Subject: [ts-mag:00066] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 271号】
    Date: Mon, 16 Oct 2006 22:27:11 +0900
    From: WAZA Toshihiko

OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users     2006/10/13
Keywords: OpenGIS,TNTmips, GPSphoto.SML, GetEXIF.SML, Kasimir 3D

オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第271号「 G P S と デ ジ カ メ の リ ン ク(3)」
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                       株式会社 オープンGIS



先週号の□■Tips□■でも触れましたが、

デジカメで撮った画像にGPSの位置情報を書き込むことが出来るよう
になりました。

今週は、実際の手順をご紹介します。



・・・


作業は前回同様、SMLで行います。

★ SML のダウンロードはこちら⇒
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_basic/gps-sml/GPSphoto_06Oct5.sml

使用にあたっては 9月26日以降のパッチをおあてください。


▽ TNTmips を起動します。「スクリプト」の「実行...」を選び、SML 
を選択します(V72)。

▼ 今回新たに追加された [Write EXIF] ボタンです。




▼ 画像を選択します。[Add Image Directory] ボタンを使うと、画像の
入ったフォルダを選択できます。




▼ 次に [GPS Log] タブに移り、GPS のログファイルを選びます。




▽ デジカメの時間とGPS の時間がずれている時は、[Options] タブの
[Offset Time for Camera] で調整します。




TNTmips で取得したログファイルを使う場合は、現状、グリニッジ時間
(UTC)を表示していますので、

(デジカメの時間)−(TNTmipsログファイルのGPS時間)
= 日本時間−グリニッジ時間
= +9:00:00

とセットします。ほかにも時間差がある場合は、ここでまとめて調製し
ます。60進数で、間違えないよう設定します。

▼ 最後に、先ほどの [Write EXIF] ボタンを押します。

▼ 問題がなければ、ボタンを押した直後に次のように表示されます。



"全部の画像の座標の計算が成功しました"

[OK] ボタンを押すと、画像のコピーが始まります。コピーした画像に対
して位置情報が書き込まれます。コピーされた画像のファイルの末尾に 
-SML と付きます。




▽ 時間の内挿計算が出来ず、画像に対して座標を計算できない場合、
"Failed to compute coordinates for image" のメッセージが出ます。



先ほどの時間差を調製するか、[Options] タブの他のパラメターをいじ
ってみてください。


・・・


今回、画像のEXIF 情報の中を見るSMLも更新されました。

★ SML のダウンロードはこちら⇒
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_basic/gps-sml/GetEXIF_06Sep25.sml

SML を実行します。画像を1つ選択すると、拡張子txt のテキストファ
イルが選んだ画像と同じ場所に出来ます。ファイルの内容を見ると、GPS
に関する項目が追加されているのが分かります。





・・・


カシミール3Dを起動して画像をその上にドロップすると、GPS から内
挿された位置に画像のアイコンが置かれます。




Mips ではこのようなドロップ動作に対応していません。前のメルマガの
(2)のように、SML でポイントベクタを作成し、ハイパーインデック
スを利用して画像表示します。




☆ 関連するメルマガ

【第258号】GPSとデジカメのリンク(1)
 http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/mail_mag_258.htm

【第259号】GPSとデジカメのリンク(2)
 http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/mail_mag_259.htm

【第256号】EXIF 情報を出力するSML
 http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/mail_mag_256.htm







□■Tips□■
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SMLで、デスクトップに置いた画像が選べない時があります。

その時は、ローカルディスクCの"Documents and Settings"を選び、
ログインしている"ユーザ名"のフォルダを選びます。その中に"デスクト
ップ"があります。

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エラー・バグ・トラブル
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● インテルマック(V72)で、「GPS Source Manager」にGPS デバイスを
2個登録するとクラッシュします。

【エラー番号】btc11947E - GPS Library Functions: tntdisp crashes 
when two devices added in GPS Source Manager

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機能要求
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● 先週、TNTmipsでの時間表示をUTCではなく、現地時間での表示・
設定に変えるよう、マイクロイメージ社に要求を上げました。

以下はその後の追加情報です。

 ○ GPSでの時刻表示−現地時間を表示する設定の追加。
【機能要求番号】PAT11925N - Add option to show local time 
(GeoDisplay/GPS Tools)

【機能要求番号】PAT11918N - ユーザがUTC(協定世界時)からの時間差を
設定できるようにする。

 ○ 地形特性メニュー。太陽位置を計算する時間の指定(現在はUTCでの
指定になっています)を現地時間でできるようにする。
【機能要求番号】PAT11927N - Add option to show local time 
(Topographic Properties)

 ○ TNTエクスプローラで、修正されたオブジェクトの時間表示がUTCに
なっているのはエラーとのことです。
【エラー番号】PAT11933E - Time displayed for modified object is 
not consistent with the Windows time setting. (TNTexplorer)

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● 多レイヤで広範囲のラスタと、行政区分を表すポリゴンベクタがあっ
たとき、ポリゴンを選択して、その内側だけラスタを間単に表示できる
ようにする(例えば、リージョンを使う)。

【機能要求番号】fmh11930 - Geodisplay: Add option to display only 
portion of raster inside marked polygon

現状では、@マスクを作る、A抜き出す、といった方法になります。

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● 表示ウィンドウにスケールバーを表示してほしい(すでに機能要求リ
ストに上がっています。再要求)。

【機能要求番号】lad5617N - Geodisplay / View Window: Show 'stadia 
bar' in view window to indicate scale.

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■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■

◆ 現在の V2006:72 の価格

・TNTmips シングルライセンス 890,400円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 537,600円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス  81,900円(送料・税込)

・TNTmips 年間バージョンアップ(2回分) 147,000円(税込)
・OpenGIS 年間テクニカルサポート       94,500円(税込)

・V2005:71 --> V2006:72へのアップグレード   88,200円(税込)
・V2004:70 --> V2006:72へのアップグレード  132,300円(税込)
・V2003:69 --> V2006:72へのアップグレード  169,050円(税込)


◆『TNTlite日本語解説セット』V72版 好評販売中!!
	(プログラム及びサンプルデータCD付き)

	<目次>
	1.空間データの表示
		2次元データの表示
		3次元鳥瞰図の作成
	2.衛星データの取り込み
	3.ジオリファレンス
		地図画像への座標情報付与
		衛星画像への座標情報付与
	4.GPSデータの取り込み
	5.標高データの解析
		陰影図の作成
		断面図の作成
		勾配・斜面方位の演算

 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm

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困ったときの問題解決フローチャート

▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」



STEP1 「ウェブ検索テクニック」
 ▽オープンGIS検索システム
 http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
 ▽メールマガジン検索システム
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
 ▽マイクロイメージ検索サイト
 http://www.microimages.com/search/
 ▽Google 検索
 http://www.google.co.jp/
 とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
 - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
 を使いこなすと、便利です!


STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]


STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
 http://www.microimages.com/didyouknow/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
 http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
 http://www.microimages.com/refman/


STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。


STEP5「テクニカルサポート」
 テクニカルサポート・ユーザー専用 メールアドレス





############# このメールマガジンの配信について ################

このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。

1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。


また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。



転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。



テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 20MB まで利用できます。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:FTP サイトを 500MB に拡張しました...
>サービスその10:現在計画中です...


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●テクニカルサポート用にスカイプのIDを用意しました。
テスト利用のためオフライン時は、申し訳ありませんが使用できません。





============ おことわり =============

※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、
 TNTmipsに関わる新しいニュースを、
 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。

※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。

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