Subject: [ts-mag:00096] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 301号】
Date: Tue, 05 Jun 2007 15:20:49 +0900
From: WAZA Toshihiko
OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2007/06/01
Keywords: OpenGIS,TNTmips,SuchiChizu 25000(SDF),XML,MeshuHyoko
オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン
第301号「 数値地図25000(空間データ基盤) の インポート(1) 」
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株式会社 オープンGIS
国土地理院が発行している「数値地図25000(空間データ基盤)」のCDに
は、
1)道路中心線
2)行政界・海岸線
3)橋・トンネル・雪覆い
4)鉄道中心線
5)水系(水涯線・河川中心線)
6)基準点
7)メッシュ標高
8)公共施設
9)地名
などの数種類のベクタ形式の地理情報がXML文書形式で格納されてい
ます。
今回は、この中の「メッシュ標高」ファイルをTNTmips に取り込むSM
Lを作成しました。
格納されている「メッシュ標高」データは、別に販売されている「数値
地図50mメッシュ(標高)」と同じものです(こちらでは緯度経度で、2秒
間隔のポイントとして格納されています)。座標系は世界測地系の緯度経
度で、秒単位の小数点以下4桁まで表されています。SMLでは、ベク
タのポイントとして取り込みました。
・・・
▽ SMLはこちら:
http://www.opengis.co.jp/sml/MH_import_v73.sml
XMLファイルの文字コードの関係で、"シフトJIS" がそのまま使える
v73 を使用しましたが、文字コードを "UTF-8" に変えることにより、
v72 でも使用可能です(後ろでも説明しています)。
▼「スクリプト」>「実行...」を使用します。
▼ ダウンロードしたSMLを選びます。
▼ 入力用のXMLファイルを選びます。
今回使用したCDは「東京」で、その中の「墨田区」を対象としました。
ファイル名の 13107 は墨田区に付けられた行政コードです。XMLファ
イルは、CDに同梱されている解凍プログラムを使って作成します。
▼ 出力用のRVCファイルとオブジェクトを指定します。
▼ 10秒位(Celeron 2.66GHz ,992MBメモリ)の後、終了のウィンドウが現
れます。
以上でインポート終了です。
・・・
表示してみましょう。
▽ 背景には、数値地図25000(地図画像)(世界測地系)の該当図幅を取り
込んだものを表示しました。
▼ 標高値はTNTmips のシステムテーブルであるInternalテーブルのz に
取り込まれています。
X, Y 座標は、秒単位から度に変換されています。
▼ 主題(テーマ)を使用して、ポイントを6段階に色分けしました。
このあたりの標高値は海抜 -3 から +2 m で、いわゆる0メートル地帯
です。
▼ 弊社周辺の拡大図です。ポイントが格子状に落ちています。
▼ XMLファイル中の各ポイントの識別子を表すタグ属性は、属性テー
ブルに格納しました。
インポート元のXMLファイル(一部)
・・・
今回のSMLはv72でも使用できます。
その際は、XMLファイルの1行目のエンコードの"Shift_JIS" を
"UTF-8" に書き直し、ファイルを文字コード "UTF-8" で保存し直してく
ださい。
文字コードの変更は、Windows であればメモ帳(Notepad)で出来ますが、
TNTmips の<テキストファイルの編集...>メニューで変更できます。
お試しください。
□■最新情報□■
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Windows 版 v2007:73 のインストールガイドを掲載しました。
hhttp://www.opengis.co.jp/htm/win_inst/mips73_Win_install_guide.pdf
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エラー・バグ・トラブル
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最近 v73 を購入されたお客様から、
「バージョンアップコードを入力しなくても使えるのはなぜ?」
というご質問をいただきました。
状況をマイクロイメージに確認したところ、
毎週のパッチには、v73を購入した方のキーの番号が記録されているそう
です。注文をお受けして、バージョンアップコードが発行されても、ユ
ーザがそれ以降の新しいv73のパッチを使用すれば、コードなしで自動的
にキーを認識して使えるとのことでした。
CDの時は、そのような仕組みになっていて、年間バージョンアップで
購入されたユーザはコード入力の必要がありませんでした。
毎週のパッチでもこのような仕組みになっているのは、今回初めて知り
ました。
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機能要求
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今週は特にありませんでした。
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□■お知らせ□■
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最近マイクロイメージのサイトから TNTpatch のページがなくなり、
Release Version のページへのリンクに変わりました。
http://www.microimages.com/downloads/tntpatch/73patch.htm
今後、TNT製品のエラー修正やアップデートのパッチをあてるには、
Release Version(RV) のページから Minimum のソフトをダウンロードし
てインストールします。
http://www.microimages.com/downloads/tntpatch/v73release.htm
インストールは、ホームページにも記載があるように、既存のソフトを
残したまま、上書きインストールでかまいません。
パッチをインストールしても、日付が変わらないといった症状が出たと
きは、一度アンインストールして、クリーンな形にして再度インストー
ルしてみてください。
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■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■
◆ バージョンをV2007:73 に変更しました。価格は同じです。
・TNTmips シングルライセンス 890,400円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 537,600円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス 81,900円(送料・税込)
・TNTmips 年間バージョンアップ(年1回分) 147,000円(税込)
・OpenGIS 年間テクニカルサポート 94,500円(税込)
・V2006:72 --> V2007:73へのアップグレード 88,200円(税込)
・V2005:71 --> V2007:73へのアップグレード 132,300円(税込)
・V2004:70 --> V2007:73へのアップグレード 169,050円(税込)
◇ HASP-USB キーへの交換 19,950円(税込)
http://www.opengis.co.jp/htm/catalog/tntinfo/tntinfo_fixed_license.htm
※交換に際して、お持ちのTNT製品が最近のバージョンである必要があり
ます。
◆ 特別アカデミックライセンス(SAL)のご紹介
http://www.opengis.co.jp/img/info/SAL_price.pdf
<買取>と<レンタル>の2種類があります。
◇『TNTlite日本語解説セット』V72版 好評販売中!!
(プログラム及びサンプルデータCD付き)
<目次>
1.空間データの表示
2次元データの表示
3次元鳥瞰図の作成
2.衛星データの取り込み
3.ジオリファレンス
地図画像への座標情報付与
衛星画像への座標情報付与
4.GPSデータの取り込み
5.標高データの解析
陰影図の作成
断面図の作成
勾配・斜面方位の演算
http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm
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困ったときの問題解決フローチャート
▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」
STEP1 「ウェブ検索テクニック」
▽オープンGIS検索システム
http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
▽メールマガジン検索システム
http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
▽マイクロイメージ検索サイト
http://www.microimages.com/search/
▽Google 検索
http://www.google.co.jp/
とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
- や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
を使いこなすと、便利です!
STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]
STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
http://www.microimages.com/didyouknow/ [英文]
▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
http://www.microimages.com/refman/
STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
メーリングリストに参加されたい方は、
info@opengis.co.jp までご連絡ください。
弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。
STEP5「テクニカルサポート」
テクニカルサポート・ユーザー専用 メールアドレス
############# このメールマガジンの配信について ################
このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。
基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。
1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。
また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。
メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。
転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。
テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で
対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを
進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 20MB まで利用できま
す。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:FTP サイトを 500MB に拡張しました...
>サービスその10:現在計画中です...
テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス
テクニカル・サポート・ユーザー専用 FTPアカウント(最大容量500Mbyte)
●テクニカルサポート用にスカイプのIDを用意しました。
テスト利用のためオフライン時は、申し訳ありませんが使用できません。
============ おことわり =============
※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、
TNTmipsに関わる新しいニュースを、
毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。
※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。
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