1999.8.8
V6.20新機能の紹介
ハイライト:Windowsライクなオブジェクト選択
システムレベルでの変更
- 複数モニターの使用のサポート(各モニターは各ライセンスの解像度で設定)
- 大きなスクリーンサイズ。
- 複数モニターにまたがる単一Xウィンドウ。
- ビュー、ダイアログ、テーブル、他のコンポーネントが複数モニターにまたがって使用。
- バッファリングの改良により、Macの処理速度が約5倍に増強。
- 表示プロセスにホットキーの追加。
- "スペース"はカーソルの位置を中心にする。
- "0"-全体表示、"2"-2倍拡大、"3"-3倍拡大、"4"-4倍拡大。
- "1"-フル解像度で表示。
Windowsライクなオブジェクト選択
- 使いやすい新オブジェクト選択ダイアログ・ウィンドウ。
- Windowsのような、フォルダ/ディレクトリ階層の上下移動。
- オブジェクトタイプをあらわすアイコン、選択。
- 名前、作成日、修正日でのオブジェクト・リストのソート。
- 全オブジェクト、またはプロセスで使用できるオブジェクトのみを表示する選択ダイアログ。
地図投影、Datum
- SimilarityやBursa-Wolfe変換を使用した高精度datum変換。
- 35個の新Datumのサポート(AGD-84からGDA-94)。
- MGRS(Military Grid Reference System)のサポート(軍地図用) 。
- 以下の新座標系のサポート:
- Universal Polar Stereographic 座標系(極地)
- British National Grid(英国)
- German Gauss-Kruger Potsdam座標系(独)
- Finland-KKJ(フィンランド)
- New Zealand Map Grid
コンテキスト・センシティブ・ヘルプ
- HTMLヘルプが全TNT製品及びプロセスで使用可能。
- コンテキスト・センシティブHTMLヘルプは、HTMLオンライン・リファレンス・マニュアル、Getting Started冊子、システムの任意のファイルにハイパーリンク。
データベース・テーブルのレイアウトへの配置
- 表形式のデータベース・テーブルをCADオブジェクトとしてスナップショットで保存。
- テーブルのCADスナップショットを凡例としてマップレイアウトに使用。
- ライン・スタイル、ポリゴンの塗つぶし、グラフィカル・フィールド、フォントがテーブルのスナップショットと一緒に保存可能。
- テーブルのスナップショットはCADオブジェクト・エディタで編集可能。
地質学カルトスクリプト
- Getting Started冊子を準備。ユーザ独自のスクリプト設計。
ハイパースペクトル解析
- すべてのハイパースペクトル処理で圧縮型ハイパーキューブ・オブジェクトを使用可能。
※以前、ENVI ハイパースペクトルデータを直接使用可能と記しましたが、誤りでした。Import/Export 機能をご利用ください。
- PIMA携帯スペクトルメータで取得したデータをインポート可能。
- FieldSpecFR携帯スペクトルメータで取得したデータをインポート可能。
TNTatlasの作成
- インデクス・エリアがURLとリンク可能になり、ブラウザを起動。
- TNTatlasデータの完全性(接続性など)検証のためのユーティリティを開発。
- ウィザードによるCDベースのTNTatlasの作成:アトラスの完全性チェック、各プラットフォームに必要なソフトウエアの組み込み、インストールソフトウエアの追加、ほか。
インポート/エクスポート
- "AVIRIS 95"形式のインポート。
- ESRIの"GRIDラスタ"形式のインポート。
- ENVIのdata type4のインポート。
- BMP(Windowsで使用されるラスタ形式)へのエクスポート。
- DTED全ラスタ(レベル0,1,2)へのエクスポート。
- AgLeader"target"ラスタ形式へのエクスポート(精密農業機器の制御の出力のために一般的に使用されている形式) 。
3Dシミュレーション
- 3Dノースアローの挿入。
- プロファイルや平面図の位置を制御するためのダイアログ・ウィンドウ。
オブジェクトの編集
- WINTABドライバの採用-多くのX-Yデジタイザの直接サポート。
- より効率的な編集作業のため、ホットキーを表示処理に追加(前述) 。
データベース管理
- 選択テーブルからの重複レコードの自動検出、削除。
- 似た構造の2つのテーブルを結合し、新規テーブルを形成。
- 編集または作成中のテーブルへのテーブルのコピー(属性テーブルを含む) 。
- 外部にリンクされたODBC、Access、dBaseテーブルを内部テーブルにコピー。
- Accessや他のODBCテーブルソースからのピン・マッピングが約50倍高速に。
- ODBCベースの外部参照テーブルのAccessの設定が簡単になった。
モザイク
- モザイク中のすべてのヌル値をあらわすバイナリ・マスク・ラスタを保存できる。
SML for X
- SMLにプレプロセッサを装備。スクリプトで他のSMLスクリプトが使用可能に。
- プレプロセッサによって、スクリプトの一部を条件で含めたり、スキップする構文解析が可能に。
- いくつかのファイルに分割されたスクリプトを使用するためのファイルの使用。
- スクリプトファイル・ライブラリを設定し、複数のスクリプトで共有。
- 残りのインポート/エクスポート・クラスが完成(新クラス28、全98)。
- ポイントデータをDEMにしたり、コンター図にするサンプルSMLスクリプトの提供。
SML for Windows
- 100個のインポート/エクスポートの関数/クラスが使用可能に。
新チュートリアル冊子
- 3D Simulation
- Introduction to Remote Sensing
- Using CartoScripts
- Introduction to GIS
- Installation of Network-Wide Systems
全50冊子がV6.20に更新
言語キット
- アラビア語、ヘブライ語がTNT製品で完全サポート。
- テキスト・エディタ-右から左、左から右へのテキスト入力のサポート。
- テキスト・エディタ-英語とアラビア語/ヘブライ語の混合テキスト入力のサポート。
- ドイツ語のインタフェース参照ファイル入手可。