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値線から 彩図をつくる
と う ち せ ん か ら だ ん さ い ず を つ く る

 
等値線を引いたけど、
段彩図をつくるには...?

と考えると、意外に大変ですね。


 というのも、段彩図は面的に塗りつぶすモノ。 しかし、元々ラインしか情報がないとなると、それに隣接するポリゴンを生成して、属性を転写する作業が必要になってきます。

 そこで、等値線から隣のポリゴンへ属性を転写するまでの作業過程をご紹介します。


ポリゴン隣接関係
等高線に標高値を簡単入力



This Information was checked by Windows XP (TNTmips 6.6/6.7)
●1. 枠ポリゴンを描く
まずはポリゴンを作ります
●2. SML にて属性転写
隣のポリゴンへ属性自動転写
●3. データの色づけ
値ごとに色を割り当て





 

  ポ リ ゴ ン の 作 成


 まずはラインだけの閉じていないベクタデータを、大きなポリゴンで囲みましょう  トポロジによってたくさんのポリゴンが生成されます



▼Edit/Spatial Data を起動

メニューから、Edit/Spatial Data... を選択して Spatial Data Editor を起動しましょう。

 



▼File/Open でデータを開く

Spatial Data Editor のメニューから File/Open... を選択します。

 



▼等値線ベクタオブジェクトを指定

Z持ったラインデータを指定して OK ボタンをクリックしましょう。

 



▼Vector Tools ウィンドウの Add polygon ボタンをクリック

んのウィンドウが現れますが、その中に横長の Vector Tools ウィンドウを見つけ出し、Add Polygon ボタンを押し込みましょう。

 



▼対象範囲をポリゴンで囲む

Spatial Data Editor View ウィンドウの上で、四隅をクリックしながら、対象範囲を囲みましょう。できましたら、Line/Polygon Edit Controls ウィンドウの Add ボタンを押します。

 



▼最後に保存しておきましょう

きましたらキチンと保存しておきましょう。 Spatial Data Editor ウィンドウのメニューより、File/Save... で上書き保存されます。 これで枠ポリゴンの作成は完了です。

 







 

 S M L を 実 行 し て 属 性 転 写


 SML をダウンロードして実行すると、等値線の Z値を両隣のポリゴンに自動転写します  ポリゴンの隣接関係をキチンと把握するトポロジ処理が行われています



▼Contour2poly SML のダウンロード

ロッピーマークをクリックしますと、等値線から両隣のポリゴンへ属性転写を行う contour2poly SML ファイルをダウンロードできます。 お好きな場所に保存してかまいません。

  contour2poly_v10.sml



▼Process/S M L/Run... を選択

TNTmips を起動しましたら、メインメニューより Process/S M L/Run... を選択します。 すると Select Files ウィンドウが現れます。

 



▼SML ファイルを開きます。

Select File ウィンドウがでてきましたら、contour2poly_v10.sml ファイルのある場所まで移動して選択後、OK ボタンを押します。

ダ階層間の移動には、右上にあります Go To ボタンや、Up One Level ボタンを使うのが便利です。

 



▼左端の歯車ボタンを押せば実行!!

smlファイルを読み込むと、4個のボタンが現れますが、一番左側のボタンをクリックしてください。 これで自動的に属性転写処理が実行されます。

 



▼注意事項の確認

始める前に、注意事項が現れます。 等値線の間隔をメモしておくことはお忘れなく。

 



▼等値線データ(枠付)を選択

作成しました、枠付き等値線ベクタデータを選択して OK ボタンをクリックします。

 



▼等値線インターバル入力

じめメモしておいた等値線の間隔を入力しましょう。これで設定は終了です。 OK ボタンを押すと処理が始まります。

 



▼Completed

くしますと、Completed というメッセージが現れます。 これで属性転写は完了。 結果は Z_Computed という名前のテーブルとして、等値線ベクタデータに記録されています。

 





 

  付 け を し て み よ う


 最後に転写された属性を利用して、色づけを行ってみましょう  いろいろな方法がありますが、今回は By Theme として色づけします



▼Display 機能を選択!!

ートしたデータを表示するには、メインメニューより Display/Spatial Data... を選択後、New 2D Group ボタンをクリックします。 すると下のように Group Controls ウィンドウと Group View ウィンドウのペアが画面上に現れます。

 



▼Controls ウィンドウで Add Vector ボタンをクリック

Group Controls ウィンドウにずらっと並んだボタンの中から Add Vectorボタンをクリックして Quick-Add Vector... を選択しましょう。


 



▼等値線ベクタを選択

するための枠付き等値線ベクタを選択してください。選択できましたら OK ボタンを押します。

 



▼ひとまずはラインを表示

までは、ラインだけが表示されてしまいますね。それでは、次にポリゴンの色付けを行ってきましょう。

 



▼Group Controls ウィンドウから設定

Group Controls ウィンドウの Tools マークから Controls... を選択します。

 



▼Polygons タブの設定

Vector Layer Controls ウィンドウが現れますので、Polygons タブへ移動して、Style: 欄を By Theme に切り替え、その右横にある Specify... ボタンをクリックしましょう。

 



▼Z_Computed テーブルの ModMax フィールドを指定

Select Table/Field ウィンドウが現れますので、左側のテーブル選択は Z_Computed を、右側のフィールド設定は ModMax を選択してください。 選択できましたら、OK ボタンをクリックします。

 



▼Classes と Distribution を設定

Theme Mapping Controls ウィンドウがでてきましたら、色分けの数を必要なだけ Classes: 欄に入力します(例えば 10 とか)。 続いて、Distribution: 欄をまずは等間隔にするために Equal Interval と設定しましょう。

 



▼Theme メニューから Close

できましたら、メニューより Theme/Close を選択します。 Verify ウィンドウが現れますが、今回の設定を保存しておきますので、Yes ボタンをクリックしましょう。

 



▼色づけと数値の対応表を保存

Object Selection ウィンドウが現れましたら、OK ボタンを押して、色づけと数値の対応テーブルを保存します。通常はデフォルトの ModMax という名前で OK です。

 



▼最後に Polygon Filling を設定

最後に、Vector Layer Controls ウィンドウの Polygon Filling: 欄を Enable for 2D and 3D に切り替えておく必要があります。 これを切り替えないと、ポリゴンがまったく色づけされません。 できましたら、OK ボタンを押しましょう。

 



▼ようやく段彩図の完成です!!

Group View ウィンドウに目を移すと、いかがですか、思い通りの段彩図が描けましたか? 気に入らなければ、Theme 設定を自由に変えながら、お好きな色付けに調整してみてください。

 






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2002.11.5 更新

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