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P.1

TNT入門

地理属性の管理

草稿
1998年3月20日

TNTmips(R)
TNTedit(TM)
TNTview(R)

P.2

はじめに

TNTmips(R)、TNTview(R)、TNTedit(TM)には、属性を地理空間オブジェクトに対応付けたり、これらのオブジェクトに対して抽出、統合、編集、その他の操作を行う際にこれらの属性を保守するための完全なツール・セットが用意されています。関連するすべての属性セット、または選択された要素に対応付けられた属性を表示したり、特定の属性を使用して要素を選択することができます。

必須基礎知識 本書では、読者が『TNT入門:地理空間データ表示』、『TNT入門:システムの基本操作』の練習問題を完了しているものと仮定しています。必須知識や基本操作についてはこれらの練習問題で説明されており、本書では繰り返して説明しませんので、必要に応じこれらのマニュアルで調べてください。

サンプルデータ 本書の練習問題では、TNT製品に添付されているサンプルデータを使用します。TNT製品のCDにアクセスできない場合は、マイクロイメージズ社のウェブサイトからデータをダウンロードできます。本書の最初の練習問題では、LITEDATAのATTMGTディレクトリの中のCBUTTEプロジェクト・ファイルを使用します。このディレクトリの中のSTATES、DLG_HYDR、CROPMAP、DAWSONプロジェクト・ファイルのオブジェクトも使用します。これらのオブジェクトを使用する際に保存できるよう、ハードディスク・ドライブ上にサンプルデータの読み込み/書き込み用のコピーを作成してください。

その他の資料 本書では、TNTmips、TNTview、TNTeditにおける属性の管理手法に関する概要しか示されておりません。本書と組になったパンフレット『TNT入門:リレーショナル・データベースの管理』では、外部データベースへのインポートやリンク、新しいテーブルやフォームの作成、テーブル間の関係の設定など、データベースの管理に関する一般的な問題を説明しています。また、詳細についてはTNTリファレンス・マニュアルも参照してください。

TNTmipsとTNTlite(TM) TNTmipsには2つのバージョンがあります。プロフェッショナル・バージョンと、無料バージョンであるTNTliteです。本書では、どちらのバージョンも「TNTmips」と呼ぶことにします。プロフェッショナル・バージョンにはハードウェア・キーが必要です。このキーがない場合、TNTmipsはTNTliteモードで動作し、プロジェクト・データのサイズが制約されるほか、TNTliteの別のコピーとの間でしかデータを共有できません。TNTliteでは、添付されたサンプルの地理データを使用して本書のすべての練習問題を完全に実行することができます。

Merri P.Skrdla博士、1998年3月20日、V5.90

本書の一部のイラストでは、カラー・コピーでないと重要な点がわかりにくい場合があります。マイクロイメージズ社のウェブサイトから本書を入手されれば、カラーで印刷したり表示できます。また、このウェブサイトからは、『TNT入門』のその他のテーマに関する最新のパンフレットも入手できます。インストール・ガイド、サンプルデータ、および最新バージョンのTNTliteをダウンロードできます。アクセス先は次の通りです。

http://www.microimages.com

P.3(上、左)

地理属性管理の世界へようこそ

GISのソフトウェア・パッケージが単純なグラフィックス・パッケージと異なるのは、ジオリファレンス情報を使用する、属性を管理できる、という2つの大きな特徴があるからです。これらのテーマは、関連する一連のパンフレットに示されたTNT製品の使用可能な用途範囲を理解する上で非常に重要です。『地図投影の概要』と『TNT入門:ジオリファレンス処理』では前者のテーマについて説明しているのに対し、本書と『TNT入門:リレーショナル・データベースの管理』では後者のテーマを扱っています。

