2000.7.27
V6.3新機能の紹介
システムレベルの機能
- 複数言語をインストールした環境でメニューを使って言語を切替える。
- 選択時にフォルダ、オブジェクトのフルパス表示。
- ファイルやオブジェクトの選択ツールのネットワークコンピュータのサポート。
- ネットワーク上の他のコンピュータにアクセスする際、ドライブ名を与える必要がなくなった。
- 選択時のプレビュー表示(任意オブジェクト)。自動プレビュー、必要時プレビューのユーザ指定が可能。
- Solaris2.6以降で2GB以上のサイズのプロジェクトファイルをサポート。
視覚化
- 複数ビューを開いた時自動的にジオロックが効く。
- ウィンドウからメニューやツールバーのカスタマイズが可能。これにより不要な機能を表示しないようにできる。
- GeoToolBoxのスケッチツールで作られた要素に対しての属性の添付。
- スケッチツールで描いた要素に対してテーブルやレコードを直接作成できる。
レイアウト
- 任意の種類の地図や画像レイアウトに対して再利用可能なテンプレートを作成、保存できる。
- 新規レイヤー、テキストなどの変更に対するテンプレート作成。
- テンプレート変更時、格子の投影や間隔などのレイアウト特性の保持。
- DataTipだけに使われるレイヤーを非表示にすることによって凡例ビューを簡単にする。
- 複数の似たレイヤーを持ったグループに対して1個だけの入力を表示する(例、仮想モザイク)。
さらにすすんだ表データの表示
- フィールド数の多いテーブルの高速表示。
- リアルタイム・スクロール。
- ツールバーのアイコンからの表形式設定。
- アイコンを使ってのテーブルへの新レコードの挿入。
- カラム区切りのドラッグによるフィールド幅の変更。
- ドラッグによるフィールドとヘッダーの順番変え。
- 縦方向スクロールのHelpTipによる現在行の表示。
- 全レコード表示時、選択された最初のレコードに自動スクロールする。
- ソートの拡張(増加順または減少順でのソート、複数フィールドでのソート)。
- レコード削除時のワーニング強化。
データベース管理
- ODBC経由でリンクされたテーブルから複数レコードの読込み可能。
- 新規テーブル作成ダイアログの改良。
- フィールドの条件設定が簡単になった。
- 文字フィールドは256文字以上が扱える。
- 計算フィールド(文字式フィールド)の文字数の改善。
- 自然ジョイン(natural join)、外側ジョイン(outer join)、左外側ジョイン(left outer join)、右外側ジョイン(right outer join)、などの新しいテーブル結合のサポート。
ラスタの編集
- 正多角形の描画、塗りつぶし。
- 作成、コピー、流し込みによる塗りつぶし時の状況表示。
- ラスタ・ツールにキャンセルボタンが追加された。
- 16bitカラーマップ・ラスタの作成、編集。
- スペースがあればカラーマップに新しい色が自動追加される。
- カラーマップでカラーが全部使われた時に警告を表示する。
- カラーマップでカラーが全部使われた時に近い色を割り当てる。
ベクタの編集
- 微小ポリゴンのフィルターは属性も一緒に削除する。
- バブル・フィルターは属性を削除するか、親または近隣のポリゴンに添付する。
テキストをテーブルへ自動インポートする
- テキストファイルをスキャンして自動的にテーブル形式をMipsが決める:
コンマ区切りのデータ構造を感知してフィールドに挿入する。
固定長(Columnar)データ構造のインポート
1行目のテキストにフィールド名を含む場合、フィールド名として使用される。
フィールド数、フィールドタイプ、小数点桁数、その他の自動同定。
- ダイアログボックスでの自動検出された形式の修正。
インポート/エキスポート
- 階層型データ形式(HDF-EOS)V4.1, r3の画像、科学データのインポート。
- SDTSラスタのインポートの改善。
- 3次元シェープファイルのインポート。
- MapInfo TAB形式のインポート/エキスポートの改良。
- Sunラスタのインポート。
最新チュートリアルブック
- GPSを使った操作
- 分水界と地形もモデリング
- エンタープライズでの導入
- 全53冊がV6.30に更新
TNTatlas
- 各レイヤーの初期表示時の縮尺(1/2, 1/3, 1/4, ...)を設定できる。
- ユーザが作ったCDサイズのTNTatlasをマイクロイメージ社TNTserverで6ヶ月間無料公開サービス。
最新のTNTmips(V6.30以降)使用のユーザなら誰でも無料で置けます。
TNTmipsの拡張機能としてのTNTclient、TNTserverの使用環境を提供。
TNTclient
- 代替等価の"スタンドアロン"JAVAベースTNTクライアントのダウンロード。
- ローカルに保存されたスタンドアロンクライアントはTNTserverにアクセスするのにブラウザを必要としない。
- コントロールパネルのチェックボックスによって、ビュー中のレイヤーのON/OFF切り替えが容易になった。
- コントロールパネルのフォルダアイコンによって、ビュー中のグループのON/OFF切り替えが容易になった。
- 開いたグループの全レイヤーリストの表示/非表示コントロール。
- コントロールパネルでアトラスレベル名の上で右マウスボタンを押すとポップアップメニューを表示して、全グループの表示/非表示、そのレベルの全グループの展開/縮小ができる。
- コントロールパネルでグループ名の上で右マウスボタンを押すとポップアップメニューを表示して、全レイヤーの表示/非表示、グループ範囲へのズームができる。
- コントロールパネルでレイヤー名の上で右マウスボタンを押すとポップアップメニューを表示して、メタデータ、レイヤー範囲へのズームができる。
- 魅力的になった新凡例パネル。
- 緯度経度、州平面座標、UTM座標の選択が可能。
- m、feet、km、mile単位の選択が可能。
- 表示中心での1マイル、10マイル、1km、10km、フル解像度での拡大。
- TNTserverにおいて簡易アンドゥにより9個前までのビューに戻れる。
- 測定ツールを回転できる。
- 連続的なビューでの測定と集計(河川長)。
- アトラス名、サーバ名、TNTclient/TNTserverの日付が表示される。
- InfoTipは他のサイト、アトラス、ソフトをリンクするURLを提供する。
TNTserver
- 各ハイパーリンクオブジェクトに対して縮尺セットを使用できる(1/2、1/3、1/4、...)。
- あるインデックスエリアに対して複数のリンクを持ったアトラスを作成できる。
- 他のサイトのURLにInfoTip経由でリンクできる。
- 各ビジターの活動の統計の生成。
言語対応
- 現在提供可能:アラビア語、ロシア語、スペイン語、トルコ語、ギリシャ語、ドイツ語、ポルトガル語、ポーランド語、インドネシア語、中国語、日本語、韓国語のサポート。
- 準備中:タイ語、フィンランド語、オランダ語、仏語、スロバキア語。
(V6.30 New Featuresの翻訳)