Subject: [ts-mag:00100] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 305号】
    Date: Fri, 29 Jun 2007 18:23:54 +0900
    From: WAZA Toshihiko


OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users     2007/06/29
Keywords: OpenGIS,TNTmips,Zoom Google Earth to Match View,2007:73

オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン

第305号「  グ ー グ ル ア ー ス で  ひ と っ 飛 び !!  」
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                       株式会社 オープンGIS



今週は、グーグルアースとの連携機能についてご紹介します。

これは 2007:73 からの新機能です。


グーグルアースがインストールされていなければ、インストールしてか
らお試しください。


・・・


TNTmips の表示ウィンドウにお使いの地理データを表示します。

ここでは、チュートリアルでおなじみのアメリカ ネブラスカ州の Crow 
Batte(クロウビュッテ) の衛星画像を使用しました。




▼ 表示ウィンドウのツールバーに、見慣れたグーグルアースのアイコン
ボタンがあります。このボタンを押します。




▼ グーグルアースが立ち上がり、TNTmips と同じ範囲が表示されていき
ます。




( 画面のスナップショット)




▼ TNTmips の表示ウィンドウを拡大して、再度グーグルアースのアイコ
ンを押します。




▼ すると、グーグルアースも同じ範囲にズームします。




▽ グーグルアースの画面右上にあるナビゲーションコントロールを使っ
て地形を3次元表示してみました。




ビュッテ(Butte)は前にも書きましたが、小高い山のことです。確かにそ
んな感じです。


▼ グーグルアースで場所を見失っても、再度アイコンボタンを押せば、
表示ウィンドウの場所に戻れます。




この機能は、表示マネージャだけでなく、空間エディタ、ジオリファレ
ンスなど、表示ウィンドウが使える場所で使用可能です。


◆ 参考にした資料
http://www.microimages.com/documentation/cplates/73GEmatchView.pdf



・・・


この機能だけでも十分便利ですが、さらにデータをグーグルアースに乗
せることもできます。メルマガでも何回かご紹介しています。

◆ グーグルアース関連ワザ集
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/GoogleEarth.htm

ラスタ、ベクタとも、グーグルアースのKMLファイルでエクスポートする
ことができます。

ベクタデータは最近、高さを指定できるようになって、5月のメルマガ
の時点よりもさらに機能が進んでいます。
http://www.microimages.com/documentation/cplates/73GeometricObjectstoKML.pdf

クイックスナップショットは、複数のオブジェクトをグーグルアースに
表示するのに便利です。


データを準備するのが楽しくなりますね。







エラー・バグ・トラブル
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○ メルマガ【第296号】で報告しました「16bitのラスタを PNG ファイ
ルでエクスポートすると、縞状の紋様になる」エラーが修正されました。

【エラー番号】PAT13561E - 16-bit raster can not be exported to 
PNG correctly.


○ メルマガ【第299号】で報告しました「v73 で、属性にスタイルを割
り当てようとすると、エラーが出る」が修正されました。

【エラー番号】PAT13831E - Get "no access permitted for file" 
message when assigning styles by attribute.

2007年6月27日以降のTNTmips 2007:73 をご使用ください。


○ メルマガ【第303号】で報告しました「Windows Vista でのエラー。
v73 で、表示マネージャの「オプション」>「表示ウィンドウオプショ
ン...」を選ぶと "tntdisp.exe" エラーが出ます」のエラーが修正され
ました。

【エラー番号】crr14090E - Display: hangs when choose Options / 
View Options in Display Manager

最新のパッチをご使用ください。


○ 同じく、メルマガ【第303号】で報告しました「Windows Vista での
エラー。v73 で、空間エディタのレイヤマネージャの「セットアップ」
>「詳細設定...」を選ぶと "sdedit.exe" エラーが出ます」のエラーも
修正されています。

【エラー番号】crr14093E Spatial Edit: hangs when choose Setup / 
Preferences in Layer Manager

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●「ラスタ」>「フィルタ」>「しきい値...」メニューにおいて、
32bit 浮動小数点(実数)ラスタに対して、しきい値のスライドバーの挙
動がおかしいというユーザ報告がありました。左端にすると、1.8e+308、
右端にすると-1.8e+308と表示されます(大小の関係が逆転している)。

このエラーについては、今週の6月27日のパッチで修正されています。

16bit 整数ラスタに対しても同様の現象がありましたが(左端にすると、
2e+308、右端にすると-2e+308)、パッチ適用後は、左端-32768、右端
32768 になり(v72では最小、最大値を表示します)、まだ挙動がおかしい
ようです。再度マイクロイメージに連絡しました。

問題がありましたら、恐れ入りますが、修正されるまで 2006:72 をお使
いください。


● 2つのラスタ値の散布図を描くラスタ相関ウィンドウにおいて、ラス
タが32bit 実数に対して、表示される回帰線の位置がおかしい。



【エラー番号】PAT14208E - Raster Correlation: Regression line is 
misplaced when using 32bit floating rasters.