本書では、属性を地理空間オブジェクトの要素に対応付ける、対応付けられた属性を使用して要素を選択する、要素に対応付けられた属性を表示するなど、属性管理に関するさまざまな内容について説明します。対応付けを作成する場合、およびオブジェクトを結合、編集する場合のいずれにおいても容易な操作を実現するためのさまざまな属性対応付けタイプの意味についても説明します。本書では、組になっている他のパンフレットと同じ多くのテーマについても説明していますが、アプローチが異なります。たとえば本書でもDatabase Editor(データベース・エディタ)機能について説明していますが、地理空間オブジェクトの要素に対応付けられたデータベースの構造に慣れていただく手段としてこの機能を使用しています。パンフレット『TNT入門:リレーショナル・データベース』では、各編集モードにおけるマウスの左ボタンの働きなど、Database Editor(データベース・エディタ)の機能について機械的な面を説明しています。

リレーショナル・データベースと属性管理についての学習をこれから始められる場合はおそらく、テーブルの作成について詳しく説明している『TNT入門:リレーショナル・データベース』から始められる方が良いでしょう。本書では、これらの内容やデータベースの用語については基本的に理解されているものと仮定しています。

P.3(右)

ステップ

## TNTを起動します。
## ATTMGTデータ・コレクションのファイル群を各自のローカル・ドライブにコピーしてください。

4、5ページの練習問題では、Database Editor(データベース・エディタ)で表示されるデータベース構造に慣れていただきます。7〜9ページでは属性の表示について説明します。10〜13ページでは、自動的に属性を対応付ける方法や、属性を対応付けるかどうかを判断する方法を説明します。さまざまな対応付けタイプの意味については14〜17ページで説明します。計算フィールドを固定的なフィールドに変換する方法は18ページで説明します。直接的な対応付けの方法は19〜21ページで説明します。本書にはDataTips(データティップ)とXYプロットを使用した練習問題が含まれています(22、23ページ)。

P.4(上、左)

データベース構造

ステップ

## Edit(編集)メニューからAttribute Databases(属性データベース)を選択し、CBUTTEプロジェクト・ファイルからCBSOILS_LITEを選択します。
## Select(選択)ウィンドウでPolygon(ポリゴン)ラジオボタンをクリックし、さらに[OK]をクリックします。
## CLASSテーブルとMAPUNITテーブルの間を右クリックし、ポップアップメニューからShow Link(リンクを表示)を選択します。
## MAPUNITテーブルのmusymフィールドがCLASSテーブルのClassフィールドに関係付けられていることを確認してClose(閉じる)をクリックします。
## POTENTIALテーブルとCLASSテーブルの間のリンクを右クリックします。
## これらのテーブルを関係付けている2つのフィールドはどれですか?
## テーブルを関係付けるのに使用するキー・フィールドの名前は同じでなければならないでしょうか?

内部要素テーブルにリンクされた状態で表示されるテーブルのレコードは、要素に直接関係付けられ(対応付けられ)ています。

P.4(右)

この練習問題の目的は、Database Editor(データベース・エディタ)を、別のテーブル用に設定するほとんどの論理関係を評価できるようにデータベース構造を理解するためののツールとして考えていただくことにあります。要素への直接的な対応付けを作成しようとしたら、場合によっては大変な作業になってしまいますが、TNTmipsのリレーショナル・データベース機能を使用すればこの作業は不要になります。この機能を使用すると、他のテーブルのフィールドの情報を使用して間接的な関係を設定できます。

Crow Butteの土壌地図ポリゴンのデータベースには、グラフィック的なDatabase Editor(データベース・エディタ)の有益性が良くわかる多くの(24個)のテーブルが含まれています。Database Editor(データベース・エディタ)でデータベース構造を変更できる機能については、パンフレット『TNT入門:地理データベースの管理』で説明しています。

P.5(上、左)

テーブル定義に含まれる関係

私の期待通り、前ページの2番目の問題の答えはすぐわかりましたか? TNTmipsでは、主キーと外部キーの関係にあるフィールドの名前が同じである必要はありません。それどころか、関係を設定した後でも問題なくフィールド名を変更できます。

