TNTmips V5.9インストールガイド
For Linux
平成10年9月改定
(株)オープンGIS
本ガイドは、Linux OSがインストールされたパソコンにTNT製品をインストールするための説明書です。ご不明な点があれば、CD-ROMのReadmeファイル(Readunx)を参照するか、弊社にお問い合わせ下さい。
TNTmipsのインストールを行うにあたって、最低100MBのハードディスクの空き容量が必要です。オンラインマニュアル(イラスト付)は34MB、すべてのサンプルデータは154MB、さらに必要です。
1.キーの接続
TNT製品のインストールを始めるにあたって、同梱のハードウエア・キー(以後、キー)をLinuxパソコンのシリアル・ポートに接続します。接続にはアダプーケーブルを使用してください。キーが接続されていないと、インストールおよび実行が出来ません。
2.インストール
2−1.rootでログインします。
2−2.2枚のTNTmipsのCDのうち、Bと書かれた方をCDドライブにセットし、マウントします。
(例)mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
2−3.CDがマウントされているディレクトリに変えます。
2−4.”ls”とタイプし、大文字で表示されるか小文字で表示されるか確認して下さい。システムによってファイル名が”INSTALL.SH;1”や”install.sh-1”と表示されます。
(表示例)
INSTALL.SH
INSTALL.SH\;1
install.sh
install.sh-1
2−5.インストール・スクリプトの実行
dfコマンドでディスクの空き容量を確認し、インストールする場所を決めます。ここでは、/usr/localにインストールするとします。
/usr/localディレクトリの下にtntというディレクトリを作り、そこにインストールする場合、次のように入力します。tntディレクトリは自動的に作られます。
#sh ./install.sh -dest /usr/local/tnt
2−6.インストール・スクリプトはキーを検出し、次のメッセージを表示します。
Welcome to TNT
Congratulations and thank you for selecting the TNT products.
This script will guide you through the installation process. Following is a
series of menus. When you have gone through the series of menus, this script
will begin installing files to /export/home2/tnt
(and maybe subdirectories depending on the options you select).
You select an option from the menus by typing the number listed to the left
of the option. Some menus allow you to select multiple options at one time.
To select multiple options, simply type the numbers of all options you
wish to select. Be sure to separate the numbers only by spaces. For instance,
if you want to install datasets numbers 1 and 8 type 1 8 <enter>. Do
*not* type 18 <enter> or 1,8 <enter>, or 1, 8 <enter>.
You will also notice that each menu has at least three extra options listed as
"Go B)ack", "C)ancel", and "H)elp". To select one of these options, type
only the letter to the left of the parenthesis and press <enter>, do *not*
type the entire word. The letter can be upper or lower case, it does not
matter. Please note that you should only select one of these options at a time.
The "Go B)ack" option allows you to leave the current menu and return to the
previous one. All options selected in the previous menu will be reset, so
you will have to make your selections in the previous menu again if you
use the "Go B)ack" option.
The "C)ancel" option will quit the script immediately. While some directories may have been created, no files will be installed if you use this option.
The "H)elp" option is there to provide you more information about the options
in the menu, or to attempt to explain areas of forseen confusion.
If you have any questions that the "H)elp" feature does not answer, you can
call the MicroImages Software Support Team at (402)477-9562.
Press enter to continue:
Enterキーを押します。
TNT Products V5.9 Installation Options
1 Install TNTmips (Includes TNTview, TNTatlas, and TNTedit) ….TNTmips本体
2 Install TNTedit ….オプション
3 Install TNTview ….オプション
4 Install TNTatlas ….オプション
5 Install Online Reference Manual ….オンライン・マニュアル
6 Install Internationalization Options ….日本語フォント(Linux未対応)
7 Install Sample SML Scripts ….サンプルSML
8 Install TNTsdk ….C言語開発キット
9 Install FLEXlm License Server on this machine for floating licenses
….フローティング・ラインセンス・マネージャ(購入者のみインストール可)
N.B.:The Getting Started booklets and sample data are now located on disk A. Insert disk A and run install.sh on that CD to install these items.
To install the above options, at the prompt, type the number(s)
separated by spaces for each option you wish to install.
Go B)ack, C)ancel, H)elp
Options: 1
インストールしたいオプションの番号を入力します。ここでは1と入力し、Enterキーを押します。
TNT Software Options
1 Install Professional Version of the TNT Products
2 Install Free TNTlite Version of the TNT Products
Go B)ack, C)ancel, H)elp
Select one of the above: 1
1と入力し、Enterキーを押します。
2−7. メッセージを表示しながら、TNTファイルのインストールを開始します。
2−8.インストール終了後、”tntmips”というファイルをTNTmipsを使用するユーザのパスにコピーします。
2−9.他のオプションをインストールする時は、2−5のコマンドを再度入力して、インストールを実行します。
サンプルデータとGetting Startedの入門書(Adobe Acrobat Readerで読込み可)はAと書かれたCDに収められています。ディスクAをセットし、2−5のコマンドを入力して、インストールします。
2−10.最後にrootに変えて、以下のコマンドを実行します。
# chmod 777 /usr/local/tnt/*
3.TNTmipsの起動
3−1.TNTmipsを使用するユーザ(rootではありません)にログインして下さい。
3−2.startxコマンドでXウィンドウ・システムを立ち上げます。
3−3.TNTmipsを起動するには次のように入力します;
TNTviewを起動するには、次のように入力します。
TNTatlasを起動するには、次のように入力します。
[重要] tntmipsの実行の際、Key Access Errorと出ることがあります。これは、キーが接続されているシリアル・ポートに対して、そのユーザがread,writeのアクセス権を持っていないことが原因です。このときはrootで以下を設定をします。
(例)シリアルポートがcua0の場合(ユーザの環境によってポート名は変わることがあります)
3−4.レファレンス・マニュアルの参照
TNTmipsのメイン・メニューのDisplay/Reference Manualを選択します。自動的にNetscape Navigator等のブラウザが起動し、マニュアルを開きます。(使用にあたって、オンライン・マニュアルがインストールされていることが必要です。)
サンプルデータのインストール
同梱のフロッピー(2枚組)には、TNTガイドのチュートリアルのサンプルデータが入っています。サンプルデータをインストールするには全部で約10MBの空きが必要です。
インストールの手順は以下のとおり。
フロッピーをフロッピー・ドライブにセットし、マウントします。
(例)mount /dev/fd0 /mnt/floppy
インストール先のディレクトリをハードディスクに作成、移動します。
(例)
mkdir sample
cd sample
フロッピーの中身をディレクトリにコピーします。
解凍します。
tarを実行します。
他のフロッピー(tutor2.tar.gz)についても同様の処理を行います。
(C) (株)オープンGIS