Subject: [ts-mag:00117] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 322号】
    Date: Fri, 02 Nov 2007 17:10:35 +0900
    From: WAZA Toshihiko


OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users     2007/10/26
Keywords: OpenGIS,TNTmips,Linux,Ubuntu,root,sudo,MacOS X,Leopard

オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第322号「 "root" に 代 わ る "sudo" 」
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                       株式会社 オープンGIS



"root" は、Unix やLinux の世界での特権ユーザです。システム管理に
関係するコマンドを実行するには、"root"ユーザになる必要があります。
Windows 2000/XP/Vista で言えば、Administrator(システム管理者)に相
当します。


Linux の種類にもいろいろありますが、たいていの場合、インストール
の最後あたりで、"root" パスワードの入力を促(うなが)されます。


しかし、最近話題の Linux "Ubuntu" (ウブントゥ、または、ウブンチュ
と発音します。アフリカの古い言葉で「思いやり」という意味だそうで
す) をインストールをすると、"root" のパスワードの入力を求められ
ません。

 http://www.ubuntulinux.jp/


Ubuntu でシステム管理の仕事をするときは、"root" の代わりに "sudo" 
というコマンドを使用します。

たとえば、ファイルの所有者を変えたいときは

$ sudo chown hanako sample.txt

などと入力します。その際、インストールしたあなたのユーザID のパス
ワードを入力します。

su とは、ご存知のように、swap user とか、super user の頭文字です。


さて、この"sudo" というコマンド、かなり前からアップルのMac OS X 
のターミナルコマンドにもありました。Mac OS X は Unixをベースにし
て開発されたOSです。


・・・


システムで"root" を使わないことのメリットは、

● システムをインストールしたユーザが、自分以外のパスワードを覚え
る必要がない。

● "root"という決まったユーザがないので、外部から攻撃されにくい。

● システム管理をするユーザが複数いる場合、"root"のパスワードを共
有することなく、個別にシステム管理できる。

といった、主にセキュリティ上の理由からです。


いまや一人ひとりのパソコンがインターネットで外の世界とつながって
います。

俺は(私は)ここにいると、名乗る時代ではなくなってきたようです。







□■お知らせ□■
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26日、アップルの新OS、Mac OS X v10.5 "Leopard"(レパード)が発売
されました。

 http://www.apple.com/

v72, v73 で動作確認しましたが、X11 の起動で問題がありました。マイ
クロイメージに報告済みです。

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エラー・バグ・トラブル
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○ メルマガ【第305号】で報告しました「2つのラスタ値の散布図を描
くラスタ相関ウィンドウにおいて、ラスタが32bit 実数に対して、表示
される回帰線の位置がおかしい」というエラーが修正されました。

【エラー番号】PAT14208E - Raster Correlation: Regression line is 
misplaced when using 32bit floating rasters.

2007年10月24日以降の2007:73 をお使いください。
 http://www.microimages.com/downloads/tntpatch/v73release.htm

ご迷惑をおかけしました。


○ メルマガ【第321号】で報告しました「「変換」>「ラスタ→各種図
形」>「自動トレース...」メニューで、[テスト] ボタンを押すと、ク
ラッシュする」エラーが修正されました。

【エラー番号】PAT14950E - Crash when click on the Test button.

これも、2007年10月24日以降の2007:73 をお使いください。
 http://www.microimages.com/downloads/tntpatch/v73release.htm

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

● 空間データエディタのラスタの編集で、セルの値を閲覧すると、"不
当なパラメタ"のエラーが出ます。

【エラー番号】PAT14970E - Get "Invalid parameters" error when 
getting a cell value.


● 標高ラスタを使って、その場所の走向・傾斜を計算するSMLが
v73, v72 で動かない。

StrikeDipTool.sml
http://www.microimages.com/sml/StrikeDipTool.htm

・v73 では走向、傾斜の値が0になる。
・v72 では、3点の追加を行うと、クラッシュしました。

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機能要求
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● 表示メニューのラスタの陰影図表示で、設定した方角、高度などのパ
ラメターを保存できるようにしてほしい。

【機能要求番号】PAT14973 - Allow to save Relief Shading 
Adjustment settings for future use.


● フィーチャーマッピングで、FEATURES ラスタからあるクラスのセル
を全部削除したい。

【機能要求番号】tdp2341 - Feature Mapping: Allow user to delete 
class from existing features raster.


● 空間データエディタで、ラスタのあるDN値を一括して変更する。

【機能要求番号】sth4692N - Spatial Edit - Raster: Add tool to 
change all cells of one value to another value.

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■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■


・TNTmips シングルライセンス 	890,400円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 	537,600円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス  	 81,900円(送料・税込)

・TNTmips 年間バージョンアップ(年1回分) 147,000円(税込)
・OpenGIS 年間テクニカルサポート         94,500円(税込)


◇ HASP-USB キーへの交換		19,950円(税込)
http://www.opengis.co.jp/htm/catalog/tntinfo/tntinfo_fixed_license.htm
※交換に際して、お持ちのTNT製品が最近のバージョンである必要があり
ます。


◆ 特別アカデミックライセンス(SAL)のご紹介
 http://www.opengis.co.jp/img/info/SAL_price.pdf

<買取>と<レンタル>の2種類があります。


◇『TNTlite日本語解説セット』V72版 好評販売中!!
	(プログラム及びサンプルデータCD付き)

	<目次>
	1.空間データの表示
		2次元データの表示
		3次元鳥瞰図の作成
	2.衛星データの取り込み
	3.ジオリファレンス
		地図画像への座標情報付与
		衛星画像への座標情報付与
	4.GPSデータの取り込み
	5.標高データの解析
		陰影図の作成
		断面図の作成
		勾配・斜面方位の演算

 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm


☆ 新たな項目を追加して、V73 用に改訂中です。

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困ったときの問題解決フローチャート

▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」



STEP1 「ウェブ検索テクニック」
 ▽オープンGIS検索システム
 http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
 ▽メールマガジン検索システム
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
 ▽マイクロイメージ検索サイト
 http://www.microimages.com/search/
 ▽Google 検索
 http://www.google.co.jp/
 とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
 - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
 を使いこなすと、便利です!


STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]


STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
 http://www.microimages.com/didyouknow/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
 http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
 http://www.microimages.com/refman/


STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。


STEP5「テクニカルサポート」
 テクニカルサポート・ユーザー専用 メールアドレス





############# このメールマガジンの配信について ################

このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。

1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。


また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。

転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。




テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で
対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを
進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 5 GB まで利用できま
す。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:FTP サイトを 5 GB に拡張しました...
>サービスその10:現在計画中です...


テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス


テクニカル・サポート・ユーザー専用 FTPアカウント(最大容量5GB)


●テクニカルサポート用にスカイプのIDを用意しました。
テスト利用のためオフライン時は、申し訳ありませんが使用できません。





============ おことわり =============

※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、
 TNTmipsに関わる新しいニュースを、
 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。

※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。

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