TNT製品 V2006:72情報

3月15日に Ver. 2006:72 がリリースされました。 以下はV72の関連情報です。 ◆ ソフトウエアのダウンロードバージョンアップの特徴インテルマックでの動作状況    HASP(ハスプ)USBキー・ドライバーのインストールの手順    フローティングライセンスでの動作WindowsXP-64bitでの動作状況    フローティングライセンスでの動作メニューを日本語に変える方法V72のメニュー構成について表示のインターフェースが大きく変わりました    右クリックを使いこなそう!    RGB表示空間データエディタ    ベクタ地理データの編集ユーザ質問フォームのサポート .................................................................. ◆ソフトウエアのダウンロード ソフトウエアのダウンロードは以下のサイトから行えます。 http://www.microimages.com/freestuf/tntpatch/v72release.htm Fullバージョンには、プログラム本体、チュートリアル(PDF)、SMLなど のスクリプト、日本語メニューにするための言語ファイルが含まれてい ます。他方、Minimalバージョン(最小バージョン)はプログラムのみで、 チュートリアル(PDF)やSML、言語ファイルを含みません。 バージョンアップを購入された方へのCDやドキュメントのご配送は、 4,5ヶ月先の予定です。購入された方へ米国から直送されます。 それまでは、恐縮ですが、インターネットでの閲覧・ダウンロードにな ります。 V72 を注文された方で、メディアで必要な方は、info@opengis.co.jp までご連絡ください。FullバージョンをCD-R に焼いてお送りします。 .................................................................. ◆バージョンアップの特徴 ● 『表示』メニューのインターフェースの変更 ● 地形特徴量の解析メニューの改良(アルゴリズムを含めた) ● ユーザ質問フォームのサポート ● インテルマックのサポート ● イコノス/クイックバードを使ったパンシャープン画像の作成 ● エクセルファイルのリンク この他にも、多くの機能追加や強化があります。以下の資料をご参照く ださい。 ☆ V2006:72 の新機能リスト(英文) http://www.microimages.com/featupd/v72.htm ☆ V2006:72 英文ドキュメント http://www.microimages.com/announce/RV200672.htm ☆ V2006:72 カラープレート(絵付きの説明)(英文) http://www.microimages.com/documentation/CP7201.htm .................................................................. ◇ インテルマックでの動作状況 一度TNTlite も起動せず、X11のインストールに失敗したようなので、MacOS X を新規インストールしてみました。「カスタマイズ」でX11を選び、不 要な言語、プリンターはハードディスクを使うので、チェックをはずし ました。 3月16日より前のバージョンのドライバーソフトに問題があったようです。 それ以降のV72のドライバーをインストールしたところ認識に成功しまし た。 ☆ HASP(ハスプ)USBキー・ドライバーのインストールの手順: ▼ ダウンロードしたTNTmips のファイルをダブルクリックすると「For Intel-based Macs」というフォルダが現れます。この中にドライバーが 入っています。 ▼ "aksusbd_install_univ.pkg" をダブルクリックします。 ドライバーソフトのインストールの前にキーをはずせという指示があ ります。はずして、後は指示に従ってインストールします。 ▼ インストール後、HASP USBキーを接続しました。赤く点灯しました。 ▼ USBキーでTNTmips 2006:72が起動しました。おめでとうございます。 ☆ フローティングライセンスでの動作(インテルマック) インテル版マックで動くFlexLMライセンスマネージャがサーバ用もク ライアント用も提供されていないため、フローティングライセンスでの 使用が今のところできません(2006.06.12)。 掲載が遅れましたが、現在はクライアントで使用できるようになりました (2006.11.1)。 (ライセンス・コンフィギュレーションの画面) (起動時の画面) .................................................................. ◇ WindowsXP-64bitでの動作状況 WindowsXP-64bit版 TNTmips が6月8日から登場しました。 http://www.microimages.com/freestuf/tntpatch/v72release.htm インストールしてみました。HASP USBキーは、昨年テストした際は使用不 能でした(202号で既報)が、今回使用可能になりました。 ☆ フローティングライセンスでの動作(WindowsXP-64bit版) フローティングライセンスはクライアントモードでも動作しませんでし た。マイクロイメージ社に確認中ですが、64bit-OSで稼動するFlexLMソ フトウエアがまだ用意されていないためと思われます。 掲載が遅れましたが、64bit版でも現在はクライアントで使用できるように なりました(2006.11.1)。 (ライセンス・コンフィギュレーションの画面) (起動メニュー) .................................................................. ◆ メニューを日本語に変える方法 ▼ インストール後、TNTmips あるいはTNTlite を起動します。 「Tools」メニューから「System」>「Preferences...」を選びます。 ▼ [Language...] ボタンを押して、"Japanese" を選択します(Fullバー ジョンをダウンロードした場合)。 ▼ [OK] ボタンを押します。一度TNTmips あるいはTNTlite を終了しま す。再度起動すると、このような日本語メニューに変わります。 Fullバージョンには、プログラム本体、チュートリアル(PDF)、SMLなど のスクリプトのほか、日本語メニューにするための言語ファイルが含まれてい ます。他方、Minimalバージョン(最小バージョン)はプログラムのみで、 チュートリアル(PDF)やSML、言語ファイルを含みません。