Primary Key(主キー)オプション・メニューの内容はすべて、データベース内のテーブル用に現在指定されている主キーです(Table.Fieldの形になっています)。関係付けられたテーブル群の主キー/外部キー・フィールドの内容は、間接的に関係付けられたレコードと識別される要素の間で正確に一致しなければなりません。たとえば主キー・フィールドの情報が土壌タイプである場合に、一方のテーブルでは単なる記号でしかなく他方のテーブルでは記号の後に説明が付いている、ということは許されません。また、州の名前が主キー・フィールドである場合に、一方のテーブルでは大文字と小文字が含まれており、他方のテーブルではすべて大文字であるということも許されません。

POTENTIALテーブルとCLASSテーブルを相互に関係付けているのは、この2つのフィールドです。

Attachment Type(対応付けタイプ)がRelated Only(関係付けられたもののみ)に設定されている場合、要素を選択すると、選択された主キーを持つテーブル内で選択されたレコードと同じ属性値を持つレコードが指定されます。対応付けタイプについては、後の練習問題でさらに詳しく説明します。

P.5(右)

ステップ

## Relate(関係付け)ウィンドウでClose(閉じる)をクリックします。
## POTENTIALテーブルに対応するボックスを右クリックし、ポップアップメニューからEdit Definition(定義を編集)を選択します。
## 前の練習問題の最初の問題に対する自分の答を確定してください。
## ウィンドウの左側のリストの中のSYMBOLフィールド以外のフィールドをハイライト表示にし、Primary Key(主キー)オプション・メニューがNone(無し)に設定されていることを確認してください。

## Primary Key(主キー)オプション・ボタンをクリックし、ポリゴン・データベースのテーブル内で指定されているすべての主キーを表示します。
## 定義ウィンドウで[Cancel(取り消し)]をクリックし、Database Editor(データベース・エディタ)ウィンドウのFile(ファイル)メニューでClose(閉じる)を選択します。

P.6(上、左)

オブジェクトと属性を表示する

ステップ

## Display(表示)メニューからSpatial Data(空間データ)を選択します。
## Add Vector(ベクタを追加)アイコンをクリックし、Quick-Add Vector(ベクタをクイック追加)を選択し、CBSOILS_LITEを選択します。
## Group Controls(グループ・コントロール)ウインドウでShow Details(詳細表示)アイコンをクリックします。
## ポリゴン要素に対応するShow Tables(テーブルを表示)アイコンをクリックします。
## CLASSテーブルとPOTENTIALテーブルに対応するView Table(テーブルを表示)アイコンをクリックします。
## ポリゴン・アイコンの行のSelect By Query(問い合わせにより選択)アイコンをクリックします。
## File / Open / RVC Object(ファイル/ 開く / RVCオブジェクト)を選択し、CBUTTEプロジェクト・ファイルのSELECT4オブジェクトを選択します。
## [Apply(適用)]をクリックし、選択された要素に対応する属性を表示します。

選択された要素レコードを表示します。

主キー・フィールド

外部キー・フィールド

P.6(右)

マウスで要素を選択するにはSelect(選択)ツールがアクティブになっていなければなりませんが、いずれかのツールがアクティブになっていれば問い合わせによって要素を選択することができます。複数の要素を選択する場合はおそらく、選択されたすべての要素の情報が見えるよう、データベースのレコードをテーブル形式で表示したいでしょう。単一レコード・ビューでは、関係付けられたレコードを取り出す際にアクティブな要素についての情報しか得られません。

テーブル・ビューには、View Active Element Records(アクティブな要素のレコードを表示)、View Selected Element Records(選択された要素のレコードを表示)、View All Records(すべてのレコードを表示)という3つの表示モードがあります。複数のレコードに対応付けられた1つの要素を選択する場合には、View Active Element Records(アクティブな要素のレコードを表示)が最も便利です。1つのレコードに対応付けられた複数の要素を選択する場合は、View Selected Element Records(選択された要素のレコードを表示)が最適です。どの要素が対応付けられているかに関係なく属性を表示する場合や、属性を使用して要素を選択する場合は、View All Records(すべてのレコードを表示)が最も便利です。

