Subject: [ts-mag:00011] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 216号】 Date: Mon, 05 Sep 2005 07:23:42 +0900 From: WAZA Toshihiko OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2005/09/02 Keywords:OpenGIS,TNTmips,MailMagazine,CSV,Database,Table,Sum,Plot オープンGIS テクニカル・サポート専用メールマガジン 第216号「 テ ー ブ ル の 取 り 扱 い ( 1 ) 」 ################################################################# 株式会社 オープンGIS 今週は、テーブルの取り扱い方について解説します。 使用するデータは、東京都の統計資料のホームページにある「東京都の 人口推計」平成17年8月のデータを使いました。http://www.toukei.metro.tokyo.jp/jsuikei/js-index.htm (画面イメージ)
後で使用する図形データの関係で、今回は区部のデータを使用します。 まずは、取り込みやすいように、1行目が項目名、2行目以降がデータ という形に整形(リフォーマット)します。
漢字の項目名はうまく表示できないようなので、ローマ字に直しました。
また数字の位取りにスペースが使われていたので、エクセルを使って表 示形式を「標準」にしました。 CSV(Comma Separated Value;カンマ区切り)形式で保存します。
CSVファイルをワードパッドで開いてみました。
項目名はローマ字。データには余計なスペースもカンマもありません。 では、TNTmips に取り込みます。 ▼「解析処理」から「入力(インポート)...」を選びます。 ▼ [Database Table] ボタンを押します。
▼ 今回の形式[CSV]を選びます。
▼ [Next] ボタンを押します。CSVファイルを選びます。 ▼「パラメータをインポートしてください」ウィンドウが出ます。
▼ 1行目の項目名、フィールドタイプなどを"ある程度"自動判別してい ます。修正が必要な箇所を直します。
(これは"Jinkou_Onna"を整数タイプに変えています。) ▼ 漢字データを含みますので、「テキストエンコーディング」を"日本 語(Shift-JIS)"にします。[入力(インポート)] ボタンを押します。
分かりにくいですが、これから続けて3回「オブジェクトを選択」ウィ ンドウが出ます。 ▼1..."データベースオブジェクトを選択してください"と出ます。取り 込み先のRVCファイル名を与えます。
▼2..."データベースオブジェクトを選択してください"と出ます。RVC ファイル中のデータベースオブジェクト名を与えます。
▼3..."Select Table object to ..."と出ますので、オブジェクト中の テーブル名を与えます。
取り込み処理が開始します。 ▼ 終了後、「パラメータをインポートしてください」ウィンドウの[キ ャンセル] ボタンを押します。さらに[終了] ボタンを押して、インポー ト処理を終了します。 ☆ TNTmipsでは、テーブル情報は3階層で格納されます: RVCファイル / データベースオブジェクト / テーブル ・・・ 取り込んだテーブルを表示してみます。 ▼「編集」>「属性データベース」メニューを選択し、先ほど取り込んだ テーブルを選択します。
▼ アイコンの上をダブルクリックすると、テーブルが開きます。
項目名や表示する小数の桁数などは、取り込んだ後でも直せます。 ▼1...項目名の"Jinkou_Otoko"のスペルが間違っているので、直します。 項目名の上で右クリックします。
「ラベル」を修正します。
▼2..."Jinkou_Onna"が小数になっています。さきほど直したはずでし た。何か原因があると思いますが、手っ取り早く修正します。項目名の 上で右クリックします。
「小数点以下の桁数」を "0" にします。
(修正後)
・・・ 終わる前に、テーブルの持つ機能を2, 3 紹介します。 1)"人口総数" で並び替え ▼ "Jinkou_Sousuu"フィールドの上で右クリックし、「このフィールド を並び替え」を選びます。
▽ 小さい順に並びます。
▼ もう一度やると、今度は大きい順に並びます。
☆ 千代田、中央は人口が少なく、世田谷、練馬は人口が多いです。 2)合計を求める ▼「テーブル」メニューから「統計値」>「合計」を選びます。
▽ テーブルの一番下に、各項目の合計が表示されます。
▽ 区部の合計値と合っていますね。
(黄色の下線が区部の合計値) ☆ ただしすべての項目で、単純合計が意味があるわけではありません。 3)"人口_男"と"人口_女"をX-Yプロットする ▼ "Jinkou_Otoko"をクリックする(X)。 ▼ "Jinkou_Onna"をShiftボタンを押しながらクリックする(Y)。 ▼「フィールド」メニューから「プロット」の「XY散布図...」を選ぶ。
▼ 散布図が別ウィンドウに表示されます。
▼ 整飾のため、「表示」メニューから"ラベル"と"回帰"と"矢印"を押し 込みました。
☆ 都区部の男女比はほぼ直線の上に乗るのですね。 ・・・ 来週は、区部の図形データとリンクします。 エラー・バグ・トラブル + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + TNTmips V7.1で、TIFFファイルのインポートをする際、JPEG2000圧縮を 使うと、エラーメッセージが出ました。
[エラー番号]:DMD8590E エラーメッセージは"Invalid parameters used for library function" です。 上記エラーは8月31日付の最新パッチで修正されました。
http://www.microimages.com/freestuf/tntpatch/71patch.htm また(255, 255, 255)などのヌル設定がインポート後正しく設定されない ことがありましたが、これも修正されました。 [エラー番号]:JPR8566E + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + □■Tips□■ =============================================================== 圧縮なしでインポートしたラスタを後から圧縮するには、 「解析処理」>「ラスタ」>「抜き出し」の「スペシャル」パネルの「圧 縮」オプションを使用します。
