Subject: [ts-mag:00121] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 326号】
Date: Fri, 30 Nov 2007 08:09:36 +0900
From: WAZA Toshihiko
OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2007/11/30
Keywords: OpenGIS,TNTmips,Default Record,Linux/Unix Discontinue
オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン
第326号「 属 性 値 の 自 動 入 力 」
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株式会社 オープンGIS
今週は、属性値を自動入力する機能についてご紹介します。
・・・
▽「メイン」から「編集...」を選びます。
▼ 新規ベクタを作成します。
▼<新しいオブジェクトの値>ウィンドウが出ますので、使用するジオ
リファレンスなどを選択し、[OK] ボタンを押します。
では、始めましょう。ここでは、ポリゴンの場合について説明します。
▼<ベクタツール>ウィンドウの右端にある「Default Record」パネル
で [ポリゴン] ボタンを押します。
▼<プロンプト用のテーブルを選択>ウィンドウがあらわれます。[テー
ブルの作成...] ボタンを押して、テーブルを作りましょう。
▼ [次へ] ボタンを押します。
▼ テーブル名を入力します。
▼ レコードと図形要素との関係付け(関連付け)のタイプ(アタッチメン
ト・タイプ)を指定します。ここでは、もっとも自由度の高い"とくに制
限なし"を選びました。他のアタッチメント・タイプでもかまいません。
▼ [次へ] ボタンを押します。
▼ 次はフィールドを定義します。ここでは"整数"を使用しました。
▼<プロンプト用のテーブルを選択>ウィンドウに戻りました。作成し
たばかりのテーブルを選んだ状態にして、[OK] ボタンを押します。
▼ 最後にようやく<デフォルトレコード>ウィンドウが出ました。ここ
で自動入力する数値を入力します。"10" としました。
[OK] ボタンを押して、設定終了です。
・・・
では、ポリゴンを作りましょう。
▼ ポリゴンを入力していくと、"10"の値を持ったレコードが順次出来ま
す。
▼ 途中で値を変えたいときは、再度 [ポリゴン] ボタンを押します。
▼ <プロンプト用のテーブルを選択>ウィンドウが出ますので、今度は
今使っているテーブルを選択します。
▼ 再度<デフォルトレコード>ウィンドウが出ますので、自動入力する
数値を入力します。今度は"20"としました。
▼ 次のポリゴンから"20"のレコードがアタッチされます。
入力結果をラベル表示しました。
属性の自動入力、こんな機能がTNTmips にあったのですね。
・・・
◆ 先週のリレートとアタッチについて補足です。
ポリゴンに市区町村コードが付いていて、それを使って、人口などの他
の属性テーブルがリレートされている場合、市区町村コードを削除する
理由はありませんね。市区町村コードを使って、さらに他の情報を関連
付けることができます。
リレートの中間テーブルはあくまで作業途中であり、最後にリレートし
たテーブルが成果品というときは、先週ご紹介した方法が役立ちます。
□■ (重要) Linux 版・Unix 版サポート中止のお知らせ □■
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マイクロイメージ社は、約10年間にわたり、Linux や Unix で利用でき
るTNT製品や無料バージョンであるTNTlite の販売・サポートを行ってき
ました。しかし、TNTlite による無料バージョンの提供も、製品版の販
売を促進するにはいたりませんでした。
Linux にはさまざまなバージョンが存在し、インストールプログラムを
作るのも簡単ではないようです。
マイクロイメージ社は、Linux やUnix 版のTNT製品のサポートを今後行
いません。ホームページ上の Linux や Unix版 に関する情報も、今後随
時書き換えられていく予定です。
なお、Linux 版につきましては、現行の v2007:73 のサポートは継続し
ますが、次期バージョンである v2008:74 の提供は行わない予定です。
皆さんあるいは学生の皆さまには、今後は Windows やマック環境で使っ
ていただくよう、お願いいたします。
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エラー・バグ・トラブル
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○ 走向・傾斜を求めるSMLで、ポイント入力のウィンドウで "Clear"ボ
タンを押すと、クラッシュしましたが、修正されました。新しいSML を
ダウンロードしてお使いください。
【エラー番号】15088E: Strike/Dip Tool Script: get crash when
press Clear on polygon tool controls.
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
● 空間データエディタで、ダイナミックラベル(属性のラベル表示のこ
と)をラベル要素(図形)に変換すると、ラベルの引き出し線が座標系の原
点から引かれるときがあります。マイクロイメージでは再現していませ
んが、エラー登録されました。
SD Editor: Convert dynamic labels: resulting elements have
smaller font size (when dynamic labels size is set using design
scale - no problem if set to User Defined)
● 作成したグリッドを保存する際、指定した名前や説明で保存されない。
【エラー番号】PAT15119E - The grid is always saved with default
object name and description.