P.7(上、左)

単一レコード・ビューとテーブル・ビュー

テーブルは、単一レコードとしても表形式でも表示できます。テーブル・ビューのウィンドウでは、属性からの要素選択、統計量と部分統計量、選択されたフィールドのXYプロット、選択された多数の要素の属性情報など、より多くの選択機能や表示機能を使用できます。

多数のフィールドを持つテーブル内の個々の要素の属性値を表示したり入力する場合は、単一レコード・ビューの方が便利です。単一レコード・ビューでは、個々のフィールドの現在の単位と同様、アクティブな要素に対応付けられたレコードの数が直ちにわかります。(テーブル・ビューで表示に使用される単位を変更することもできますが、テーブル構造が原因で表示されません。) 単一レコード・ビューの中で選択された一連の要素に対応付けられたレコードをたどるには、Previous Selected(選択された前のレコード)およびNext Selected(選択された次のレコード)ボタンを使用して、現在アクティブな要素を変更します。

P.7(右)

ステップ

## POTENTIALテーブル・ビュー・ウィンドウでTable(テーブル)メニューからSingle Record View(単一レコード・ビュー)を選択します。
## (Group Controls(グループ・コントロール)ウインドウの)ポリゴン・アイコンの行のView Next Selected(選択された次のレコードを表示)アイコンをクリックします。
## View Next Selected(選択された次のレコードを表示)アイコンを続けてクリックし、選択された4つの要素に対応付けられたレコードをたどります。
## POLYSTATS(標準ポリゴン属性)テーブルに対応するView Table(テーブルを表示)アイコンをクリックします。
## 単一レコード・ビューを変更し、一部のフィールドの単位を変更し、違いを確認します。

P.7(下)

Attached(対応付け済み)が淡色表示になっている場合は、テーブルが読み込み専用になっているか(POLYSTATS)、アクティブな要素にレコードが間接的に関係付けられています(POTENTIAL)。

全レコード数、および選択した要素に関係付けられたレコード数がここに表示されます。

スクロールバーの長さから、フィールドの約半分だけが現在表示されていることがわかります。

フィールドの表示用の単位を、指定された使用可能な任意の単位タイプ(面積、距離、角度、時間、温度、または体積)に変更できます。フィールドに対して単位を設定するかいなかや、既存のフィールド値が入力された際の単位のタイプや単位はすべて、テーブル定義の中で指定されています。

P.8(上、左)

要素を選択して属性を表示する

ステップ

## POLYSTATSテーブルとPOTENTIALテーブルを閉じます。
## View(ビュー)ウィンドウでSelect(選択)アイコンをクリックします。
## オブジェクトの左上のポリゴンをクリックします。
## PLANTCOMテーブルを開きます。
## アクティブな要素のレコードと選択された要素のレコードとの間で表示を切り換え、表示されるレコードの違いを確認します。
## Rectangle(四角形)選択ツールをクリックし、図のように左上の非常に小さい領域の輪郭を描画し、マウスの右ボタンをクリックします。
## アクティブなレコード、選択されたレコード、全レコードの間で表示を切り換え、表示されるレコード数の違いを確認します。

領域選択ツールが選択されているときは、選択ツールの下のすべてのオプションを使用できることに注目してください。

P.8(右)

前の2つの練習問題用に選択されたセットは問い合わせにより決められたものであり、対応付けられた要素タイプの選択肢がテーブル/選択アイコンの行でオンになっている限りは、このセットを使用できます。マウスまたは区域によって要素を選択する場合は、要素選択アイコンがオンになっているだけでなく、Selection(選択)ツールもアクティブになっていることが必要です。

