Subject: OpenGIS Mail Magazine for T.S.U 【第 19号】 Date: Fri, 19 Oct 2001 10:00:10 +0900 From: Taichi FURUHASHI OpenGIS Mail Magazine for Technical Support Users 2001/10/19 Keywords: OpenGIS,TNTmips,Correlation,Regression Line,Tile,TNTlite オープンGIS テクニカル・サポート専用メールマガジン 第19号「 意 外 な と こ ろ に 隠 さ れ た 機 能 」 ################################################################# 株式会社 オープンGIS たくさんのメニューの中から、 目的の機能を見つけ出すことは非常に大変ですね。 とくに、頻繁に使う重要な機能ほど、 予想外の場所にあったりします。 今週はそんな機能の中でも、 「相関係数」と「回帰式」を求める方法について ご紹介したいと思います。 2組のラスタ画像同士を比較して、ピクセル値の傾向が似ているかどうか そんなことを調べてみたいときに思いつくのは、統計解析の手法でお馴染 みの相関係数。 これを、TNTmips で計算してみようと思いつつ、思うがままに メインメニューから Process/Raster/Combine/... とカーソルを辿っていくと、ないんです。 Decorrelation というそれらしいものがあるのですが、これはラスタデー タのセットから相関関係をなくして画像強調を行うための機能であり、相 関係数などを数値として出力してはくれません。 しかし、どこかで見たような気がする... そうです。いくつかの解析機能ではその合間合間に相関係数や回帰式など が姿を見せています。例えば画像分類を行った際の Ellipse ScatterPlot 表示など、覚えている方がいらっしゃるかもしれません。 それほどまでに重要な機能の割に、実際その処理だけを行いたいと思った 場合になかなか見つかりません。 で、TNTmips をくまなく探した結果ありました。 なんと DISPLAY 機能に隠されておりました。 通常、何かラスタデータを表示している際に、Controls ウィンドウには、 コントラストやら色の構成などを変更する Tools ボタンというものがあ ります。あのスパナマークみたいな不思議なマークですね。あのボタンを クリックして出てくるいくつかのメニューの中に「Raster Correlation」 という機能があるのです。 メニューを選択すると、その名の通り Raster Correlation ウィンドウが 現れますので、あとはX軸に割り当てるラスタとY軸に当てはめるラスタ をそれぞれ指定することで、きれいな散布図と相関係数、そして最小二乗 法による直線回帰式が下側に表示されます。 ラスタの組み合わせは毎度指定し直す必要がありますので、複数のラスタ を指定して一度にすべてのパターンについて調べてみるということはでき ませんが、まずはこの方法にてお使いください。 また、ピクセル数・サイズなどはリサンプリングや切り出しを行ってあわ せておく必要がありますのでご注意ください。 いろいろと、他の方法を調べているのですが、残念ながら簡単に相関係数 を求められるような SML の関数も見当たりませんので米国マイクロイメー ジ社へ確認している最中です。 まだまだいい方法が見つかるかもしれませんので、 そのときはまた、メルマガにてご報告させていただきます。 今回の細かい作業方法については、 こちらの解説をご覧ください。 http://www.opengis.co.jp/htm/basic/raster_corre.htm 今週のプチ・テクニック """"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""" " " 今回は、テーマとまったく関係ありません。 " 几帳面な血液型A型の方向けテクニックです。 " " " 例えば、ジオリファレンスなどで、 " 2つの Group View ウィンドウを表示するとき、 " きっちり画面の半分にしたい、ということがあります。 " " そんなときは、 " ウィンドウがなにもない青い画面の上で左クリックして、 " Operations メニューより、 " Tile/Left を選択するとマウスポインタが黒丸●に変わります。 " " そのまま、何も押さずにマウスポインタを Group View ウィンドウ " の上まで移動して、左クリックすると、 " 全体の画面サイズの左半分に最大化してくれます。 " " ただし、バーチャル・デスクトップを使用されている方は、 " 仮想画面を含めた全体の画面サイズの半分になりますので、 " ご注意ください。 " """"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""" New Things 最新情報 ================================================================= = = 今週のテーマでした = 相関係数や回帰直線を求める方法 についての解説ページ = http://www.opengis.co.jp/htm/basic/raster_corre.htm = ================================================================= バグ・トラブル情報 ??? ??? ??? 主成分分析機能で ??? 