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機能要求
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● ノードの移動時、円を描き、円内のラインの中間点を自動で削除する
機能。

【機能要求番号】PAT14213E - Add option to automatically delete 
vertices within a specified threshold when node is moved.


● ArcInfo E00シェードセットファイルのインポート

【機能要求番号】NRS14216N - Import E00: Add support for shadeset 
file


● 空間エディタのライン編集時の<Line/Polygon Edit Controls>ウィ
ンドウの操作ボタンをショートカットにしてほしい。

【機能要求番号】crr14239N - Add hotkey for operations in Line/
Polygon Edit Controls


● ラスタ相関ウィンドウで、縦軸と横軸の目盛を区切りのよい数字に変
えたい。

【機能要求番号】JLR2605N - Allow different X/Y axis scales for 
greater than 8-bit data.


● ラスタ相関ウィンドウで、表示や保存されるラスタのサイズを
256x256 より大きくしたい。



【機能要求番号】PAT14207E - The Raster Correlation window 
components is not resized proportionally when window is resized 
by mouse.

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□■お知らせ□■
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最近レンタルサーバのディスク容量を 2(GB) から10(GB) に増設しまし
た。

これにより、より大きなデータをFTPサーバに置くことができます。

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■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■

◆ バージョンをV2007:73 に変更しました。価格は同じです。

・TNTmips シングルライセンス 890,400円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 537,600円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス  81,900円(送料・税込)

・TNTmips 年間バージョンアップ(年1回分) 147,000円(税込)
・OpenGIS 年間テクニカルサポート         94,500円(税込)

・V2006:72 --> V2007:73へのアップグレード   88,200円(税込)
・V2005:71 --> V2007:73へのアップグレード  132,300円(税込)
・V2004:70 --> V2007:73へのアップグレード  169,050円(税込)


◇ HASP-USB キーへの交換		19,950円(税込)
http://www.opengis.co.jp/htm/catalog/tntinfo/tntinfo_fixed_license.htm
※交換に際して、お持ちのTNT製品が最近のバージョンである必要があり
ます。


◆ 特別アカデミックライセンス(SAL)のご紹介
 http://www.opengis.co.jp/img/info/SAL_price.pdf


<買取>と<レンタル>の2種類があります。


◇『TNTlite日本語解説セット』V72版 好評販売中!!
	(プログラム及びサンプルデータCD付き)

	<目次>
	1.空間データの表示
		2次元データの表示
		3次元鳥瞰図の作成
	2.衛星データの取り込み
	3.ジオリファレンス
		地図画像への座標情報付与
		衛星画像への座標情報付与
	4.GPSデータの取り込み
	5.標高データの解析
		陰影図の作成
		断面図の作成
		勾配・斜面方位の演算

http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm


☆ 新たな項目も追加して、V73 用に改訂中です。

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困ったときの問題解決フローチャート

▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」



STEP1 「ウェブ検索テクニック」
 ▽オープンGIS検索システム
 http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
 ▽メールマガジン検索システム
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
 ▽マイクロイメージ検索サイト
 http://www.microimages.com/search/
 ▽Google 検索
 http://www.google.co.jp/
 とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
 - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
 を使いこなすと、便利です!


STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]


STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
 ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
 http://www.microimages.com/didyouknow/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
 http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
 ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
 http://www.microimages.com/refman/


STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
 メーリングリストに参加されたい方は、
 info@opengis.co.jp までご連絡ください。
 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。


STEP5「テクニカルサポート」
 テクニカルサポート・ユーザー専用 メールアドレス





############# このメールマガジンの配信について ################

このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。

基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。

1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。


また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。

メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。



転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。



テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で
対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを
進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 5 GB まで利用できま
す。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:FTP サイトを 5 GB に拡張しました...
>サービスその10:現在計画中です...

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●テクニカルサポート用にスカイプのIDを用意しました。
テスト利用のためオフライン時は、申し訳ありませんが使用できません。





============ おことわり =============

※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、
 TNTmipsに関わる新しいニュースを、
 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。

※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。

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