TNTgis v2019 の新機能「図形タイルセットのエクスポート」と「Geomashup の構築」を使ったサンプル
本年1月にご案内しましたTNTgis v2019 の新機能のうち、WebGIS に関する機能である「図形タイルセットのエクスポート」と「Geomashup の構築」の新機能を使ったサンプルサイトを作成しました。これらの機能を使うと、ベクタデータをWebを使って公開する事が出来ます。
サンプルサイトの説明
- サンプルサイトを開くと最初に「Google マップが正しく読み込まれませんでした」と表示されますが、Google マップの課金用コードを設定していないためなので、気にせずそのまま[OK]を押してください。
- ブラウザ内は2つの領域に分かれています。左側がデータの階層構造を表示する"サイドバー"で、右側が対応する地図を表示する"マップ部"です。データの階層は最大3階層まで表現可能です。なお、背景のベースマップには地理院地図を使用しています。操作方法は、たとえば左側のサイドバーで"東北地方"の上でクリックすると、マップ部で東北地方がズームされます。
- "東北地方"の前のフォルダ・アイコンをクリックすると、県の一覧が表示されます。
- 次に、サイドバーの"岩手県"の上にカーソルを置くと、マップの該当エリアが赤く強調表示されます。
- "岩手県"をクリックすると、右側のマップの岩手県がズームされます。
- ポリゴンの上にカーソルを置くと、そのポリゴン(行政区域)の市町村名、人口が表示されます。
- さらに、ポリゴンをクリックすると、行政区域に関連付けられた属性情報がInfo Windowとして表示されます。
- ポリゴンの色は、表中の人口総数の数値に基づいて色塗りをしています。サイドバー下の凡例をクリックすると、別ページに詳細な凡例を表示します。
- また、ある程度ズームすると、ポリゴン内にラベルが表示されるようにしています。
- その他の機能としては、サイドバー上部のスライダーを動かすと、ポリゴンの透明度を変えることができます。サイドバーの項目の前のチェックボックスをON/OFFすることで、ポリゴンの表示、非表示を切り替えることが出来ます。
サンプルサイト
使用したデータ
- 図形データは、「国土数値情報 行政区域データ」からダウンロードしたシェープファイルを使用しました。
- また、属性データは、「都道府県・市区町村別統計表(一覧表)(2015年)」です。
- エクセルファイルは、GISのデータベースとして取り込むためCSVファイルに整形しました。その後、両者をTNTmipsに取り込み、市区町村コードをキーとしてリレートし、GISデータにしました。
- 処理の具体的な手順を以下のページに示します。⇒「ベクタデータを使ったWebGISの作成」
- 現在、Firefox, Chrome, Edge を使用してテストをしていますが、Firefoxで最近のグラフィックボードを使用したパソコンではタイル上に白の格子線が入る現象を確認しています。