同時に選択できるラスタの数が最大16ラスタまでしか行えない、 ??? ??? つまり、17ラスタ以上の組み合わせで解析が行えない ??? との報告がありました。 ??? ??? その他の解析機能では ??? 16ラスタ以上でも問題なく同時に選択できるのですが ??? 何故か、この主成分分析機能だけは ??? 上限が16ラスタに規定されてしまっております。 ??? ??? この点につきましては、既に米国マイクロイメージ社へ ??? 報告済みですので、修正され次第またご報告させていただきます。 ??? ??? よろしくおねがいいたします。 ??? ??? ??? ちなみに主成分分析機能そのものは、 ??? メインメニューより ??? Process/Raster/Combine/Principal Components です。 ??? ??? ??? 今週の話題 on メーリングリスト ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~ ~ TNTlite ver6.5 のインストール後に、起動してみると ~ ~ 「Xs が原因で XS.EXE にエラーが発生しました。Xs は終了します。 ~ 問題が解決しない場合はコンピューターを再起動してください。」 ~ ~ 「MI/X Server not running」 ~ ~ というエラーメッセージと共に終了してしまうとの報告がありました。 ~ 現在、この現象については確認中です。 ~ ~ 詳しいことがわかり次第、メルマガのバグ・トラブル情報でも ~ ご報告いたします。 ~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ メーリングリストに参加されたい方は、 info@opengis.co.jp までご連絡ください。 弊社からの対応は バグ対応と、新製品告知のみですが、 ユーザーさまの間での情報交換の場として 多くの方に利用されています。 ■■■ テクニカル・サポート・ユーザー様への新サービス追加!! ■ ■ 秋季学会&企業展示のでオリジナルグッズ・プレゼント ■ ■ 日頃電子メールや電話/FAXなどで対応させていただいております ■ が、ユーザー様と直接お会いする絶好のチャンスですので、弊社 ■ も積極的に企業展示を行っていきたいと考えております。 ■ ■ そこで、せっかく展示ブースに足を運んでいただいたユーザー様 ■ に何かできないかな、と考えまして作りました。 ■ ■ USB キーを持ち歩くときに安心・便利な ■ 特製ネック・ストラップ!! ■ ■ ■ しかも、テクニカル・サポート・ユーザー様 限定です。 ■ ■ 各イベントで、オープンGIS 展示ブースにお越しの際は、ヒトコ ■ ト「サポート・ユーザーです」とお声をおかけいただければ、も ■ れなく特製ネック・ストラップを差し上げます。 ■ ■ 当日までにサポート期限が切れてしまった方、ごめんなさい。 ■ ■ ■ また、今後も特製オリジナル・グッズをテクニカル・サポート・ ■ ユーザーの皆様へご提供していきたいと考えておりますので、 ■ こんなものがあったら便利だ!! といったご要望などありました ■ ら、どしどしお寄せください。 ■ ■ 尚、現在弊社の企業展示は、 ■ ○地理情報システム学会【10月23日-24日】 ■ ○デジタルマップフェア2001【10月25日-26日】 ■ ○日本写真測量学会【11月29日-30日】 ■ ○日本リモートセンシング学会【12月6日-7日】 ■ を予定しております。 ■ ■■■ ############# このメールマガジンの配信について ################ このメールマガジンは、 年間テクニカル・サポートに加入されている、 ユーザーさまのみを対象としております。 基本的には、登録アカウント1つに対して 1ユーザーを配信対象としておりますが、 例えば、研究室の予算で加入された場合などは、 ご購入いただいた指導教官と、実際にTNTmipsで作業を行う学生1名の、 計2ユーザーを対象として配信させていただきます。 1アカウントに対して合計3名以上の配信は行いません。 学生さん2名が同じくらい使用する場合は、 申し訳ありませんが、じゃんけん等で1人に決めてください。 また、テクニカル・サポートの期限を半年以上過ぎてしまった場合は、 メールマガジンの配信を停止させていただきます。 メールマガジンが配信されなくなった時は、 サポート期限が半年過ぎたとお考えください。 転勤、ドメイン変更などでメールアドレスが変わった場合は、 お手数ですが、弊社までご連絡ください。 テクニカル・サポート活用案内 >サービスその1:緊急なバグ情報はすぐにメール配信します。 >サービスその2:TNTmipsに関するどんな質問にも対応します。 >サービスその3:対応は最優先で行います。 >サービスその4:専用FAX質問用紙をお送りします。 >サービスその5:電話・電子メールも、もちろん最優先で対応いたします。 >サービスその6:週に1回メールマガジンを配信します。 >サービスその7:展示ブースへご来場の方には特製オリジナルグッズを進呈。 >サービスその8:現在計画中です... 「これで年間9万円は安い!!」と感じていただけるような サービスを提供していきたいと考えております。 よろしくお願いいたします。 ============ おことわり ============= ※OpenGIS Mail Magazine for T.S.Uでは、 TNTmipsに関わる新しいニュースを、 毎週金曜日の朝に、皆さまへご提供させていただきます。 ※このメールマガジンの転載・転送はご遠慮ください。 ================================