● ラスタの抜き出しの「マニュアル」の方法で、ラスタ全体に赤いマス
クがかかるときがある。解除法がよく分からない。
●「タブ区切り」テキストファイルを、TEXT-RASTER 形式を使って、正
しくラスタとしてインポートできない。「コンマ区切り」についてもで
きない(v72, 73)。
【エラー番号】PAT15136E TEXT-RASTER: "Tab separated value" text
file can not be imported correctly.
【エラー番号】PAT15137E TEXT-RASTER: "Comma separated value" text
file can not be
imported correctly.
「スペース区切り」では問題がありません。お手数ですが、「スペース」
に置換してインポートしてください。
● ラスタからコンターを発生すると、一番外側のセルの中心までしかコ
ンターが作られない。ラスタの範囲いっぱいまでコンターを生成してほ
しい。
【エラー番号】DMD15133E - Contouring: Does not compute the
contours for half of the raster cells in the extents
● ラスタから境界の自動ベクトル化で発生したベクタを表示すると、エ
ラーメッセージが表示されるときがあります。このときは、ベクタをバ
リデートするか、最新のパッチをあててみてください。
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機能要求
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● エディタではなく、ページレイアウト上でラベルの微調整をしたい。
マイクロイメージの回答は、ラベル表示を調整するには、ダイナミック
ラベルをラベル要素(ポイントやポリゴンなどと同じ図形の1種)に変換
する必要があります。図形要素に変換されるので、エディタ環境でない
と修正できません。ページレイアウトではスケッチオブジェクトが使え
ますが、スケッチの編集はできません。難しい問題です。
● テーブルのプロパティのウィンドウで、フィールドタイプとして"整
数"を指定したとき、倍精度浮動小数点の精度である"15桁" 以上入力で
きるのはおかしい。
【機能要求番号】PAT15120N - Do not allow width over 15 digits for
fields with floating point type.
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
□■Feature Management Database の利用□■
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毎週報告している「エラー番号」や「機能要求番号」。
マイクロイメージ社のフィーチャ・マネージメント・データベース
(Feature Management Database)に入力して、現在の状況(ステータス)を
簡単に確認できます。
http://www.microimages.com/support/features/
番号を入力して、
ステータスをチェックします。
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■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■
・TNTmips シングルライセンス 858,900円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 518,700円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス 79,275円(送料・税込)
・TNTmips 年間バージョンアップ(年1回分) 141,750円(税込)
・OpenGIS 年間テクニカルサポート 94,500円(税込)
※昨今の円高で価格を若干下げました。
(価格表)
http://www.opengis.co.jp/img/info/kakaku_list.pdf
◇ HASP-USB キーへの交換 19,950円(税込)
http://www.opengis.co.jp/htm/catalog/tntinfo/tntinfo_fixed_license.htm
※交換に際して、お持ちのTNT製品が最近のバージョンである必要があり
ます。
◆ 特別アカデミックライセンス(SAL)のご紹介
http://www.opengis.co.jp/img/info/SAL_price.pdf
<買取>と<レンタル>の2種類があります。
※価格はお問い合わせください。
◇『TNTlite日本語解説セット』V72版 好評販売中!!
(プログラム及びサンプルデータCD付き)
<目次>
1.空間データの表示
2次元データの表示
3次元鳥瞰図の作成
2.衛星データの取り込み
3.ジオリファレンス
地図画像への座標情報付与
衛星画像への座標情報付与
4.GPSデータの取り込み
5.標高データの解析
陰影図の作成
断面図の作成
勾配・斜面方位の演算
http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm
☆ 新たな項目を追加して、V73 用に改訂中です。
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困ったときの問題解決フローチャート
▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」
STEP1 「ウェブ検索テクニック」
▽オープンGIS検索システム
http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
▽メールマガジン検索システム
http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
▽マイクロイメージ検索サイト
http://www.microimages.com/search/
▽Google 検索
http://www.google.co.jp/
とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
- や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
を使いこなすと、便利です!
STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]
STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
http://www.microimages.com/didyouknow/ [英文]
▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
http://www.microimages.com/refman/
STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
メーリングリストに参加されたい方は、
info@opengis.co.jp までご連絡ください。
弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。
STEP5「テクニカルサポート」
テクニカルサポート・ユーザー専用 メールアドレス
############# このメールマガジンの配信について ################
このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。
基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。
1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。
また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。
メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。
転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。
テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で
対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを
進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 5 GB まで利用できま
す。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:FTP サイトを 5 GB に拡張しました...
>サービスその10:現在計画中です...
テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス
テクニカル・サポート・ユーザー専用 FTPアカウント(最大容量5GB)
●テクニカルサポート用にスカイプのIDを用意しました。
テスト利用のためオフライン時は、申し訳ありませんが使用できません。
============ おことわり =============
※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、
TNTmipsに関わる新しいニュースを、
毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。
※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。
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