Subject: OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 222号】
Date: Sun, 23 Oct 2005 22:35:38 +0900
From: WAZA Toshihiko
OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2005/10/21
Keywords:OpenGIS,TNTmips,MailMagazine,Landuse,Combine,Intersect
オープンGIS
テクニカル・サポート専用メールマガジン
第222号「 土 地 利 用 図 の 集 計 ( 1 ) 」
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株式会社 オープンGIS
今回は、土地利用図などのベクタデータを円などの図形で集計する方法
をご紹介します。集計する方法にはいくつかあります。今週は、ベクタ
の「組み合わせ(演算)」を使用する方法をご紹介します。
土地利用図のデータは、「グリッドポリゴンの生成...」メニューを使っ
て仮想的に作りました。土地利用コードは乱数を使って発生しました。
上描きされている白い円(ベクタ)2個が集計の単位です。番号(ID)は10
と20が付けられています。
・・・
▼「解析処理」「ベクタ」「組み合わせ(演算)」メニューを選びます。
▼「操作:」の右端の矢印を押して「インターセクト(AND)」を選びます。
▼ ソースの[選択] ボタンを押して、土地利用図のベクタを選びます。
▼ オペレータの[ベクタ...] ボタンを押して、円図形のベクタを選びま
す。[実行] ボタンを押します。
▼ [新規ファイル] ボタンを押して、プロジェクト(RVC)ファイル名を与
えます。
▼ [新規オブジェクト] ボタンを押して、オブジェクト名を与えます。
デフォルトではソースのオブジェクト名が入っています。
▽ 処理が始まります。終了するとメッセージが出ます。
インターセクトの結果を見てみます。
ここでは「編集」>「空間データ...」メニューを使います。
▼「ファイル」>「開く」で開きます。
▼ [詳細表示] と[テーブルの表示] ボタンを使って、テーブルを表示し
ます。
ソース(土地利用図; LANDUSE)だけでなく、オペレータ(円)のテーブル
(DISTRICT)もあります。
▼ ポリゴンをクリックすると、それにリンクした各テーブルのレコード
が赤く表示されます。
(上の円の中の1区画をクリック)
(下の円の中の1区画をクリック)
▼ また [テーブル/フォームの作成]ボタンから「リレーションの修正...
」を選んで、
テーブルの関係を表示すると、
Internalテーブルが図形データ(ポリゴン)を表していて、他の3つのテ
ーブルがポリゴンにリンクしているのが分かります。
・・・
このままではフィールドがばらばらなので、計算フィールドを使って1
つのテーブルに集めます。操作をアニメにしました。
http://www.opengis.co.jp/img/faq/v_statistic/SC1011/SC1011.html
★ 操作のポイントは、テーブル定義で「アタッチするタイプ」を "1対
1(暗示的)" にする点です。メールマガジン【第 204号】にも解説があ
ります。
▼ テーブルを開いて見ましょう。
ばらばらだった3つのフィールドが1つのテーブルに集まりました。
・・・
では、集計に入りましょう。一発で出来ればいいのですが、円を1つず
つ選んで処理します。
▼ ポリゴン列の[選択/非選択] ボタンを押して、メニューから「クエリ
による選択...」を選びます。
▼「挿入」>「フィールド...」を使って、図のように式を設定します。
▼ [適用] ボタンを押します。
▽ ID=10のポリゴンがすべて検索されました。
▼ 集計するテーブルで、[選択した要素(エレメント)レコードを表示]
ボタンを押します。10番のレコードのみが表示されます。
▼ 土地利用コードのフィールドの上で右ボタンクリックをして、「この
フィールドを並び替え」を選びます。
▼ 「テーブル」メニューから「ソートごとの統計値」>「合計」を選び
ます。
▼ コード毎の小計が表示されます。
小計レコードの色の変更、小計値の出力についてはメールマガジン【第
219号】をご参照ください。
もう1つの円(ID = 20)についても同様の操作を行います。
・・・
来週は、切り出さないで集計する方法をご紹介します。
□■Tips□■
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集計する円がいくつもある場合は、表計算ソフトでやった方が早いです。
▼ ポリゴンの検索を解除します。
▼「テーブル」>「別名保存...」を選び、"dBASE III" 形式で保存しま
す。
以下、エクセルを使っています。
▼ データ範囲を選んで、「データ」>「並べ替え...」を選びます。
▼ 並べ替える項目を順に設定します。3番目は設定しなくてもかまいま
せん。
▽ データの並べ替えが出来ました。
▼ 次に、集計を行いましょう。2番目と3番目の列を選択します。
▼「集計の設定」ウィンドウが出ます。[OK]ボタンを押します。
▽ 集計が出来ました。
左端の"−" をすべて押すと、途中のデータの表示は省略されます。
"並び替えてから、集計"という考え方は TNTmipsと同じですね。
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エラー・バグ・トラブル
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■数値地図2500(空間データ基盤)の読み込みエラーについて
「世界測地系版」の数値地図2500(空間データ基盤)の読み込みの座標が
おかしいエラーがありましたが、V7.1の2005年10月19日のパッチから修
正されました。
原因は「世界測地系版」のCDから「数値化区分」という項目が増えて
おり、読み込みの順番がずれたためです。
●最近のフォーマット説明(平成14年11月1日発行「関東-4」世界測地系
版から)
●以前のフォーマット説明(平成9年4月1日発行「東京-6」無記名(日本
測地系版)から)
●「数値化区分」の説明
●「数値化区分」のデータ例(GUOUSEI.ARCファイル)
日本地図センターに問い合わせたところ、日本測地系のCDでも「数値
化区分」が入っているものもあるとのことです。ある時から追加された
とのことです。今回、カンマで区切られた項目の数を数えるように変更
しました。
ただし取り込まれたデータには、測地系の名称(JGD2000または
Tokyo-Japan)がきちんと付いていないので、再度マイクロイメージ社と
調整を行います。
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◆◇ ご 案 内 ◆◇
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誠に申し訳ありませんが、 V7.1 TNT製品のDVDでの発送は中止になり
ました。
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メールマガジン【第200号】にて、V7.1(正式名称2005:71))からTNT製品
はDVDでの発送になる旨、ご案内申し上げましたが、10月になっても
発送が開始しないため、マイクロイメージ社に確認したところ、コスト
高等の理由のため、これまで行っていた紙およびメディア(当初予定の
DVDないしCD)での配布は行わないことが判明しました。
マイクロイメージ社にとっても今回の措置は過渡期的であったようで、
V7.2からは完全にインターネットからのダウンロードが公式リリースに
