Subject: [ts-mag:00083] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 288号】 Date: Wed, 28 Feb 2007 07:52:13 +0900 From: WAZA Toshihiko OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2007/02/23 Keywords: OpenGIS,TNTmips,Scale,Design,None,User-defined,2006:72 オープンGIS テクニカル・サポート専用メールマガジン 第288号「 ス ケ ー ル の デ ザ イ ン と は 」 ################################################################# 株式会社 オープンGIS ポイントなどのサイズを指定する時、「スケール」を選ぶことができま す。 スケールには、ご存知のように、 ・なし ・ユーザ定義 ・デザイン の3つの選択肢があります。今回は、これら3つの選択肢の違いについ て整理してみました。 ・・・ サンプルのポイントベクタです。全体を表示しています。 ▼<ベクタレイヤコントロール>ウィンドウを開きます。スタイルは "すべて同じ" を選びました。[指定...] ボタンを押します。 1)なし 最初に、スケール "なし" の場合です。高さを10.00 ミリメーター にし ました。 ▼2倍に拡大しました。シンボルのサイズは拡大前と変わりません。 このように、スケール "なし" は、拡大縮小しても常に一定サイズ(この 場合 10 mm)で表示されます。 もし、モニター上で 10 mm の大きさで表示されていなければ、X サーバ ーの調整を行ってみてください。 ★ X サーバーの調整については、<本日のTips>で解説しています。 2)ユーザ定義 次に、スケールを"ユーザ定義"にしました。右隣りの[カレント] ボタン を押すと、現在の表示ウィンドウのスケールがセットされます。 ▼ 2倍拡大すると、ポイントは2倍の大きさになります。 このように "ユーザ定義"は、指定したスケール(縮尺)で、指定したサイ ズ(この場合 10 mm)になるように表示(または印刷)するモードだという ことが分かります。 3)デザイン 次に、"デザイン" を選びます。[カレント] ボタンはかすれて押せなく なります。 ▼ 表示ウィンドウのポイントのサイズが小さくなりました。 ▼ 全体表示(拡大率1)にすると、もっと小さくなります。いずれにして も、"デザイン"も"ユーザ定義"と同じように、スケールと連動するモー ドなのが分かります。 ▽ デザインの縮尺を決めているパラメターは、2次元表示グループでは、 表示グループの<グループ設定>ウィンドウにある「デザインスケール」 パラメターです。 ▼ いま "10000" と設定されています。表示ウィンドウのスケールを "10000" とすると、ちょっとレスポンスが悪いですが、ウィンドウを多 少拡大縮小してやると、スケール "10000" で指定したサイズ 10 mm で 表示されました。 ◎「ユーザ定義」がオブジェクトに個別にスケールが適用されるのに対 して、「デザイン」では2次元表示グループに含まれるオブジェクト(レ イヤー)全部に対して "デザインスケール" が適用されます。 また、デザインスケールを決める場所は「2次元表示」では、表示グル ープの<グループ設定>ウィンドウでしたが、 「画面用レイアウト」では、各グループの<グループ設定>ウィンドウ の[レイアウト] タブで行います。 「印刷用レイアウト」も「画面用レイアウト」と同じパラメータがあり ますが、「用紙設定...」で設定する「地図の縮尺」とも連動しています。 ・・・ 印刷する場合、用紙設定で出力の縮尺を決めますので、スケールを「な し」または「デザイン」にしておけば、指定したサイズ(この場合10 mm) で印刷されることになります。 □■Tips□■ =============================================================== X サーバーの調整(キャリブレーション)方法について(Windows の場合) ▼ TNTmips を起動します。 ▼ タスクバーにある X Sever のアイコンをクリックします。 ▼ [Measure] タブで、Monitor Type で使用しているモニターのインチ 数を選びます。 [OK] ボタンで閉じます。次回から有効になります。 =============================================================== ★ エラー・バグ・トラブル + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + ● メルマガ【第284号】で報告しました「 V72 の空間データエディタで、 削除したラインが赤く選択されたまま、すぐ消えない」エラーが修正さ れました。2月14日以降のV72のパッチをお使いください。 【エラー番号】PAT12742 - Active element remains as marked when deleted. ● 理由は不明なのですが、16bit 符号付ラスタに対しては新規テーブル の作成メニューがかすれて選べません。16bit 符号なし, 8bit, 4bitの 場合は選べます。 ● メルマガ【第268号】,【第282号】で報告しました「単写真によるオ ルソ画像の作成を行うと、画像が欠ける」エラーが修正されました。 【エラー番号】crr11808E - Orthorectification: Output raster is cut off TNTmips 2006:72の2月28日以降のパッチをお使いください。どうもお待 たせしました。 ● リージョンを作成して、その中のラスタの統計量を計算する SML"regstatS.sml" に、ローカライズによるエラーが見つかりました。 http://www.microimages.com/downloads/tool¯o.htm 日本語環境でお使いになるときは、こちらのSML をお使いください。 http://www.opengis.co.jp/files/Regstats_upd.zip ● 選択したポリゴンの中のラスタの統計量を計算するSML "regstatP.sml" を使う時は、2月28日以降のパッチをお使いください。 使用上の注意としては、表示マネージャでラスタをクリックし、アクテ ィブにしてから実行してください。 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + ★☆ お知らせ ☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ マイクロイメージ社は、3月1日頃から、2006:V72 を購入されたユーザの 方へ 以下の印刷物の発送を開始します。発送はDHLになります。 - 2006:72 リリースメモ - 2006:72 カラープレート - 新バージョン2007:73 で予定されている機能一覧 - リンカーン固定資産ビューワ・サンプルTNTatlas DVD(第2版) - TNTserver 2006:72, TNTmap 2006:72 テクニカルリファレンス これらはマイクロイメージ社のウェブで、すでにリリースされているも のです。お待たせしました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■2007:V73最新情報□■ =============================================================== マイクロイメージ社は、2007:V73 の正式リリース(ダウンロード)を 3月後半(の15日間)に予定しています。大変お待たせしました。 =============================================================== ★ DV73の使用制限 =============================================================== V72 製品版を購入されているユーザは、DV(開発版)73 を製品版(データ サイズ制限なし)として使用できます。30日間で使用期限が切れますが、 パッチを更新することでさらに30日間ずつ延長使用が可能です。 RV73 として公式リリースされた後も継続して使用するためには、ライセ ンス購入が必要です。 DV 版のダウンロードはこちらからどうぞ: http://www.microimages.com/freestuf/tntpatch/DV73.htm =============================================================== □■ウィンドウズVISTAサポート最新情報□■ =============================================================== 現在マイクロイメージでは、ライセンスキーの動作確認をはじめ、 2007:V73 の Windows Vistaでの動作評価を行っています。 