Subject: [ts-mag:00122] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 327号】 Date: Thu, 20 Dec 2007 10:09:57 +0900 From: WAZA Toshihiko OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2007/12/07 Keywords: OpenGIS,TNTmips,Space Shuttle,ALOS,Moon,Sun,Earth View オープンGIS テクニカル・サポート専用メールマガジン 第327号「 空 か ら 見 る 地 球 の 範 囲 」 ################################################################# 株式会社 オープンGIS 飛行機などに乗って見える地球は、地表のほんの"一部"にすぎません。 同様に、スペースシャトルから見る地球も"一部"です。 今回は、この"一部"が具体的にどれだけの広さなのか、飛行機やスペー スシャトル、ALOS衛星などを例に、計算してみました。 今回計算に使用した"視点"です。 ●飛行機 「当機はシベリア上空を高度35,000フィートで飛行中です」の 35,000フィートは、およそ1万メートル、10キロ です。 ●スペースシャトル スペースシャトルは、上空300-400(km)を飛行します。 ●ALOS衛星 ALOS衛星の軌道高度は、692(km) です。 ●月 月は地球から約38万4,000(km) 離れています。 ●太陽 太陽と地球の距離は、約1天文単位だそうです。1天文単位=約1億 4,960万(km) これらの物体や天体の位置から見える"地球の範囲"を計算しました。 ・・・ 視点と地球の関係を図示すると、こうなります。 丸いのが地球で、視点は、地表h(km)のところにあります。 そこから地球を見た場合に見える範囲が、黄色で示されています。 領域の半径をr(km) とし、rとhの関係を求めました。 いずれも地球半径(R)に対する比として計算しました。 表の中で、見込み角(Θ)は、視点から引いた接線と中心を結んだ線との なす角度です。 グーグルアースの画像を借りて、飛行機、スペースシャトル、ALOS 衛星の場合について、見える範囲を図に示しました。 ( 極(北極、南極)を中心にして表示すると、見込み角=緯度になって、 範囲の円を描きやすくなります) 飛行機は地表付近を飛んでいますので、そこから見える地表の範囲はか なり狭いものです。スペースシャトルでさえも、直下を中心ににして半 径20(度)くらいの範囲しか見えていないことが分かります。 ALOS衛星の高さからは、スペースシャトルよりも少し広めの範囲を 眺めることができます。 前の表を見ると、月や太陽はかなり遠方にあるので、地球の片側半分を ほぼ完全に見ることができます。 ・・・ グーグルアースの地球を見ると、地球の片側半分を全部表示していない ことに気が付きました。 北極や南極を中心にして表示してみると 北回帰線や南回帰線(北緯およ び南緯23度26分18秒)よりも低い緯度の領域が見えません。 この角度を見込み角(Θ)として、グーグルアースの視点の高さ(h)を逆算 すると、グーグルアースの視点の高度は、地表から地球半径の約1.5倍、 約1万キロメートルの所にあることが分かりました。 グーグルも細かい芸当をしています。 □■Tips□■ =============================================================== 2つの属性を2段重ねてラベル表示する方法についてご紹介します。 ▼<ベクタレイヤコントロール>ウィンドウのダイナミックラベルで、 「スクリプトによる」を選択します。これは今までも何回か使いました。 ▼ [指定...] ボタンを押し、キーボード入力や[フィールドの挿入] ボ タンを使って、次のように入力します。 print(テーブル名1.フィールド名1) print(テーブル名2.フィールド名2) ▼ ウィンドウを閉じると、属性が2段になって表示されます。 print コマンドを使うことが大事です。 =============================================================== 機能要求 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + ● ERDAS の24bitカラーコンポジットラスタ(R, G, B 各8bitずつのラス タ)をTNTmips にインポートすると、3つのバンドに分かれてインポート される。24bitコンポジットラスタのままインポートできるようにしてほ しい。 【機能要求番号】PAT15156N - ERDAS-IMG: Add option to import 24-bit composite raster into a single raster. + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + □■Feature Management Database の利用□■ =============================================================== 毎週報告している「エラー番号」や「機能要求番号」。 マイクロイメージ社のフィーチャ・マネージメント・データベース (Feature Management Database)に入力して、現在の状況(ステータス)を 簡単に確認できます。 http://www.microimages.com/support/features/ 番号を入力して、 ステータスをチェックします。 =============================================================== ■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■ ・TNTmips シングルライセンス 858,900円(送料・税込) ・TNTedit シングルライセンス 518,700円(送料・税込) ・TNTview シングルライセンス 79,275円(送料・税込) ・TNTmips 年間バージョンアップ(年1回分) 141,750円(税込) ・OpenGIS 年間テクニカルサポート 94,500円(税込) ※昨今の円高で価格を若干下げました。 (価格表) http://www.opengis.co.jp/img/info/kakaku_list.pdf ◇ HASP-USB キーへの交換 19,950円(税込) http://www.opengis.co.jp/htm/catalog/tntinfo/tntinfo_fixed_license.htm ※交換に際して、お持ちのTNT製品が最近のバージョンである必要があり ます。 ◆ 特別アカデミックライセンス(SAL)のご紹介 http://www.opengis.co.jp/img/info/SAL_price.pdf <買取>と<レンタル>の2種類があります。 ※価格はお問い合わせください。 ◇『TNTlite日本語解説セット』V72版 好評販売中!! (プログラム及びサンプルデータCD付き) <目次> 1.空間データの表示 2次元データの表示 3次元鳥瞰図の作成 2.衛星データの取り込み 3.ジオリファレンス 地図画像への座標情報付与 衛星画像への座標情報付与 4.GPSデータの取り込み 5.標高データの解析 陰影図の作成 断面図の作成 勾配・斜面方位の演算 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm ☆ 新たな項目を追加して、V73 用に改訂中です。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 困ったときの問題解決フローチャート ▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」 ▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」 ▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」 ▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」 ▼STEP5「テクニカルサポート」 STEP1 「ウェブ検索テクニック」 ▽オープンGIS検索システム http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi ▽メールマガジン検索システム http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi ▽マイクロイメージ検索サイト http://www.microimages.com/search/ ▽Google 検索 http://www.google.co.jp/ とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける) を使いこなすと、便利です! STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語] STEP3 「ドキュメントを読んでみる」 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語] ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」 http://www.microimages.com/didyouknow/ [英文] ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語] http://www.microimages.com/getstart/ [英文] ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」 http://www.microimages.com/refman/ STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」 メーリングリストに参加されたい方は、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。 STEP5「テクニカルサポート」 テクニカルサポート・ユーザー専用 メールアドレス ############# このメールマガジンの配信について ################ このメールマガジンは、 年間テクニカル・サポートに加入されている、 ユーザーさまのみを対象としております。 基本的には、登録アカウント1つに対して 1ユーザーを配信対象としておりますが、 例えば、研究室の予算で加入された場合などは、 ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、 計2ユーザーを対象として配信させていただきます。 1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。 学生さん2名が同じくらい使用する場合は、 申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。 また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、 メールマガジンの配信を停止させていただきます。 メールマガジンが配信されなくなった時は、 サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。 転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、 お手数ですが、弊社までご連絡ください。 テクニカル・サポート活用案内 >サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。 >サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で 対応。 >サービスその3:対応は最優先で行います。 >サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。 >サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。 >サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを 進呈。 >サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 5 GB まで利用できま す。 >サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。 >サービスその9:FTP サイトを 5 GB に拡張しました... >サービスその10:現在計画中です... テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス テクニカル・サポート・ユーザー専用 FTPアカウント(最大容量5GB) ●テクニカルサポート用にスカイプのIDを用意しました。 テスト利用のためオフライン時は、申し訳ありませんが使用できません。 ============ おことわり ============= ※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、 TNTmipsに関わる新しいニュースを、 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。 ※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。 ================================