Subject: [ts-mag:00040] OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 35号】 Date: Fri, 15 Feb 2002 10:00:11 +0900 From: Taichi FURUHASHI OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2002/2/15 Keywords: OpenGIS,TNTmips,DISPLAY,mutually exclusive,toolbars.usr オープンGIS テクニカル・サポート専用メールマガジン 第35号「 表 示 ( D I S P L A Y ) 機 能 を 極 め る ! ! 」 ################################################################# 株式会社 オープンGIS いろいろなユーザーさまとお会いしながら、 メルマガの話題で盛り上がることがあります。 とくに話題にでてくるのが「今週のプチ・テクニック」ネタ。 ショートカットだったり、設定変更だったり... わずか数行のちょっと したテクニックを毎週ご紹介しているのですが、今まで気づかなかった 本当にちょっとしたことが実は TNTmips の作業を快適にしてくれるとい うあたりで、みなさんに注目していただいているようです。 しかし、改めて考えてみると、これらの情報を小出しにしつつも、当然 途中からメルマガを読まれた方にとっては過去の情報をさかのぼる事が 今のところ出来ません。 そこで、いろいろな対応が可能だと思いますが、ここは一つ今まで積み 重ねてきたテクニックをまとめる機会があってもいいのではないかと考 えました。 相変わらず前置きの長いメルマガで申し訳ありませんが、今週はそんな訳 で表示関連のプチテクニックを整理・追加してみました。 TNTmips の表示機能とは、メインメニューより Display/Spatial Data... を選択すると現れる Spatial Data Display 機能のことです。 通常、GIS データを表示するときに使用しますが、それ以外にも、印刷・ データ配布用のレイアウトを作成したり、三次元ムービーを作成する機能 も実は Spatial Data Display にあります。 今回は一番基本的で、最も頻繁に使用する GIS データの表示機能に限定 してまとめてみました。 ●素早く起動:見たいと思ったときにすぐに表示するには... ☆Toolbars で一発起動 通常のメニュー操作は、Display/Spatial Data... とメインメニュー をたどる必要がありますが、この2クリック操作を1クリックにする のが Toolbars 機能。 メインメニューより Toolbars/General を選択すると縦長のボタン ウィンドウが出てきますので、これからは一番上の Display ボタンで 一発起動!! ☆ついでに 連動 New 2D Group Spatial Data Display 機能といっても、通常は横長ボタンが並ぶだけ。 この中から、二次元表示や三次元表示を選択していくわけですが、普 段使用する多くのデータは、二次元表示で十分です。そこで、二次元 表示ウィンドウを表示する New 2D Group ボタンも自動的に押される ように設定してしまいましょう。 Spatial Data Display ツールバーより Setup.../View Options... を選択して General タブへ移動します。あとは、Startup Mode を、 二次元表示ウィンドウである New 2D Group に変更すればOK。これ でトータル3クリックが1クリックになりましたね。 ☆読み出すデータも迷わず選択 データの選択も素早くしてみましょう。細かなテクニックはいろいろ ありますが、基本的にはデータタイプ(例えば ラスタとかベクタ)に よって、それぞれ Add ボタンが用意されています。しかしこれから 表示するデータのタイプがわからない...とか、ラスタもベクタも CAD も一度に選択したい... そんなときは Controls ウィンドウの Add Layer(s)... ボタンがお すすめです。これならばラスタもベクタも CAD も TIN も好きなだけ 一度に選択できます。あとは OverView ウィンドウを見ながらデータ をクリック選択でラクラク。 ●軽やかに操作:右手にマウス、左手にキーボードスタイル... ☆ショートカットをがんがん活用 いざ素早く表示しても、その後の操作が面倒では困ってしまいます。 とくに View ウィンドウの上にずらっと並んでいる操作アイコンだ けを使用すると、その度にマウスカーソルの移動とクリックという 手間が出てきます。そこでおすすめはキーボード・ショートカット。 全体表示 0キー 拡大 +キー 等倍表示 1キー 縮小 −キー 2倍表示 2キー 3倍表示 3キー 4倍表示 4キー 平行移動 スペース・キー とくに、スペースキーと0キーは手離せません!! ☆ウィンドウを見失わない 画面構成が X-Window のためにウィンドウの操作感覚が Windows と も Mac とも異なって慣れない点があるかと思います。なかでも重要 なのはウィンドウの重なり具合... ウィンドウのバーを左クリックするとそのウィンドウが手前にき ます。