmips,Lock,tnthost.INI オープンGIS テクニカル・サポート専用メールマガジン 第18号「 ア ク セ ス が で き な い !! ( ロ ッ ク の 仕 組 み )」 ################################################################# 株式会社 オープンGIS いつものように、 プロジェクトファイル(RVC ファイル)を開こうとすると、 黄色いランプがピカピカと点滅し、 Another Process has a write lock on file... のメッセージ。 そうです。今週は TNTmips を使いだすと必ずぶつかる壁、あの悪名高き 「ロック」についてご紹介したいと思います。 このロック・メッセージをいかにやり過ごすかというテクニック、意外に 知られていませんが、ちょこっと設定ファイルをいじるだけで、いとも簡 単に ロックを解除することができます。 とはいうものの、実際に「ロック」に出会ったことも無く、 一体どんなメッセージ? と疑問の方はこちらをご覧ください。 これです。この黄色いランプが特徴です。 TNTmips は、複数の処理・複数のユーザーが同じデータに対してアクセス することを嫌います。ですので、プロジェクトファイルを開くたびに、現 在使用しているユーザーが誰で、使用しているマシンはどれで... とい う具合に監視をしています。この監視用のファイルがロックファイルと呼 ばれているものです。 では、実際にロックファイルの中身を見てみましょう。 拡張子は、.LOK もしくは .L2K のテキストファイルなので、簡単に中身を 見ることができます。 >>> 以下はロックファイルの中身です。 MODE: READ FILE: d:/5439/itsukaichi/resample.rvc VER: 1.0 OWNERS: -1691759,8021,tntdisp,LOCAL,11:42:35,11-Oct-100 >>> ここまでロックファイルの中身です。 たったこれだけのファイルです。 こんな具合に、読んでいるのか・書き込んでいるのか? どのファイル にアクセスしているのか? 処理しているプログラム名は何なのか? といった情報が保存されています。 通常の処理では、作業終了後にこのロックファイルが自動消去されるため、 その存在を意識することなどほとんどありません。 しかし問題は TNTmips や、Windows や、場合によってはマシントラブル によって処理が中断し、ロックファイルが自動消去されずに残ってしまう ということがままあるということです。 こうなってしまうと、次回作業の続きを行おうとプロジェクトファイルに アクセスする度に電球マークが点灯してアクセス拒否されてしまい、どう にもこうにも先へすすめません。 そうなる前に、皆さんの TNTmips を次のように設定しておきましょう。 作業1 まずメインメニューより、Support/Setup/Preferences を選択します。 作業2 General System Preferences ウィンドウが現れますので、Project File タブの一番上にあります 「 □ Show Unlock in locked File Dialog 」 のチェックをオンにします。 これだけです。 こうすることで、電球マークがたとえ現れても、そのウィンドウの下には 「Unlock」ボタンが用意され、すぐにロックを解除できるのです。 さあこれで準備万端。 いつロック・メッセージ・ウィンドウが現れても、もうあわてる必要など ありません。冷静に、誰も自分の使用しているプロジェクトファイルにア クセスしていないことを確認したうえで、下に用意されている「Unlock」 ボタンを押し込んでください。 準備が間に合わず、電球マークに遭遇してしまったときは、 こちらをご覧ください。 Lock を解除するには...【RVC ファイルにアクセスできないとき】 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/lock.htm そして、今度こそ忘れずに「Unlock」ボタンの準備を行っておきましょう。 今週のプチ・テクニック """"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""" " " 先週に引き続き、 " tnthost.INI 設定ファイルの裏技です。 " " ロックの警告メッセージが出てきたときに、 " Unlock ボタンを表示する設定はこのファイルでも変更できます。 " " " さっそく TNTmips のインストールされている " ディレクトリ(デフォルトは C:\TNT_WIN)を開いてみましょう。 " たくさんのファイルが並んでいますが、そのなかに " tnthost.INI という設定ファイルがありますね。 " " このファイルを、エディタ(例えば メモ帳など)で開くと、 " こんな行があります。 " " " [RVC] " AllowUnlockInOpen=No " " " この No を Yes にすると、Unlock ボタンを表示するモードに " 変更されます。 " " すでに、Yes になっていれば、そのままにしておいてください。 " " " [RVC] " AllowUnlockInOpen=Yes " " " くれぐれも、tnthost.INI ファイルの変更は慎重にお願いします。 " また、変更後は一度 TNTmips を再起動する必要があります。 " """"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""" New Things 最新情報 ================================================================= = = 今週のテーマでもありましたロックに関する解説です。 = = Lock を解除するには...【RVC ファイルにアクセスできないとき】 = http://www.opengis.co.jp/htm/basic/lock.htm = ================================================================= バグ・トラブル情報 ??? ??? ??? 先週は、シェープファイルのエクスポート処理が治ったという話で ??? したが、今週はインポートについてご報告いたします。 ??? TNTmips ver6.5 にて ArcView のシェープファイルを読み込む際に、 ??? tntdisp.exe のエラーが発生することがあるとの報告をいただき ??? ました。 ??? ??? エラーが発生しなければ、問題はありませんが、 ??? もし上記のエラーメッセージが出てきた場合は最新版の修正パッチ ??? をあてることで治ります。 ??? ??? お手数ですが、tntdisp.exe エラーが発生した場合は、 ??? マイクロイメージ社のサイトより ??? 【tntdisp.zip、needed.zip】をダウンロードし ??? 修正パッチをあててください。 ??? ??? ??? パッチのあてかたはこちらをご覧ください。 ??? http://www.opengis.co.jp/htm/patch/patch.htm ??? ??? よろしくお願いいたします。 ??? ??? 今週の話題 on メーリングリスト ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ ~ お持ちの TNTmips キーから USB キーへの交換サービスについて、弊 ~ 社よりご案内させていただきました。 ~ ~ どんなメリットがあるのか? ~ ~ Windows と Mac の使い分けが可能となります。また USB キーは後ろ ~ に何も接続できませんので、他のキーに比べて壊れにくいようです。 ~ 交換に際して、お持ちのオプション、バージョン情報はすべて引き継 ~ がれますのでご安心ください。 ~ ~ 交換をご希望の方は弊社までお申し付けください。 ~ info@opengis.co.jp ~ ~ <USBキーの動作環境> ~ ・Windows98, ME, 2000対応 ~ ・Macとの併用可<マックユーザにとっては嬉しい> ~ ・WindowsNT、Linux(パラレルキーが必要)、Unixは不可。 ~ ~ <USBキーへ交換費用> ~ 15,000円(税別) ~ ~ <交換できるMipsの条件> ~ ・旧価格体系でD40(1024x768)以上の解像度のMipsであること。 ~ (但し、D40 の場合 マックで動作いたしません) ~ ・M50も可。 ~ ・ドライバーの関係上 ver6.5 が必須。 ~ ~ <交換手順> ~ 現在お持ちのキーを先にいただいて米国に送り、代わりの USB キーが ~ 送られてきます。 ~ 日数的には約10日かかります。 ~ どうしてもお持ちのキーを先に出せない方はご相談ください。 ~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ メーリングリストに参加されたい方は、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、 ユーザーさまの間での情報交換の場として 多くの方に利用されています。 ■■■ テクニカル・サポート・ユーザー様への新サービス追加!! ■ ■ 秋季学会&企業展示のでオリジナルグッズ・プレゼント ■ ■ 日頃電子メールや電話/FAXなどで対応させていただいております ■ が、ユーザー様と直接お会いする絶好のチャンスですので、弊社 ■ も積極的に企業展示を行っていきたいと考えております。 ■ ■ そこで、せっかく展示ブースに足を運んでいただいたユーザー様 ■ に何かできないかな、と考えまして作りました。 ■ ■ USB キーを持ち歩くときに安心・便利な ■ 特製ネック・ストラップ!! :-) ■ ■ ■ しかも、テクニカル・サポート・ユーザー様 限定です。 ■ ■ 各イベントで、オープンGIS 展示ブースにお越しの際は、ヒトコ ■ ト「サポート・ユーザーです」とお声をおかけいただければ、も ■ れなく特製ネック・ストラップを差し上げます。 ■ ■ 当日までにサポート期限が切れてしまった方、ごめんなさい。 ■ ■ ■ また、今後も特製オリジナル・グッズをテクニカル・サポート・ ■ ユーザーの皆様へご提供していきたいと考えておりますので、 ■ こんなものがあったら便利だ!! といったご要望などありました ■ ら、どしどしお寄せください。 ■ ■ 尚、現在弊社の企業展示は、 ■ ○地理情報システム学会【10月23日-24日】 ■ ○デジタルマップフェア2001【10月25日-26日】 ■ ○日本写真測量学会【11月29日-30日】 ■ ○日本リモートセンシング学会【12月6日-7日】 ■ を予定しております。 ■ ■■■ ############# このメールマガジンの配信について ################ このメールマガジンは、 年間テクニカル・サポートに加入されている、 ユーザーさまのみを対象としております。 基本的には、登録アカウント1つに対して 1ユーザーを配信対象としておりますが、 例えば、研究室の予算で加入された場合などは、 ご購入いただいた指導教官と、実際にTNTmipsで作業を行う学生1名の、 計2ユーザーを対象として配信させていただきます。 1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。 学生さん2名が同じくらい使用する場合は、 申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。 また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、 メールマガジンの配信を停止させていただきます。 メールマガジンが配信されなくなった時は、 サポート期限が半年過ぎたとお考えください。 転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、 お手数ですが、弊社までご連絡ください。 テクニカル・サポート活用案内 >サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。 >サービスその2:TNTmipsに関するどんな質問にも対応します。 >サービスその3:対応は最優先で行います。 >サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。 >サービスその5:電話・電子メールも、もちろん最優先で対応いたします。 >サービスその6:週に1回メールマガジンを配信します。 >サービスその7:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。 >サービスその8:現在計画中です... 「これで年間9万円は安い!!」と感じていただけるような サービスを提供していきたいと考えております。 よろしくお願いいたします。 ============ おことわり ============= ※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、 TNTmipsに関わる新しいニュースを、 毎週金曜日の朝に、皆さまへご提供させていただきます。 ※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。 ================================