Subject: [ts-mag:00015] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 14号】
    Date: Fri, 14 Sep 2001 10:01:00 +0900
    From: Taichi FURUHASHI

OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users       2001/9/14
Keywords: OpenGIS,TNTmips,Detailed Digital Information,ViewInView


オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第14号「 ア セ ス か ら 出 店 計 画... 応 用 範 囲 は 無 限 大 」
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                       株式会社 オープンGIS





ちょうど建物1棟分でしょうか...
10m×10m の大きさというのは。

この驚くべき精度で5年おきに更新されている土地利用データがあります。
その名も、細密数値地図 10mメッシュ土地利用。


このデータを TNTmips で読み取る SML が完成しました。
やはり今までと同様、自動的にジオリファレンスも行います。

これでとりあえずはほとんどの数値地図に対応できてきたと思います。
もちろん、まだまだ改良の余地などありますが...


そんなわけで、新しい SML の登場では恒例となってきました、ちょっと
した苦労話を今回もいくつかご紹介したいと思いますので、しばらくお
付き合いください。

 細密数値情報10mメッシュ土地利用 インポートSML の
 解説ページはこちらです
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/ddi10m.htm




まず、問題となったのは座標系。
平面直角(19)座標系という、TNTmips では標準で持っていない座標系を
使用するために、SML から直接呼び出すことができません。そこで考えた
のが、先週の New Things でご紹介しました解説ページです。
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/japan19proj.htm
ここには、僕が作成しましたプロジェクション設定ファイルが公開されて
おりまして、これを TNTmips のインストール・フォルダへ置いておくこ
とでようやく、SML から呼び出すことができるようになりました。

つまり、今回の SML を実行する際は、その前にプロジェクション設定ファ
イルをセットしておく必要があります。 この設定ファイルは、マイクロ
イメージ社へ送りまして、デフォルト採用してもらえるよう交渉中ですの
で、みごと採用されましたら、そのときにうれしいご報告をこのメルマガ
でさせていただきます。


ちなみに、SML のデフォルトは首都圏の IX 系ですので、中部圏、近畿圏
の CD-ROM をインポートされる方は、SYSTEM の選択を変更してください。

 首都圏: IX 系
 中部圏:VII 系
 近畿圏: VI 系

徐々に完成度が高くなってきた、
「オリジナル 数値地図メッシュコード&座標系 一覧図 」も、
A3 サイズで印刷してみてはいかがでしょうか。
http://www.opengis.co.jp/img/faq/japan19proj/japan_map_new.pdf
(PDF ファイル 1.45MB)



次に悩んだのが行政コード。
何のことかといいますと、この CD-ROM 。土地利用のメッシュデータの他
に行政コードのメッシュデータも持っています。 当然 SML では拡張子
を読んでどちらのデータであるか判断してインポート処理を切り替えてい
るのですが、出力結果を 8bit にするか 16bit にするか悩みました。

というのも、首都圏の行政コード最大値がぎりぎり 256 に収まるかどう
かの値なのです。今後首都圏の行政コードが増えたりしたら...
ただ最近の傾向は地方自治体も統合がすすみつつあるようですので、問題
になるのはデータ整備範囲の拡大。そこで早速国土地理院の方に聞いてみ
ました。

結果は、問題なしとのこと。
おそらくデータ整備範囲が拡大されるよりも、データフォーマットの変更
の方が先になるのではないかとのご返答をいただきました。

これで安心して 8bit unsigned を採用できることとなりました。
データサイズは、できる限り小さいほうがいいですからね。



最後に、CD-ROM まるごと処理。
数値地図25000 地図画像 SML のようにまるごと CD-ROM をインポートする
ほうが圧倒的に作業効率が良いですので、どうにか簡単にできないものか、
いろいろと考えてみましたが、現状ではまだひとつひとつのファイルごと
しかインポートできません。

地図画像 SML の場合は、一度 MS-EXCEL にてリストファイルを用意する必
要があり、その手間をかけるかどうかなのですが、理想的には SML の中で
完結した処理を行いたいと考えております。

そのため、いずれは CD-ROM まるごと処理という目標を持ちつつも、今の
ところは一つ一つ処理を行う形で、複数ファイルの処理を模索中でありま
す。

おそらく SML のバージョンがあがったとき、それは複数ファイルの処理
ができるようになったときであると思われます。


もう少し、SML の修行が必要かもしれません。






今週のプチ・テクニック
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
" いくつものレイヤを重ねたときに、
" 確認のため下のレイヤを部分的に表示したいことがあります。
"
" そんなとき View in View 機能が便利です。
"
" View ウィンドウの右上にある「緑と赤白のボタン」View-In-View ア
" イコンを押すと上のレイヤに穴をあけるボックスが描けるのですが、
"
" このとき右クリックすると、ボックスの内側と外側の表示形式が
" 逆転します。
"
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""




