2005.5.20
すでに多くのソフトウエアがインターネットによるダウンロード で販売されております。 マイクロイメージ社も、これまでの「CD-ROM による配布」=正式リリース とする考えから、「インターネットによ るダウンロード開始」=正式リリース とする考えに変わってきており ます。
□■TNT製品の開発フェーズを、時間を追って書くと、
開発中のバージョンが、最初のDV(開発バージョン)です。開発が終盤 になり、新機能のプログラミングが一段落してくると、マイクロイメー ジ社は新機能リストをアナウンスし、その後は主に改良、バグ潰しに時 間を費やします。この作業の後、DVバージョンはRV(リリースバー ジョン)と呼称を変え、これがTNT製品の正式リリースとなります。 マイクロイメージ社は毎週1回、修正プログラム(パッチ)を公開して いますが、1週間前にDVバージョンであったものが、1週間後にはR Vへと名前が変わります。この日をもって新機能の開発は終わり、翌週 からパッチが提供されます。RVはPV(パッチバージョン)と呼ばれ、 正式リリースの後に発見されたエラーの修正が行われます。
RVバージョンがリリースされた後、PVの保守と平行して、次期開発 バージョンDV+0.1 の開発が開始します。PVはソフトウエアの安定性 を望むユーザのための保守作業であり、DV+0.1 バージョンは新機能を いち早く使ってみたいという方のための新機能開発バージョンという位 置づけです。その際見つかった不都合やエラーは、DV+0.1の開発にフ ィードバックされていきます。
RVバージョンは、最後にCD(これからリリースされるV7.1ではDVD)に焼 き付けられます。ドキュメント類の作成は、かなり前からも並行して行 われていますが、現状ではダウンロード開始から最終出荷まで約2ヶ月 程かかっています。メディアの形でユーザに出荷される頃には、PVバ ージョン(パッチ)もかなり進んでおり、PVバージョンをすでに使用し ているユーザは、後から届くCDを使ってインストールする必要はなくな ります。 諸所の理由でインターネットにアクセスできないユーザは、 後に届くCD-ROMあるいはDVDを使ってインストールすることになります。
□■以上が、マイクロイメージ社のソフトウエア開発の流れですが、それに 伴う商行為の若干の変化について説明させていただきます。
バージョンアップのご注文をお請けした場合、これまでは、最終のメデ ィアとドキュメントの提供の時点で、納品、請求としておりましたが、 ご注文から納品まで数ヶ月かかり、お客様、弊社とも、忘れた頃に書類 の処理をしなければいけないという状況が多々ございました。 今後は、 事務の効率化のため、ご注文を受けてから、そのバージョンの認証コー ドの発行(ご注文から2,3日後)が行われた時点で、弊社より請求書 の発行をさせていただきたく存じます。何卒、ご協力のほど、お願い申 し上げます。
これまで通り、メディアとドキュメントの形での納品を希望される 場合は、マイクロイメージ社でメディアとドキュメントの発送準備が出 来た時点で、手配の処理をすることになります。インストールのための 認証コードの発行は納品と一緒に行われますので、ご了承下さい。ソフ トの使用を特に急がれない場合は、こちらの方法で処理を行うことにな ります。
以上、説明が長くなりましたが、TNT製品のインターネットによる正 式リリースと、それに伴う商行為の変化について説明させていただきま した。皆様のご理解とご協力を、お願い申し上げる次第です。