Subject: [ts-mag:00012] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 217号】 Date: Mon, 12 Sep 2005 08:05:16 +0900 From: WAZA Toshihiko OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2005/09/09 Keywords:OpenGIS,TNTmips,MailMagazine,Database,AddTable,Attach オープンGIS テクニカル・サポート専用メールマガジン 第217号「 テ ー ブ ル の 取 り 扱 い ( 2 ) 」 ################################################################# 株式会社 オープンGIS 前回は、東京都の区部の人口データを、TNTmipsのデータベース・テーブ ルとして取り込みました。今週は、このテーブルを別途用意した図形データにリンクしてみたいと 思います。 図形データとして「東京都ディジタルマッピング地形図−23区版」 (CD-ROM、東京都政策報道室情報公開課、1998年4月発行)の中の"23区 .shp" と"23区.shx" を使用しました。白地図のように、属性は付いてい ない状態です(ファイルサイズは352KB)。
・・・ I)データベース・テーブルをベクタに取り込むには、次のようにしま す。 テーブルの処理は「表示」でも「編集」でも可能です。ここでは「編集」 で行いました。 ▼「編集」>「空間データ...」を選びます。 ▼「ファイル」>「開く...」より、区部の図形データを選択します。 「開く」で開いたデータの先頭は、鉛筆マークになっています。
▼ [詳細を表示] ボタンを押します。ポイント、ライン、ポリゴン、ノ ード、ラベルなどの図形要素の行が開きます。
▼ ポリゴン行の[テーブル/フォームの作成] ボタンを押して、ポップア ップメニューから「テーブルの追加...」を選びます。
▼ データの先頭のアイコンをクリックして、RVCファイル > データベー ス > テーブルと選んでいきます。
▼ 最後に、「テーブル定義」ウィンドウがあらわれます。そのまま[ OK ] ボタンを押して、閉じます。
▼ ポリゴン行の[テーブルの表示] ボタンを押します。
▼ さらにもう一度、同じ名称ですが、[テーブルの表示] ボタンを押し ます。
▽ 人口のテーブルが開きます。
人口のテーブルが図形データの中に取り込まれました。 ☆ 作業中、保存タイマーのお知らせのウィンドウが出ることがあります。 そのときは[ 保存 ]ボタンを押してください。
II )次に、テーブルの各レコードをポリゴンに関係付けます。 ▼ 作業に入る前に、まず設定を行います。「テーブル」メニューから 「定義の編集」を選びます。
▼「メッセージ」ウィンドウが出ます。 [ OK ]ボタンを押します。
▼ 再度「テーブル定義」ウィンドウが出ます。[テーブル情報] タブを クリックします。 "アタッチするタイプ"には6種類あります。"要素"とは"図形要素"のこ とで、この場合ポリゴンのことです。江東区は、埋立地など複数のポリ ゴンがありますので、3番目の"各レコードには1要素"はあてはまりま せん。"1対1"でもありません。"関連付けのみ"は今は使いません。"1 対1(暗示的)"は、計算フィールドの場合使用します。このデータでは、 "制限なし[推奨]"あるいは"各要素には1レコード"が適当です。ここで は、"各要素には1レコード"を使います。
▼ [ OK ] ボタンを押すと、「質問」ウィンドウが出ます。[ はい ]を 押します。
さて、レコードをポリゴンにアタッチします。 ▼1.「空間データエディタ」ウィンドウのポリゴン行の矢印は"青色"に したまま、[選択] ボタンを押して、他の図形要素の矢印を"赤色"にしま す。これは、表示ウィンドウにおいてポリゴンが選択対象になります。
▼2.「表示ウィンドウ」の赤矢印マークの[選択] ボタンを押します。
▼3. ポリゴンをクリックします。強調表示されます。
▼4. 対応する"足立区"のレコードの上で、右ボタンクリックします。ポ ップアップメニューから「単独選択(アクティブ)要素へアタッチ」を選 びます。
▽ 選択後、レコードの先頭に赤丸が点灯します。
これで、足立区のレコードが足立区のポリゴンに"アタッチ"されました。 ☆ "アタッチ"とは... このように、対応するポリゴンとレコードを手動で選択して、関連付け ることです。他方、"リレート"は、アタッチされたテーブル中のフィー ルドを仲介にして、別のテーブルを関連付けます。 ▼3-4を繰り返して、他の区のポリゴンについてもレコードをアタッチし ます。 ▽ ある程度進んだら、確認のため、"Chiiki"フィールドを図中にラベル 表示します。
▼ 簡単に、ラベル表示の手順を図示します。
▽ 一度に複数のポリゴンを選択したい時は、「空間データエディタ」ウ ィンドウのツールバーから[選択] ボタンを押します。( [選択] という 同名のボタンが多いですね )
▼ 選びたいポリゴンを1個ずつクリックした後、「複数選択(セレクト) 要素へアタッチ」を使用します。1つのレコードを複数の要素で共有す る形で属性が付与されます。
▽ 1個1個クリックして選択するのが面倒という方は、ポリゴンをエリ アで囲んで選択できます。 ▼「ベクタツール」ウィンドウから「操作ツール」パネルの[要素(エレ メント)の修正...] ボタンを押します。
▼「選択ツール」パネルにおいて[ポリゴン] ボタンを押します。
▼ 属性を付与したいポリゴンを囲むように、ポリゴンを描いていきます。
▼ 最後に右ボタンを押すと、選択します。
▼ 「複数選択(セレクト)要素へアタッチ」を使って、レコードをアタッ チします。
やっと終わりました。
▽ チェックしましょう。 ▼ テーブルの上で右クリックして、メニューから「属性が付いていない すべての要素を選択」を選びます。
全48個のポリゴンのうち、属性が付いていないポリゴンが2個あるのが 分かります。 ▼ 表示ウィンドウをズームしておきます。 ▼ [次の選択] ボタンを押します。
▼ 選択されている複数のポリゴンが、1個ずつアクティブポリゴンとな り、ピンク色で強調表示され、ウィンドウ中央に表示されます。