New Things 最新情報
=================================================================
=
= 国土地理院の細密数値情報 10mメッシュ土地利用 データの
= インポートSML 解説
= http://www.opengis.co.jp/htm/basic/ddi10m.htm
=
=================================================================




バグ・トラブル情報
???
???
??? Arcview のシェープファイルを、
??? TNTmips の ver6.5 で作成した際に、
??? Arcview で読み取れないエラーが報告されました。
???
??? 調べてみたところ、
??? どうも、TNTDISP.ZIP というパッチをあてますと、
??? 生成されるファイルが一つ増えて(.prj ファイル)
??? Arcview でうまく読み取れないようです。
???
??? もし、シェープファイルがうまく出力できない場合は、
??? ver6.4 など少し前の TNTmips や、パッチをあてていない
??? TNTmips にて、シェープファイルを生成してください。
???
??? エラーについては、マイクロイメージ社へ報告いたしましたので、
??? 詳細がわかり次第まだご報告させていただきます。
???
???




今週の話題 on メーリングリスト
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~ 秋に向けて、学会の話題がありました。
~ 写真測量学会は富山で行われまして、
~ TNTmips のユーザーの方が発表されます。
~
~ また、ver6.4 の最新パッチをあてると
~ ver6.5 と認識されてしまうとの報告がありました。
~ この点につきましては、現在確認中です。
~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、
 ユーザーさまの間での情報交換の場として
 多くの方に利用されています。




■■■ テクニカル・サポート・ユーザー様への新サービス追加!!
■
■ メーリングリストでも少し話題になってきましたが、
■ 秋といえば秋季学会&企業展示の季節です。
■
■ 日頃電子メールや電話/FAXなどで対応させていただいております
■ が、ユーザー様と直接お会いする絶好のチャンスですので、弊社
■ も積極的に企業展示を行っていきたいと考えております。
■
■ そこで、せっかく展示ブースに足を運んでいただいたユーザー様
■ に何かできないかな、と考えまして作りました。
■
■ 特製ネック・ストラップ!!(爆)
■
■
■ しかも、テクニカル・サポート・ユーザー様 限定です。
■
■ 各イベントで、オープンGIS 展示ブースにお越しの際は、ヒトコ
■ ト「サポート・ユーザーです」とお声をおかけいただければ、も
■ れなく特製ネック・ストラップを差し上げます。
■
■ 当日までにサポート期限が切れてしまった方、ごめんなさい。
■
■
■ また、今後も特製オリジナル・グッズをテクニカル・サポート・
■ ユーザーの皆様へご提供していきたいと考えておりますので、
■ こんなものがあったら便利だ!! といったご要望などありました
■ ら、どしどしお寄せください。
■
■ 尚、現在弊社の企業展示は、
■  ○地理情報システム学会【10月23日-24日】
■  ○デジタルマップフェア2001【10月25日-26日】
■  ○日本写真測量学会【11月29日-30日】
■  ○日本リモートセンシング学会【12月6日-7日】
■ を予定しております。
■
■■■





@@@@@@@@@ テ ク ニ カ ル サ ポ ー ト 継 続 の お 願 い @@@@@@@@@

今年の3月31日に年間テクニカルサポートが切れている方が、何人かいら
っしゃいます。 このメールマガジンはサポート期限が切れてから半年
までは配信いたしますので、サポート継続手続きを行っていない方につ
きましては、今月末にメルマガ配信が止まってしまうことになります。

来週の金曜日までに、期限の切れた方へ継続契約のご案内メールを、失
礼ながら送らせていただきますので、もしメールマガジンをもっと読み
たい!! と思っていただける方がいらっしゃいましたら、是非とも継続手
続きのほうよろしくお願いいたします。

また、今後ともテクニカル・サポート・ユーザーの方に対するサービス
強化に勤めてまいりたいと考えております。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@





############# このメールマガジンの配信について ################

このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際にTNTmipsで作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。

1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。



また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が半年過ぎたとお考えください。


転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。



テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmipsに関するどんな質問にも対応します。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:電話・電子メールも、もちろん最優先で対応いたします。
>サービスその6:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその7:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。
>サービスその8:現在計画中です...



「これで年間9万円は安い!!」と感じていただけるような
サービスを提供していきたいと考えております。

よろしくお願いいたします。





============ おことわり =============

※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、
 TNTmipsに関わる新しいニュースを、
 毎週金曜日の朝に、皆さまへご提供させていただきます。

※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。

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