要素の選択に使用するツールは、Group Controls(グループ・コントロール)ウインドウかLayout Controls(レイアウト・コントロール)ウインドウでツールの動作モードを設定するときに、Element Selection(要素選択)ウインドウで選択します。Exclusive(排他的)選択モードの場合のデフォルトはSingle(単一)選択ツールですので、マウスをクリックすると、選択肢がオンになっている各種類の要素の中で最も近いものが選択され、 次にマウスをクリックすると、別に選択されたものがある場合は最初の要素が選択解除されます。

Exclusive(排他的)モードでは、Single(単一)選択用にView Active Element Records(アクティブな要素のレコードを表示)またはView Selected Element Records(選択された要素のレコードを表示)のいずれが選択されていても、同じレコードが表示されます。

スクロールバーのサイズにより、選択されたレコードの数を相対的にすばやく比較できます。

P.9(上、左)

属性を使用して要素を選択する

近くの所有地の中で農耕に使用したい湿地畑と交換する土地の一部として適する湿地領域を捜しているとしましょう。Crow Butte領域には、湿地帯や湿地帯の野生生物に適する土壌タイプは1つしかありません。複数の土壌タイプがある場合でも、関係付けられたポリゴンの識別に使用するレコードに対応する各Select Record(レコードを選択)ボックスをクリックするたけでOKです。

選択したい要素群が、すでに選択された要素群のサブセットでない限り、View All Records(すべてのレコードを表示)をオンにする必要があります。選択のための属性が指定された後での要素の選択には、4つの方法を使用できます。4つの方法とは、Exclusive(排他的)(前に関係付けられた要素を選択する前に選択されたものを選択解除)、Select Elements(要素を選択)(現在選択されているセットに追加)、Unselect Elements(要素を選択解除)(選択されたセットから削除)、Toggle Elements(要素を反転)(現在選択されていない場合は選択、選択されたセットに含まれている場合は選択解除)です。

一連のレコードを選択するには、最初(または最後)のものをクリックし、SHIFTキーを押したまま反対側の一番端のものの上に移動してSelect Record(レコードを選択)ボックスをクリックします。シングル・クリックとクリック/シフト・クリックを組み合わせると、連続する複数のレコードを選択する操作とテーブル内の個々のレコードを選択する操作を混在させることができます。

クリックとシフト・クリックの組み合わせを使用すると、要素選択用に希望するレコードをすばやく選択できます。

P.10(右)

ステップ

## PLANTCOMテーブルを選択し、POTENTIALテーブルを開きます。
## View All Records(すべてのレコードを表示)アイコンをクリックします。
## Symbol(記号)の値がBdになっているレコードのSelect Record(レコードを選択)ボックスをクリックします。

## POTENTIALのテーブル・ビューのExclusive(排他的)アイコンをクリックします。
## View(ビュー)ウィンドウで選択されたポリゴンを確認し、Controls(コントロール)ウィンドウのポリゴンの行に表示される選択された要素の数を確認してください。

現在選択されているポリゴンの数および全ポリゴンの数がここに表示されます。

クリック
クリック
シフト・クリック
クリック

P.10(上、左)