Minimalバージ ョンをダウンロードした場合、あるいは更新された日本語メニューを使 用したい場合は、日本語のパッケージファイルを以下のサイトから別途 ダウンロードします。 ftp://ftp.microimages.com/pub/locale/jpn_japanese/jpn72.zip ファイルをダウンロードした後、Winzipなどで解凍します。解凍された "textres.jpn"ファイルを、TNTmips/lite V72 がインストールされたフ ォルダにコピーします。Windowsでデフォルトでインストールした場合は、 "マイコンピュータ"の中のCドライブのProgram Files/ MicroImages/ TNT_72 です。 .................................................................. ◆ V72のメニュー構成について 今回のバージョンアップで、メインメニューの構成に大きな変更があり ました。 V72の最初のウィンドウには、『メイン』という新しいメニューが出来ま した。『メイン』メニューには、空間データの表示や編集、ジオリファ レンス(座標付与)、インポート/エクスポートといったよく使用する機能 が集められました。 『ラスタ』メニューにはラスタデータを処理するためのメニューが集め られました。V71で言うと「解析処理」>「ラスタ」メニューに相当しま す。 『各種図形』メニューには、ベクタやCAD、TINなどの2次元あるいは3次 元座標で記述される図形データに関係するコマンドが集められました。 『変換』メニューは、ラス-べク変換をはじめ、異なるデータ種別間の変 換メニューです。DEMラスタなどの作成もこのメニューです。 『スクリプト』には、スクリプトを書いて実行する機能が集められまし た。SMLの編集、実行、ラスタベクタ混在の解析が可能なジオフォー ミュラがあります。 『操作ツール』は主にこれまでの「サポート」メニューに相当します。 『ヘルプ』メニューは、ドキュメントやマイクロイメージ社のウェブ検 索を行います。V72からはユーザが直接マイクロイメージ社に質問や要望 を送信できるフォームが用意されました。 .................................................................. ◆表示のインターフェースが大きく変わりました ▼「メイン」から「Display...」(一部英語のままで失礼します)を選び ます。 ▼ [Add Objects...] ボタンを押してオブジェクトを選びます。V72から ボタンの上にマウスカーソルを乗せるとボタンが黒い枠で囲まれます。 ▼ 表示結果です。 ☆ V72 のドキュメントについては英語ですがこちらを御覧ください。 http://www.microimages.com/announce/RV200672.htm .................................................................. ◆右クリックを使いこなそう! V72の表示や編集メニューでは、右クリックが多用されています。 ○ V71までの[操作ツール] ボタン...  ■ V71まではレイヤリストに並ぶスパナマークのアイコンでした。  □ V72では、レイヤリストのオブジェクトアイコンの上で右クリック します。 ○ 表示するが印刷はしない設定...  ■ V71までは、印刷用レイアウトのレイヤリストに並んだ2個のめが ねのオン/オフで、表示する/しない、印刷する/しないを分けていました。  □ V72では、印刷用レイアウトのレイヤリストにある"チェックボック ス"の上で右クリックして現れるメニューでコントロールします。 "チェックボックスの右クリック"なんてあまり聞いたことがありません が、もともと表示のオン/オフを制御していますので、ある意味自然な拡 張かもしれません。 ○表示ウィンドウを2個以上表示したとき...  ■ V71では、ウィンドウに対応した1、2のめがねが出ました。  □ V72では、やはり"チェックボックス"の上での右クリックメニュー でコントロールします。 .................................................................. ◆RGB表示 新規に表示ウィンドウを開いてRGB表示をしたい時は... ▼「表示」メニューから「新規作成」>「空の2次元」を選びます。新し い表示ウィンドウが開きます。 ▼ [ラスタの追加...] ボタンで「赤-緑-青...」を選びます。 ▽ 結果 .................................................................. ◆空間データエディタ V72の表示や空間データエディタでは、今まで慣れ親しんだアイコンが変 わっています。どのように変わったか、解説します。メニューは「メイ ン」>「編集」です。 レイヤーをアクティブにするには、名前の上でクリックします。太字に 変わります。 V71までは、ポリゴンの矢印を青にすると選択可能状態になりましたが、 V72では、赤い矢印の上の斜め線がない状態が選択可能状態を表します。 編集可能なオブジェクトは、V71までは黄色の鉛筆マークでしたが、V72 からはオブジェクトのアイコンの上に鉛筆のマークが描かれ、レイヤー 名が紫色に変わります。 ☆ V72での空間データエディタのアイコンを表にまとめました。
2006:72
アクティブでない
アクティブ
参照レイヤ

黒字

太字
編集レイヤ


太字
要素の選択

選択できない

選択可能


2005:71
アクティブでない
アクティブ
参照レイヤ
編集レイヤ
要素の選択

選択できない

選択可能
..................................................................
◆ユーザ質問フォームのサポート これは V72から導入された新しいメニューです。エラーや要望をマイク ロイメージ社に直接メールすることが出来ます。問題のあったデータも 添付することができます。 必要事項を英文で記入して発信します。しばらくして受領確認のメール がマイクロイメージ社から届きます。その後3日以内(通常24h 以内)に 回答があります。 個人情報の取り扱いに関する説明を再掲します。 http://www.opengis.co.jp/htm/info/privacy.txt .................................................................. ◆ V72用に『TNTlite日本語解説セット』を改訂しました http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm 2006.6.30 (株)オープンGIS 文責 輪座