1999.3.31
V6.10新機能
(MicroImages, Inc.,V6.10New Features翻訳)
ハイライト:凡例ビュー表示の採用
システム(ボンネットの中は)
- DLLによりMacOS8.xのインストールサイズが23MB小さくなります。
- TNTviewとTNTeditは起動時にチュートリアル紹介の画面(リマインダー)とアクセス画面が出ます。
- 新ハイパーキューブ・ラスター・オブジェクトは全ハイパースペクトル画像を無損失で圧縮します。
- チュートリアル・リマインダー/アクセス画面がヘルプ・メニューから開けます。
- 地理空間レンダリング・エンジン(GRE)が従来のXとMotifから分離。
文脈に対応する(Context Sensitive)ヘルプ手順
- 文脈に対応したヘルプ・システムはHTMLを使用。
- ヘルプがリファレンス・マニュアルの詳細セクションにリンクします。
- ユーザ独自のコンテキスト・ヘルプや操作ノートの追加。
- ユーザのヘルプ、ノートからWORD, Reader, MPEGなどの文書のリンク・起動。
- ユーザのヘルプ、ノートからmicroimages.comなどのウェブ・サイトへのアクセス追加。
凡例ビュー(LegendView)
- 斬新な凡例ビュー表示ウィンドウ(デフォルト表示)。レイヤー・コントロール/凡例パネル、ビュー・パネルを提供。
- ArcViewライクな表示機能の導入;TNTグラフィック・レンダリング・エンジン;測定ツール,リージョン等;Xベースのリモート・クライアント/サーバー操作。
- ビュー・パネル、ウィンドウ・ツールバーをより使い易いビュー・ウィンドウにした。
- ビュー・ウィンドウからレイヤー追加するための新ツールバーアイコン。
- ビュー・パネルの左右に新レイヤー/凡例パネルの設定できる。
- ドラッグ&ドロップによるレイヤー/凡例パネルのレイヤー順の制御。
- レイヤー/凡例パネルでのレイヤーの表示/非表示。
- 右ボタン・メニューによるレイヤーの削除。
- レイヤー/凡例パネルにおいてレイヤー名に対する複数のデータティップの表示(例、メタデータ)
- パネル中でのレイヤーの対話的な名称変更。
- 各レイヤーのドロップダウン凡例の表示/非表示。
- レイヤーに表示中のベクタ、ピンマップ、TIN要素のサンプルスタイルの表示。
- 凡例要素の隣に属性コントロール・スタイルの表示(例,土壌タイプ名)。
- テーブル・リストの表示、属性表示。
- ラスターレイヤーの凡例自動生成:画像サンプル、カラースケール、カラーサンプル。
可視化
- 動画への動く視点位置と飛行経路の追加。
- 動画への動く視点位置と平面図の追加。
- 動画への、拡大した移動する平面図ビューの追加。
- テンプレート・グラフィックを使って特別なビューを付加。
- AVI形式の動画の作成。
例.建物の3D動画
TNTatlas(無料!)
- 凡例ビューがデフォルト表示になり、直感的なレイヤー制御,自動凡例作成を提供。
- オブジェクト,ファイルが他のプログラムを起動。
- 上の機能を使って動画ファイルとリンク。
編集
- 頻繁に使う操作にホットキーを割り当てられる(例、要素追加操作)。
- 線ラベル・アシスタントによって1テーブル/レコード生成オプションを提供。
- 右マウスボタン操作による再表示オプション。
地質分野
インポート/エクスポート
- AVIRIS, ENVIハイパースペクトル画像のハイパーキューブ・オブジェクトへのインポート。
- ネイティブTAB形式からのMapInfoデータベースのインポート。
- 作成、保存したフォーマット情報を利用してテキストファイルからベクタをインポートする。
- 改定NTAD(National Transportation Atlas Databases)ファイルをベクタ・オブジェクトにインポート。
- IDRISIラスタのインポート。
- ArcInfo ASCIIファイルのラスタ・オブジェクトへのインポート。
- AgLeader Precision Farming TGTファイルのインポート,エクスポート。
- 圧縮Stokes MatrixのJPL AIRSAR、他のSARからラスタ・オブジェクトへのインポート。
- フィンランド航空機等搭載画像スペクトルメータ(AISA)ハイパースペクトル画像のインポート。
- 日本の空間データ基盤1/2500都市計画図のベクタへのインポート。
- Geosoft XYZファイルをラスタ・オブジェクトにインポート。
データベース管理
- 数値フィールドに対する最大・最小値の設定。
- 文字フィールドに対する大文字,小文字,大文字小文字混合の制御。
- 他のテーブルにリンクしたフィールドへの入力、そのテーブルの主キーとの照合。
- 自動入力機能(最初の数語でマッチングしたら残りを自動入力する)。
- リンク・フィールドに不適合な入力をした場合のオプション;受諾、エラー表示、ダイアログ表示。
ハイパースペクトル解析
- ハイパーキューブ・オブジェクトはを無損失圧縮のハイパースペクトル画像を作成。
- 単一のハイパーキューブ・オブジェクトを複数の個別ラスタ・オブジェクトへの変換。
- ハイパーキューブ・オブジェクトに関する通常の可視化、ハイパースペクトル機能。
- トグルボタンによる大気吸収バンドの除去。
- 「スライディング」双曲線最小二乗法を使ったスペクトル変換,解析。
- PPI(Pixel Purity Index)を使ってPure pixelまたはエンドメンバーの同定。
- DMF(Derivative Matched Filtering;導関数照合フィルタ)を使って地形,ノイズ効果を低減する。
- LA-CEM(Locally Adaptive Constrained Energy;局所適合拘束エネルギ)による、空間変動を使用したMFの拡張。
- LA-CEMおよびDMFはMatched Filtering(MF)にくらべてノイズを軽減する。
モザイク
- 入力コントロール点に合わせる新ラバーシート処理。
- 処理エリアの非表示化。
地理空間製品の開発(SML)
- 新凡例ビューを使用した表示(前述)。
- 格子線,スケールバー、テキストレイヤーを含むレイヤーの作成と表示順の制御。
- 多くのインポート/エクスポートの追加(70クラス)。
- 地形近似機能のサポート。
- 勾配/方角/標高の計算。
- 地図作成のためのマップレイアウトを変更するサンプルSMLスクリプト。
Windows版地理空間製品の開発(W-SML)
- Windows上でダイレクトに動く SMLプロトタイプ任意のTNTハードウエアキーで実行可能)。
- スタンドアロンSMLアロインタープリータ(Motif,Xサーバーを使わない)、Windows95,98,NT版のみ。
- オブジェクト-イン解析、オブジェクト-アウト スクリプト。
- 現在のSML関数の85%をサポート。
- 表示,グラフィックス関数はまだ未実装。
- 標準のWindowsファイル選択ダイアログ。
- WindowsライクなRVCオブジェクト選択ダイアログ。
- Windowsベースのカラーエディタによるスクリプト作成。
新チュートリアル冊子
- 3Dシミュレーション
- ハイパースペクトル・イメージング入門
- GIS入門
- V6.10への更新
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