座標によりレコードを対応付ける

ステップ

## New 2D Group(新しい二次元グループ)アイコンをクリックします。
## Add Vector(ベクタを追加)アイコンをクリックし、Quick-Add Vector(ベクタをクイック追加)を選択し、STATESプロジェクト・ファイルからUS50STATESを選択します。
## Show Details(詳細を表示)アイコンをクリックし、さらにPolygons(ポリゴン)に対応するShow Tables(テーブルを表示)アイコンをクリックし、データベース内にPOLYSTATSテーブルしかないことを確認し、Group / Close(グループ / 閉じる)を選択します。
## Process / Database / Attach(処理 / データベース / 対応付け)を選択します。
## [Database...(データベース...)]をクリックし、STATESプロジェクト・ファイルからSTATESデータベース・オブジェクトを選択します。
## [Table...(テーブル...)]をクリックし、StateNameを選択します。
## [Destination...(転送先...)]をクリックし、同じファイルからUS50STATESベクタ・オブジェクトを選択します。
## Element Type(要素タイプ)をPolygon(ポリゴン)に設定します。
## X Field(Xフィールド)としてLongitude(経度)を、Y Field(Yフィールド)としてLatitude(緯度)を選択します。
## X Field(Xフィールド)の方向がEast(東)に、Y Field(Yフィールド)の方向がNorth(北)に(これらのオプション・ボタンはフィールド・リストの下にあります)、Projection(投影)がLatitude / Longitude(緯度 / 経度)に設定されているか、チェックします。
## Projection(投影)フィールドの右側のフォーマット・オプション・ボタンを1/100万°(DDDdddddd)に設定します。
## [Run...(実行...)]をクリックします。

P.10(右)

各レコードに座標情報が含まれている限り、(リンクされた、またはTNTmipsの内部フォーマットの)任意のデータベース・テーブルの属性を要素に対応付けることができます。ユーザは、対応付ける属性を含むテーブル、および属性を対応付けるベクタ・オブジェクトと要素タイプを選択するだけでOKです。

線や点の場合、レコードは、与えられた座標が最も近い要素に対応付けられます。ポリゴンの場合、座標は、対応付けられるレコードに対応するポリゴンの内側になければなりません。処理が完了すると、要素が見つかったレコードの数と全レコード数が表示されます。対応付けられていないレコードはすべてテーブル内に残り、可能であれば表示処理の中で対応付けることができます。

Database Attach(データベース対応付け)を実行する前の時点では、選択されたベクタ・オブジェクトに対応するポリゴン・データベースには標準属性(POLYSTATS)テーブルしかありません。

データベース内のすべてのテーブルがリストされ、ユーザがこれを選択することができます。このデータベースには1つのテーブルしかありません。

P.11(上、左)

ベクタ属性を転送する

TNTmipsにはユーザのデータを保護するファイル・ロック機構があるため、US50STATESベクタ・ポリゴン・データベースに含まれるテーブル数を確認した表示グループを閉じなければならなかったのと同様、Attach Attributes(属性の対応付け)処理を終了してからでないとこの練習問題を始めることはできません(ある処理で読み込みや書き込みのためにオブジェクトを開いているときに、別の処理がこのオブジェクトを開くことはできません)。

前の練習問題では、各レコード内の座標を使用して、属性をベクタ要素に対応付けました。また、明確に定義された座標でなく要素の位置を使用して、ベクタ・オブジェクト間で属性を転送することができます。点、線、またはポリゴンから、これらの全体または一部を含むポリゴンに、属性を転送することができます。1つのオブジェクトの点または線から、別のオブジェクトの指定された半径内の点や線、または最も近い点や線に、属性を転送することができます。

この練習問題では、点からこれらの点を含むポリゴンに属性が転送されます。処理が完了すると、転送されたレコード数が表示されます。

P.11(右)

ステップ

## Process / Vector / Transfer Attributes...(処理 / ベクタ / 属性を転送...)を選択します。
## [Surce...(転送元...)]をクリックし、STATESプロジェクト・ファイルからCAPITALCITIESベクタ・オブジェクトを選択します。
## [Table...(テーブル...)]をクリックし、StateNameを選択します。
## [Destination...(転送先...)]をクリックし、US50STATESベクタ・オブジェクトを選択します。
## 転送先要素としてPolygon(ポリゴン)が選択され、転送元要素と転送先要素に対してAll(すべて)が選択されているか、チェックします。
## [Run...(実行...)]をクリックします。

P.11(下)

Database Attach(データベースの対応付け)から

Transfer Attributes(属性を転送)から

星は、州の輪郭に属性を転送する際の転送元となる点です。州の輪郭は50個の州すべてに対してあるのに対し、これらの点は米国の大陸部の州の首都を示します。

P.12(上、左)