テスト終了後、マイクロイメージ社はホームページで結果を報告します。 Vista 以前にリリースされたTNT製品については、Vistaでは動かないで あろうとのことです。(2007/2/10 時点) =============================================================== ■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■ ◆ 現在の V2006:72 の価格 ・TNTmips シングルライセンス 890,400円(送料・税込) ・TNTedit シングルライセンス 537,600円(送料・税込) ・TNTview シングルライセンス 81,900円(送料・税込) ・TNTmips 年間バージョンアップ(年1回分) 147,000円(税込) ・OpenGIS 年間テクニカルサポート 94,500円(税込) ・V2005:71 --> V2006:72へのアップグレード 88,200円(税込) ・V2004:70 --> V2006:72へのアップグレード 132,300円(税込) ・V2003:69 --> V2006:72へのアップグレード 169,050円(税込) ◇ HASP-USB キーへの交換 19,950円(税込) http://www.opengis.co.jp/htm/catalog/tntinfo/tntinfo_fixed_licens e.htm ※交換に際して、お持ちのTNT製品が最近のバージョンである必要があり ます。 ◆『TNTlite日本語解説セット』V72版 好評販売中!! (プログラム及びサンプルデータCD付き) <目次> 1.空間データの表示 2次元データの表示 3次元鳥瞰図の作成 2.衛星データの取り込み 3.ジオリファレンス 地図画像への座標情報付与 衛星画像への座標情報付与 4.GPSデータの取り込み 5.標高データの解析 陰影図の作成 断面図の作成 勾配・斜面方位の演算 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 困ったときの問題解決フローチャート ▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」 ▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」 ▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」 ▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」 ▼STEP5「テクニカルサポート」 STEP1 「ウェブ検索テクニック」 ▽オープンGIS検索システム http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi ▽メールマガジン検索システム http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi ▽マイクロイメージ検索サイト http://www.microimages.com/search/ ▽Google 検索 http://www.google.co.jp/ とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける) を使いこなすと、便利です! STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」 http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」 http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」 http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」 http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語] STEP3 「ドキュメントを読んでみる」 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」 http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」 http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語] ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」 http://www.microimages.com/didyouknow/ [英文] ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」 http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語] http://www.microimages.com/getstart/ [英文] ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」 http://www.microimages.com/refman/ STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」 メーリングリストに参加されたい方は、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。 STEP5「テクニカルサポート」 テクニカルサポート・ユーザー専用 メールアドレス ############# このメールマガジンの配信について ################ このメールマガジンは、 年間テクニカル・サポートに加入されている、 ユーザーさまのみを対象としております。 基本的には、登録アカウント1つに対して 1ユーザーを配信対象としておりますが、 例えば、研究室の予算で加入された場合などは、 ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、 計2ユーザーを対象として配信させていただきます。 1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。 学生さん2名が同じくらい使用する場合は、 申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。 また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、 メールマガジンの配信を停止させていただきます。 メールマガジンが配信されなくなった時は、 サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。 転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、 お手数ですが、弊社までご連絡ください。 テクニカル・サポート活用案内 >サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。 >サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で 対応。 >サービスその3:対応は最優先で行います。 >サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。 >サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。 >サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを 進呈。 >サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 20MB まで利用できま す。 >サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。 >サービスその9:FTP サイトを 500MB に拡張しました... >サービスその10:現在計画中です... テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス テクニカル・サポート・ユーザー専用 FTPアカウント(最大容量500Mbyte) ●テクニカルサポート用にスカイプのIDを用意しました。 テスト利用のためオフライン時は、申し訳ありませんが使用できません。 ============ おことわり ============= ※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、 TNTmipsに関わる新しいニュースを、 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。 ※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。 ================================