Remote Desktop 環境でのシングルライセンスの挙動
TNTmips シングルライセンスの Windows Remote Desktop 環境での挙動
について調査しました。
テスト環境:
PC-1 (Win10/TNTgis2016 + シングルライセンスkey)
PC-2 (Win7/wazaPC + フローティングライセンスkey)
ユーザ報告1:
「普通にパソコン1(通常ライセンス)でTNTmipsを動かすと、通常ライ
センスが起動し、フローティングライセンスは起動しないようだ」
(注)通常ライセンスとは、シングルライセンスのこと。
(解説) 以前は自分のパソコンにシングルライセンスkey が接続されてい
るにも関わらず、何故かLAN 上のフローティングライセンスが立ち上が
って来てしまうという奇妙な現象が起きていたような気がします。最近
は直ったようです。
ユーザ報告2:
「別のパソコン2 から、Windowsリモートデスクトップ機能を使って、
パソコン1(通常ライセンス)に接続したときに、パソコン1画面で
TNTmipsを起動すると、通常ライセンスでなくフローティングライ
センスが起動する」
以下は、テスト結果です。
A) PC1にkey が付いていて、有効なフローティングライセンスがない状
態では、PC2 からリモートでPC1 のTNTmipsを起動すると、リモートでは
使用不可とのメッセージが表示します。
B) PC1にkey が付いていない、かつ、有効なフローティングライセンス
の空きがある状態、または
C) PC1にkey が付いている、かつ、有効なフローティングライセンスの
空きがある状態の場合、PC2 からリモートでPC1 のTNTmipsを起動すると、
フローティングライセンスでTNTmips が起動します(※)。
※この点に関して、以前と動きが変わったのではないかという話があります。
フローティングライセンスの管理がそれまでのFlexLM からHASPキーによる
新たな管理方式に変わったことが原因なのかもしれません。あるいは、
HASPキーに変わって以降もライセンス管理の方法が時々変わっているの
かもしれない。
ユーザ報告3:
「パソコン1(通常ライセンス)でTNTmips を起動しておいてから、
このパソコン1 に別のパソコン2 からリモートで接続したときには、
そのまま通常ライセンスのTNTmips が使える」
(社内のテスト結果)
D) PC1 でTNTmips を起動する。このときはローカルのシングルライセン
スで起動。起動した状態で、PC2からリモートデスクトップでPC1 を参照
する。すでにシングルライセンスで起動してあるTNTmipsをそのまま操作
可能でした。
2016年2月12日:整理しているうちに、ユーザ報告1とユーザ報告2が関連
している気がしてきた。
2016年2月10日(初稿)
(株)オープンGIS