=============================================================== ■■■■■■■ 現 在 の T N T m i p s の 価 格 ■■■■■■ 現在の Ver 7.1 の価格は ・TNTmips シングルライセンス 827,400円(送料・税込) ・年間バージョンアップ(2回分) 136,500円(税込) ・年間テクニカルサポート 94,500円(税込) ご不明の点などありましたら、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 困ったときの問題解決フローチャート ▼STEP1「ウェブサイトで検索してみる」 ▼STEP2「ウェブサイトにある情報を眺めてみる」 ▼STEP3「ドキュメントを読んでみる」 ▼STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」 ▼STEP5「テクニカルサポート」 STEP1 「ウェブ検索テクニック」 ▽オープンGIS検索システム
http://www.opengis.co.jp/htm/namazu.cgi ▽メールマガジン検索システム
http://www.opengis.co.jp/mail_mag/namazu.cgi ▽マイクロイメージ検索サイト
http://www.microimages.com/search/ ▽Google 検索
http://www.google.co.jp/ とくに、and検索(キーワードの間に空白)、not検索(キーワードの前に - や not を入れる)、とは検索(キーワードの後ろに "とは" をつける) を使いこなすと、便利です! STEP2 「ウェブサイトの有用な情報源」 ▽オープンGIS ウェブサイト「基本操作」
http://www.opengis.co.jp/htm/basic/title.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「メニュー解説(Flash)」
http://www.opengis.co.jp/flash/index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「SML スクリプトの解説」
http://www.opengis.co.jp/sml/sml_index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「作業で必要となる情報を集約したポスター類」
http://www.opengis.co.jp/htm/gallery/index.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「メルマガバックナンバー」
http://www.opengis.co.jp/mail_mag/index.htm [日本語] STEP3 「ドキュメントを読んでみる」 ▽オープンGIS ウェブサイト「その他ドキュメント一覧ページ」
http://www.opengis.co.jp/htm/documents.htm [日本語] ▽オープンGIS ウェブサイト「チュートリアルテキスト&リモセンテキスト」
http://www.opengis.co.jp/htm/info/book.htm [日本語] ▽マイクロイメージウェブサイト「ワンポイントテクニック集」
http://www.microimages.com/didyouknow/ ▽マイクロイメージウェブサイト「TNT入門(Getting Started)」
http://www.opengis.co.jp/htm/getstart/getstart.htm [日本語]
http://www.microimages.com/getstart/ [英文] ▽マイクロイメージウェブサイト「リファレンスマニュアル」
http://www.microimages.com/refman/ STEP4「メーリングリストへ聞いてみる」 メーリングリストに参加されたい方は、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみになります。 STEP5「テクニカルサポート」 テクニカル・サポート・ユーザー専用 メールアドレス ############# このメールマガジンの配信について ################ このメールマガジンは、 年間テクニカル・サポートに加入されている、 ユーザーさまのみを対象としております。 基本的には、登録アカウント1つに対して 1ユーザーを配信対象としておりますが、 例えば、研究室の予算で加入された場合などは、 ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、 計2ユーザーを対象として配信させていただきます。 1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。 学生さん2名が同じくらい使用する場合は、 申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。 また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、 メールマガジンの配信を停止させていただきます。 メールマガジンが配信されなくなった時は、 サポート期限が半年過ぎたとお考えください。 転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、 お手数ですが、弊社までご連絡ください。 テクニカル・サポート活用案内 >サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。 >サービスその2:TNTmips に関するどんな質問にも TEL/e-mail/FAX で対応。 >サービスその3:対応は最優先で行います。 >サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。 >サービスその5:週に1回メールマガジンを配信します。 >サービスその6:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。 >サービスその7:サポート対応で FTP サイトを 50MB まで利用できます。 >サービスその8:メルマガ・バックナンバー・サイトも利用できます。 >サービスその9:現在計画中です... ============ おことわり ============= ※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、 TNTmipsに関わる新しいニュースを、 毎週金曜日に、皆さまへご提供させていただきます。 ※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。 ================================