Subject: [ts-mag:00134] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 339号】
    Date: Tue, 17 Mar 2009 14:30:10 +0900
    From: WAZA Toshihiko


OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users     2009/03/13
Keywords: OpenGIS,TNTmips 2009,ジョブ処理,Geoprovisioning,値一覧

オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第339号「 TNT 製 品 2009 リ リ ー ス 」
#################################################################
                       株式会社 オープンGIS


皆さま、長らくご無沙汰いたしました。

約半年ぶりのメールマガジンになります。

今回は、そろそろ正式リリースが近づいてきましたバージョン2009 に関
する情報をお送りします。


・・・


あと2週間ほどで3月も終わりですが、マイクロイメージ社は3月末日
までにTNT製品の新バージョン "2009" を正式リリースする予定です。

リリースに伴いまして、バージョンの呼び方が変わります。これまでは
v7.2 あるいは2008:74 という呼び方でしたが、今後は "バージョン
2009" という年号での呼び方になります。はじめは言い馴れないとは思
いますが、よろしくお願いいたします。

呼称変更の理由は、何でしょうか。バージョンアップの回数が現在年1
回になったこと、開発バージョンの提供でバージョン間の境目がはっき
りしなくなってきたこと、年に1回は出すという開発者自身の戒め、な
ど色々と考えられそうです。

なお、バージョン2009 がリリースされた後も、いまお使いのバージョン
もそのままご利用になれます。パッチにつきましては、過去の2つのバ
ージョンに遡(さかのぼ)って提供される予定です。

 http://www.microimages.com/downloads/tntpatch/v74release.htm


・・・


先週末位から、マイクロイメージ社からバージョンアップのご案内が
FAXやメールで届いているかと存じます。注文書が添付されている場
合は、それに署名してクレジットカードなどで支払ことが可能です。ま
たは弊社経由でのご注文も承っております。

 □次期バージョンの予約購入(2009リリース前まで受付け)
   ......税込み126,000円

 ■2009リリース後のご購入
   (例) 2008:v74 → 2009 のアップグレード
   ......税込み151,200円



・・・



では、TNT製品2009の新機能についてご紹介いたします。

●ジョブ処理

何と言っても大きな目玉は、ジョブ処理(Job Processing)の機能と思わ
れます。TNTmips の多くのメニューに、ジョブの保存や実行ボタンがつ
いて、夜間など自分の望む時間に、大量のデータ処理を予約することが
出来るようになります。処理するデータは、LANやインターネットの
どこにあっても構わないそうです。最近多くなったマルチコアにも対応
して、CPU を有効に利用することができるとのことです。

翻訳「TNTmipsジョブ処理」
 
http://www.opengis.co.jp/NF_SummaryJ/75MemoJobProcessing_J.pdf

「GIS 処理提供サービス」とあるのは、"GeoProvisioning" の訳です。
"Provisioning" という言葉は、昨今話題を呼んでいる"クラウド・コン
ピューティング"の中で使われる言葉です。


●値一覧のサポート

最近マイクロイメージ社が力を入れている対話的な属性入力の新機能で
す。テーブルのリレートを利用することにより、リレートした他のテー
ブルから値の一覧を表示、選択する機能です。データベースソフトで有
名なファイルメーカーで昔から使われている機能です。

翻訳「値一覧を使った属性の選択」
 
http://www.opengis.co.jp/techguidej/75PickList_J.pdf

翻訳「属性の値一覧の設定」
 
http://www.opengis.co.jp/techguidej/75SetupPickList_J.pdf

翻訳「シェイプファイルに値一覧を作る」
 
http://www.opengis.co.jp/techguidej/75ShapePickList_J.pdf

どれだけ便利なのか、後で試してメルマガでご報告したいと思います。


●ステレオ表示の際のDEM の自動平滑化

赤青の色めがねを使って地形を立体表示します。筑波の国土地理院の「
地図と測量の科学館」にも床一面にひろがった赤青の日本地図がありま
す。この機能は、TNT 製品でアナグリフを使って見る際、表示する画像
の解像度に合わせて、DEM を自動的にリサンプルするという機能です。

翻訳「ステレオ表示の自動平滑化」
 
http://www.opengis.co.jp/techguidej/75StereoSmoothing_J.pdf


●リアルタイム・パンニング表示

表示データのパンニング(移動)の方法が、v74からハンドツールによるド
ラッグに変わりました。v74でのパンニングでは、ドラッグした際に出来
る後方の隙間部分が黒く、マウスを放した時点でデータの描画が始まり
ました(バックフィル・パンニング)。

Ver.2009 からサポートされるパンニングはもう少し進化して、"リアル
タイム"パンニングと呼ばれるものになります。これは、Google Earth
と同じように、ドラッグとともに隙間部分がリアルタイムでデータ表示
されます。

英文
 
http://www.microimages.com/featupd/200874/74Panning.pdf

人によっては昔のスクロールバーで良かったという方もいらっしゃいま
す。いずれにしても、表示のし方で問題が起こるのだけはやめてほしい
ですね。


●LIDAR ツールキット

LIDAR の3次元ポイントデータの標準形式であるLAS ファイル(バイナリ
ーファイル)を直接表示することができます。ポイントプロファイルツー
ルを使って、任意の長方形内の3次元ポイントの垂直断面図を作ること
ができます。