属性を付けた後、また [次の選択] ボタンを押します。次のポリゴンに 移動しますので、属性を付けます。 ▼ 選択を解除するには、[すべて選択解除] ボタンを押します。
・・・ 来週は、アタッチしたテーブルを使って、どういうことが出来るかご紹 介します。 ■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■ 現在の Ver 7.1 の価格は ・TNTmips シングルライセンス 827,400円(送料・税込) ・年間バージョンアップ(2回分) 136,500円(税込) ・年間テクニカルサポート 94,500円(税込) ご不明の点などありましたら、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 困ったときの問題解決フローチャート ▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」 ▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」 ▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」 ▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」 ▼STEP5「テクニカルサポート」 STEP1 「ウェブ検索テクニック」 ▽オープンGIS検索システム
http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi ▽メールマガジン検索システム
http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi ▽マイクロイメージ検索サイト
http://www.microimages.com/search/ ▽Google 検索
http://www.google.co.jp/ とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける) を使いこなすと、便利です! STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語] STEP3 「ドキュメントを読んでみる」 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語] ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
http://www.microimages.com/didyouknow/ ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
http://www.microimages.com/getstart/ [英文] ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
http://www.microimages.com/refman/ STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」 メーリングリストに参加されたい方は、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。 STEP5「テクニカルサポート」 テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス ############# このメールマガジンの配信について ################ このメールマガジンは、 年間テクニカル・サポートに加入されている、 ユーザーさまのみを対象としております。 基本的には、登録アカウント1つに対して 1ユーザーを配信対象としておりますが、 例えば、研究室の予算で加入された場合などは、 ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、 計2ユーザーを対象として配信させていただきます。 1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。 学生さん2名が同じくらい使用する場合は、 申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。 また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、 メールマガジンの配信を停止させていただきます。 メールマガジンが配信されなくなった時は、 サポート期限が半年過ぎたとお考えください。 転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、 お手数ですが、弊社までご連絡ください。 テクニカル・サポート活用案内 >サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。 >サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。 >サービスその3:対応は最優先で行います。 >サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。 >サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。 >サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。 >サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 50MB まで利用できます。 >サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。 >サービスその9:現在計画中です... ============ おことわり ============= ※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、 TNTmipsに関わる新しいニュースを、 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。 ※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。 ================================