なり、メディアおよび紙での配布は行われない模様です。
本メールマガジン【第207号】にて、TNTmips Ver.2005:71の「DVD お
よび印刷物」でのご提供は、本年8月位の予定とご案内致しましたが、
今回の変更により、申し訳ありませんが発送は行われませんので、ここ
にお詫び申し上げます。
従来のTNT製品のリリースメモについては以下のホームページをご覧くだ
さい。
●2005:71 リリースメモ
http://www.microimages.com/relnotes/200571/rel200571.htm
●2005:71 カラーページ、クイックガイドなど
http://www.microimages.com/documentation/CP7101.htmf
以上、当初の予定に変更がありましたことを、ご関係の皆様にお詫び申
し上げます。
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■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■
現在の Ver 7.1 の価格は
・TNTmips シングルライセンス 827,400円(送料・税込)
・TNTedit シングルライセンス 499,800円(送料・税込)
・TNTview シングルライセンス 76,650円(送料・税込)
・TNTmips 年間バージョンアップ(2回分) 136,500円(税込)
・年間テクニカルサポート 94,500円(税込)
ご不明の点などありましたら、
info@opengis.co.jp までご連絡ください。
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困ったときの問題解決フローチャート
▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」
▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」
▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」
▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
▼STEP5「テクニカルサポート」
STEP1 「ウェブ検索テクニック」
▽オープンGIS検索システム
http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi
▽メールマガジン検索システム
http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi
▽マイクロイメージ検索サイト
http://www.microimages.com/search/
▽Google 検索
http://www.google.co.jp/
とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に
- や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける)
を使いこなすと、便利です!
STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」
▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語]
STEP3 「ドキュメントを読んでみる」
▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語]
▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語]
▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
http://www.microimages.com/didyouknow/
▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
http://www.microimages.com/getstart/ [英文]
▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
http://www.microimages.com/refman/
STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」
メーリングリストに参加されたい方は、
info@opengis.co.jp までご連絡ください。
弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。
STEP5「テクニカルサポート」
テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス
############# このメールマガジンの配信について ################
このメールマガジンは、
年間テクニカル・サポートに加入されている、
ユーザーさまのみを対象としております。
基本的には、登録アカウント1つに対して
1ユーザーを配信対象としておりますが、
例えば、研究室の予算で加入された場合などは、
ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、
計2ユーザーを対象として配信させていただきます。
1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。
学生さん2名が同じくらい使用する場合は、
申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。
また、テクニカル・サポートの期限を3ヶ月以上過ぎてしまった場合は、
メールマガジンの配信を停止させていただきます。
メールマガジンが配信されなくなった時は、
サポート期限が3ヶ月過ぎたとお考えください。
転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、
お手数ですが、弊社までご連絡ください。
テクニカル・サポート活用案内
>サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。
>サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。
>サービスその3:対応は最優先で行います。
>サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。
>サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。
>サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。
>サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 500MB まで利用できます。
>サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。
>サービスその9:現在計画中です...
============ おことわり =============
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毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。
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