これは Windows でも Mac でも同じ感覚だと思います。では 奥にするには... その場合は右クリックすると一番奥に移動します。 大きいウィンドウの裏側に隠れてしまったウィンドウを探すときは バーを右クリックして奥へ... その他特殊なウィンドウ操作は、青い背景の上で左クリックすると 現れる Operations メニューが便利です。 ☆とにもかくにも Tools ボタン データを表示したものの、細かな設定や情報の入手はどこで行うの かわからない場合があります。そんなときはとりあえず Controls ウィンドウの枠内に表示してある各レイヤを眺めながらスパナマーク の Tools ボタンをクリックしましょう。 凡例・色づけ・ヒストグラム・座標情報・陰影図化...etc 思い立ったらまず、Tools ボタンをクリックすることをお勧めします。 ●アクシデントに強く:予期しているか・してないかでかなり違います ☆Lock にめげない TNTmips で一番多いトラブルはデータに Lock がかかってしまうこと です。同じデータを複数ユーザーが同時に処理できない親切設計が 逆に仇となっているトラブルですが、あらかじめ準備をしておけば 安心です。 まずメインメニューより Support/Setup/Preferences を選択しま しょう。すると General System Preferences ウィンドウが現れます ので、Project File タブの Show Unlock in locked File Dialog チェックをオンにします。 こうすることでたとえ Lock のメッセージがでても Unlock ボタ ンが用意されますのですぐに Lock を解除できますね。 ☆強制終了も怖くない 一番困るのは突然エラーがでて止まってしまうこと... その度に、 またデータを開くというと面倒です。そこで今表示しているレイヤ の組み合わせを保存しておくことが出来ます。 Controls ウィンドウのメニューから Group/Save で保存先を指定 します。こうすると Group Layout オブジェクトとして保存されます ので、再度この Group を読み出せば元通りです。これで立ち直りも 早い早い!! ☆ときには Kill も... エラーは起きていないものの、まったく動かなくなることもあります。 右上の×ボタンをいくら押してもウィンドウが閉じない... そんなときは青い背景の上で左クリックして Operations メニュー を表示した後に、Kill Process/Kill A Process を選択します。 するとマウスカーソルが ドクロマークに変わりますので、動かなく なったウィンドウの上へ移動してクリックすれば、強制的に処理を ストップすることができます。 細かいテクニックはまだまだたくさんあるのですが、まずは必要最低限の 表示機能についてご紹介しました。こういった形でまとめつつ、できれば 今までのメルマガも閲覧できるようにもしていきたいと考えております。 創刊号から読まれている方も、途中から読まれている方も、 みなさんにとって役に立つメルマガとなれるように... 今週のプチ・テクニック """"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""" " " たくさんのデータの中から一つだけ選択し、 " 見たい画像をどんどんと変えていく... なんていう表示を " 行いたいときがあります。 " " そんなときは、Controls ウィンドウのメニューより、 " Group/Projection-Clipping... を選択すると " Group Settings ウィンドウが現れます。 " " あとは Special タブへ移って " Layers are mutually exclusive チェックをオンにすると " カタイ言葉で「相互に排他的」 " 凡例ビュー(View ウィンドウの左側)のチェックを切り替えれば " 見たいレイヤだけを瞬時に変えていくことが出来ます。 " " """"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""" New Things 最新情報 ================================================================= = = 今週は新しいページがアップロードできませんでしたので、 = マイクロイメージ社のサイトをひとつ... = = 特殊な記号や表現を作れるカルトスクリプトのサンプルサイトが = リニューアルしたようです。 = http://www.microimages.com/freestuf/cartoscripts/morecarto.htm = = 個人的には、Shaded Sphere 表現がいいですね。 = = ================================================================= バグ・トラブル情報 ??? ??? ??? TNTmips ver6.6 を新規にインストールすると、Toolbars メニュー ??? に Edit ボタン以外何も表示されないことがあります。 ??? ??? そんなときは下のファイルをダウンロードしてください。 ??? http://www.opengis.co.jp/img/patch/data/toolbars.zip ??? ??? zip ファイルを解凍すると toolbars.usr というファイルが現れま ??? すので、このファイルを TNTmips ver6.6 のインストールフォルダ ??? (デフォルト C:\Program Files\MicroImages\TNT66\ )に置いてお ??? けばOKです。 ??? ??? あとは、TNTmips を再起動すれば、Toolbars メニューが出てきます。 ??? ??? ??? 今週の話題 on メーリングリスト ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ 今週はとくにありませんでした。 ~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ メーリングリストに参加されたい方は、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、 ユーザーさまの間での情報交換の場として 多くの方に利用されています。 ☆☆☆ バ ー ジ ョ ン ア ッ プ が 年2回 と な り ま し た ☆☆☆ いままでの年3回バージョンアップから年2回に変更されました。 同時に、年間バージョンアップ契約も、150,000円で2回分となりました。 前倒しで購入されていた分に関しましては、3回としてカウントされます が、今後申し込まれた方は、2回分としてカウントされます。 また、今まで新規購入の際に1回分のフリーアップグレード・サービスが ありましたが、こちらのサービスもなくなりました。 新規購入された場合、そのバージョンのみの対応となります。 わからない点などありましたら、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■■■■■■■ 料 金 改 定 し ま し た ! ! ■■■■■■■ 最近の円安に合わせまして、料金を改定を行いました。 今まで、日本語解説書・動作チェック・手数料などを含めまして、 1ドル = 140円(120円 + 20円) 換算で行っておりましたが、 1ドル = 150円(130円 + 20円) 換算へ変更いたしました。 例えば、TNTmips シングルライセンスの場合、 旧価格 840,000円 から 新価格 900,000円 となります。 普段より、元価格にあまり上乗せしていない分、 円相場に応じて価格が変動いたしますことを ご理解よろしくお願いいたします。 わからない点などありましたら、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ############# このメールマガジンの配信について ################ このメールマガジンは、 年間テクニカル・サポートに加入されている、 ユーザーさまのみを対象としております。 基本的には、登録アカウント1つに対して 1ユーザーを配信対象としておりますが、 例えば、研究室の予算で加入された場合などは、 ご購入いただいた指導教官と、実際に TNTmips で作業を行う学生1名の、 計2ユーザーを対象として配信させていただきます。 1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。 学生さん2名が同じくらい使用する場合は、 申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。 また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、 メールマガジンの配信を停止させていただきます。 メールマガジンが配信されなくなった時は、 サポート期限が半年過ぎたとお考えください。 転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、 お手数ですが、弊社までご連絡ください。 テクニカル・サポート活用案内 >サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。 >サービスその2:TNTmipsに関するどんな質問にも対応します。 >サービスその3:対応は最優先で行います。 >サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。 >サービスその5:電話・電子メールも、もちろん最優先で対応いたします。 >サービスその6:週に1回メールマガジンを配信します。 >サービスその7:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。 >サービスその8:現在計画中です... 「これで年間9万円は安い!!」と感じていただけるような サービスを提供していきたいと考えております。 よろしくお願いいたします。 ============ おことわり ============= ※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、 TNTmipsに関わる新しいニュースを、 毎週金曜日の朝に、皆さまへご提供させていただきます。 ※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。 ================================