翻訳 LIDAR LAS ファイルについて解説しています。
 
http://www.opengis.co.jp/techguidej/74LASshape_J.pdf

翻訳「ポイントプロファイルツール」
 
http://www.opengis.co.jp/techguidej/74ptProfile_J.pdf


●モザイク処理において、ラスタオブジェクトやタイルセット以外に、
Google Earth の標準的なタイル構造である"Super Overlay" や Google
マップ の標準的なタイル構造である"Tile Overlay" でラスタを出力す
ることができます。


●単一レコード表示のインターフェース改良
翻訳
 
http://www.opengis.co.jp/techguidej/75SingleRecordView_J.pdf



・・・


◆その他のニュース

バージョン2009 のリリースとともに、TNTlite の名称が "TNTmips
Free" に変わります。
 http://www.microimages.com/featupd/2009/75TNTlitePlus.htm

データサイズの制限はこれまでと同じです。ユーザ登録やアクティベー
ションコードは不要になります。

また TNTmips は "TNTmips Pro" という名前に変わります。

新しく、Free とPro の間に "TNTmips Basic" という製品が出来ます。
データサイズの制限が Free にくらべて少し緩和されます。使用可能な
ラスタサイズが少し大きくなります。

Free:	  314,368 セル、最大たてorよこ 1,024 セル
Basic:	4,000,000 セル、最大たてorよこ 4,000 セル


Basic はマイクロイメージ社のオンラインストアで販売、ダウンロード
の予定です。弊社でも日本語解説セットとして販売する予定です。

Pro のようなハードウエア・キーを使ったプロテクトではありませんが、
個々のパソコンに固定されるプロテクトがかかる予定です。
価格は米国ドルで $200 です。


<新旧名称の比較>

(旧名称)				(新名称)
---------------------------------------
TNTlite		===>	TNTmips Free

TNTlite Plus	===>	TNTmips Basic

TNTmips		===>	TNTmips Pro


※マイクロイメージのサイトで最近一時期、"TNTlite Plus" という名称
で"TNTmips Basic" が紹介されていました。




■参考となる本

「クラウドの衝撃」城田真琴(野村総研)[東洋経済新報社](1,500円+税)

わずか5台のコンピュータが世界を席巻するらしい...







■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■

◆ TNT 製品 価格表
 
http://www.opengis.co.jp/img/info/kakaku_list.pdf

・TNTmips シングルライセンス 	765,870円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 	460,950円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス  	 70,350円(送料・税込)

・TNTmips 年間バージョンアップ(年1回分) 126,000円(税込)
・OpenGIS 年間テクニカルサポート         94,500円(税込)

※現在ご注文いただきますと、納品はVer.2008:74で、ライセンスは
Ver.2009 まで使用できます。

◆ HASP-USB キーへの交換		16,800円(税込)

http://www.opengis.co.jp/htm/catalog/tntinfo/tntinfo_fixed_licens
e.htm

※ 交換に際して、バージョンが最近のものである必要があります。


◆ 特別アカデミックライセンス(SAL)の紹介ページ
 http://www.opengis.co.jp/htm/sal.htm

◆ <買取>と<リース>の2種類があります。
 
http://www.opengis.co.jp/img/info/SAL_price.pdf

※ 会社が保有する中古品を貸すのがレンタル、新品を仕入れて貸すのが
リースということで、用語を"レンタル"から"リース"に統一しました。


◆『TNTlite日本語解説セット』v73版
	(プログラム及びサンプルデータCD付き)
          7,980円(税込み/送料別)

 ★ Windows VISTA を使って全面書き直しました。

 ★ 新たに追加した項目

	・Google Earth へのエクスポート
	・ベクタデータの作成と編集、
	・画像分類(教師なし)
	・ラスタの集計
	・レイアウトの作成

 
http://www.opengis.co.jp/htm/info/book4v73.pdf

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■




困ったときの問題解決フロチャート

▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「テクニカルサポート」
▼STEP5「メーリングリストへ聞いてみる」


STEP1 「ウェブ検索テクニック」
 ▼Google 検索
 http://www.google.co.jp/
 トップページにGoogle のサイト内検索の窓を持ってきました。
 Google 検索はPDFも含めて検索します。(NAMAZU はしません)。

 とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
 - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
 を使いこなすと、便利です!

 半年以内の比較的新しいメールマガジンは検索対象になりません。

 ▽メールマガジン検索システム
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi



STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
 ▼「日本語テクニカルガイド」(翻訳)
 http://www.opengis.co.jp/htm/CPmasterindex_J.htm
 ▼「日本語クイックガイド」(翻訳)
 http://www.opengis.co.jp/htm/CPquick_J.htm
 ▼オープンGIS ウェブサイト「過去のメルマガ バックナンバー」
 http://www.opengis.co.jp/htm/kako_mail/index_kako.htm
 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm
 ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm
 ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポス
ター類」
 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm


STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm
 ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテ
キスト」
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm
 ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」[英文]
 http://www.microimages.com/didyouknow/
 ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm
 http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
 http://www.microimages.com/refman/


STEP4「テクニカルサポート」
 テクニカルサポート・ユーザー専用 メールアドレス


STEP5「メーリングリストへ聞いてみる」
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。




############# このメールマガジンの配信について ################

このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。

1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。

転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。



テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で
対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを
進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 5 GB まで利用できま
す。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:FTP サイトを 5 GB に拡張しました...
>サービスその10:現在計画中です...


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●テクニカルサポート用にスカイプのIDを用意しました。
テスト利用のためオフライン時は、申し訳ありませんが使用できません。





============ おことわり =============

※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、
 TNTmipsに関わる新しいニュースを、随時
 皆さまへご提供させていただきます。

※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。

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