Subject: [ts-mag:00003] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 2号】
    Date: Fri, 22 Jun 2001 09:56:37 +0900
    From: Taichi FURUHASHI

OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users       2001/6/22
Keywords: OpenGIS,TNTmips,ODBC,sml,25000,layout,DEM,250m


オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第2号「 数 値 地 図 2 5 0 0 0 地 図 画 像 の イ ン ポ ー ト」
#################################################################
                       株式会社 オープンGIS





先週号で、ちらっと話がでてきましたが、
国土地理院さんが販売されている、【数値地図25000 地図画像】を自動的
にインポートすることが可能になりました。

多くの方は、衛星画像のジオリファレンスやGPSルート・トレースでの重
ね合わせで複数枚の地図画像を利用していると思います。

しかし、それぞれの四隅をマウスで指定して、座標値を入力し、ジオリファ
レンスしてから図郭線ベクタを作成して、切り出しを行い...


この作業を CD-ROM まるごとやるとなると、
60枚以上も相手にするわけで、
なかなか手が出せなかったと思います。


それがようやく自動化に成功しました。
しかもCD-ROMまるごとインポートできます。


作業の詳しい中身は、こちらを見ていただくことにして、
http://www.opengis.co.jp/htm/basic/topo25000.htm


すこし、苦労した点についてご紹介します。


まず、ver 6.4以前の TNTmips は
SMLの日本語認識ができないこと。
せっかくインポートしてもオブジェクト名がメッシュコードだけでは
非常にわかりにくい!!

そのため、一度 EXCEL での作業を加え、
おもいきってローマ字変換も自動化しました。
(EXCEL VBA は初めての体験です)



つぎに、発行年度によって、
四隅の画像側座標値が異なること。

そのための現状把握と、
間違えないための kanri ファイル名統一作業に手間取りました。



あとは、UTMゾーンのまたがるCD-ROMが存在すること。
このSMLは、とあるユーザーさまの協力のもと
作っていったのですが、特殊な条件がつぎつぎと、
明らかになり、そのたびにアドバイスをいただきました。

UTMまたがりゾーンは、
結果としてkanriファイルを分けることでクリアしました。



数値地図関連SMLの今後の予定ですが、
●数値地図50000地図画像はインポートに成功しましたのでもうじき公開します。
●数値地図200000地図画像は、延伸フラグが解決できしだい公開いたします。
●ver.6.5からは、日本語も読み込めるのでEXCEL作業が省けるSMLを現在作成中です。

また、進展がありましたら、
メルマガにてご報告させていただきます。



蛇足かもしれませんが、

弊社にて、数値地図25000/50000地図画像のインポート作業代行サービスも
行っております。
自動化されたとはいえ、複数枚の CD-ROM を読み込むには、
かなりのマシン占有時間と検証作業が必要になります。
また、作業手順のほうもEXCELで作業して、TNTmipsで作業してと、
複雑でわかりにくいかと思います。

弊社宛てにCD-ROMを送っていただければ、6,000 円/CD1枚
にて代行いたしますので、ご興味のある方はご連絡ください。





さて話題は変わりまして、
いくつか注意事項をお伝えします。

年度が変わりまして職場が変わられた方も多いと思いますが、

■所属・組織変更された方は、
 ご面倒ですが、新しい連絡先・住所を、弊社までご連絡ください。
 バージョンアップCDなどが配送できない可能性があります。
 e-mail、TEL、FAX どちらでもかまいません。



また

■TNTmipsを新規に購入された方は、
 同封されているピンク色の用紙には、
 必ず住所や組織名など必要事項を記入のうえ
 米国マイクロイメージ社もしくは弊社まで
 FAXにて送付ください。
 この手続きを行わないと、
 次回のアップグレード時にマイクロイメージ社から
 直接送付できません。

よろしくお願いいたします。





今週のプチ・テクニック
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
" 今週もショートカット・テクニックです。
" 画像の全体表示は0(数字のゼロ)キーで...
" 1はピクセル等倍
" 2は2倍
" 3は3倍
" 4は4倍表示になります。
" 5は... 残念ながら4までです。
" 表示の中心はマウスカーソルのある場所になります。
"
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""



New Thing 最新情報
=================================================================
=
= データベースソフト(ACCESSなど)で作成したデータベース・テーブルを
= ベクタの属性テーブルとして使用し、元のテーブルの更新を反映させる
= ODBC経由のリンクについての解説です。
=  ●ODBCを使用したテーブルのリンク
= http://www.opengis.co.jp/htm/basic/odbc.htm
=
= GPSで得た座標値を用いてポリゴンなどを生成する、
= 応用技術解説です。
=  ●GPSテクニック「応用編」
= http://www.opengis.co.jp/htm/basic/gps_tech.htm
=
= SMLファイルをダブルクリックしても、うまく動かないときの
= Windows対処法です。
=  ●ファイルの関連付け[.SML]
= http://www.opengis.co.jp/htm/basic/gps_datum.htm
=
= 標高がマイナスになる陸域を正しく認識する、
= 修正版 SML です
=  ●数値地図250mメッシュ標高変換SML-Ver.3.0
= http://www.opengis.co.jp/htm/basic/dem250v3.htm
=================================================================



バグ情報
???
??? ver 6.5 にてレイアウト作成時に
??? オブジェクトが上へ引っ付いてしまう現象が
??? まれに発生します。
???
??? 原因は不明ですが、そのような場合は
??? ver 6.4 をお使いいただくか
??? 弊社までご連絡ください。
???
??? マイクロイメージ社には既に報告済みです。
??? 対応策がわかりしだい再度ご報告いたします。
???



今週の話題 on メーリングリスト
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~ 国土地理院DEMのインポートSMLで
~ 陸域の標高がマイナスの場所が0になっていた点が指摘されました。
~ 昨日夜に修正したのですが(修正版は dem250v3.sml )、
~ このことから、-9999(海)の扱いを Null にすべきか 0 にすべきかで、
~ 考えました。
~ 結論として使用目的によってどちらも必要であることから、
~ 「細かくリサンプリングを行う際の異常値発生を避けるために
~ -9999 を 0 にする SML 」と
~ 「陸域・海域を区別可能にするために、海を -999 にしつつ、
~ Null 値として認識する SML 」に分けることにしました。
~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、
 ユーザーさまの間での情報交換の場として
 多くの方に利用されています。





############# このメールマガジンの配信について ################

このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際にTNTmipsで作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。

1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。



また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が半年過ぎたとお考えください。


転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。



テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:バグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmipsに関するどんな質問にも対応します。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:電話・電子メールも、もちろん最優先で対応いたします。
>サービスその6:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその7:現在計画中です...



「これで年間9万円は安い!!」と感じていただけるような
サービスを提供していきたいと考えております。

よろしくお願いいたします。





============ おことわり =============

※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、
 TNTmipsに関わる新しいニュースを、
 毎週金曜日の朝に、皆さまへご提供させていただきます。

※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。

================================