属性を持たない要素を見つける

ステップ

## Spatial Data Display(空間データ表示)の中のNew 2D Group(新しい二次元グループ)をクリックし、Add Vector(ベクタを追加)アイコンをクリックし、Quick-Add Vector(ベクタをクイック追加)を選択し、前の練習問題からのUS50STATESオブジェクトを選択します。
## Group Controls(グループ・コントロール)ウインドウでShow Details(詳細表示)アイコンをクリックします。
## ポリゴン用にShow Tables(テーブルを表示)アイコンをクリックし、StateCapitals用にView Table(テーブルを表示)アイコンをクリックします。
## リストの中のStateCapitalsを右クリックし、メニューからSelect All Unaffached Elements(影響を受けない要素をすべて選択)を選択します。
## Select(選択)アイコンをクリックし、Element Selection(要素選択)ウィンドウでRectangle(四角形)ツールをクリックし、Alaska(アラスカ)を構成するポリゴン群を選択します。
## StateCapitalsテーブルのウィンドウでRecord / New / Attach to Selected Elements(レコード / 新規 / 選択された要素に対応付け)を選択し、State(州)フィールドにAlaska、Capital(首都)フィールドにJuneauと入力します。
## ステップ5、6を繰り返します。ただし今回は、State(州)フィールドにHawaii、Capital(首都)フィールドにHonoluluと入力します。
## upper Michigan(上部ミシガン)を選択し、View All Records(すべてのレコードを表示)アイコンをクリックし、下にスクロールしてMichigan(ミシガン)に対応するSelect Record(レコードを選択)ボックスをクリックし、Record / Attach to Active Element(レコード / アクティブな要素に対応付け)を選択します。

P.12(右)

土壌地図などのポリゴン・ベクタ・オブジェクトに関する操作を行う場合、通常は、属性の割り当てが終わった時点ですべてのポリゴンに対して1つの土壌タイプが対応付けられることを予想しています。属性を割り当てるには、別の要素タイプから転送する、データベース内の地理的な場所により対応付ける、表示処理や編集処理の中で直接対応付けるなど、多くの方法があります(本書ではすべての方法について説明します)。どの方法の場合も、「すべてのポリゴン(または他の要素)に対して属性の割り当てが終わったときに、どのようにすればそれがわかるのか」という同じ問題が残ります。ユーザは単に、Spatial Data Display(空間データ表示)またはObject Editor(オブジェクト・エディタ)処理の中でオブジェクトを表示して、(マウスの右ボタン)メニュー・オプションを選択して、右クリックしたテーブル内に対応付けられたレコードが存在しないすべての要素を選択します。

属性を持たない要素を選択した後、Previous Selected(選択された前のもの)ボタンとNext Selected(選択された次のもの)ボタンを使用してそれぞれの要素を表示して適当な属性を割り当てることができます。この操作は、この練習問題では必要はありません。理由は、StateCapitalsテーブルの中に対応付けられたレコードを持たない2つのポリゴン群(AlaskaとHawaii)が存在することが明白だからです。また、首都が州の下部にあるため、このテーブル内では下部ミシガンのレコードだけが対応付けられていることにも気が付かれたでしょう。

Alaskaの個々の34個のポリゴンすべてに対して1つのレコードを対応付ける処理を1ステップで行えます。

P.13(上、左)

複数に対応付けられた属性を見つける

対応付けの間違いを見つけたりテーブル構造に関する付加情報を提供する際には、複数のレコードが対応付けられている要素を捜すのも良いでしょう。各要素に対して1つのレコードしか対応付けてはならない場合は、テーブル定義の設定にもこれを反映させなければなりません(これについては後の練習問題で詳しく説明します)。ただし、このような制約を強制する前に、場合によっては他のソースから取り込まれたデータをクリアしておく必要があります。選択用の問い合わせやスタイル・スクリプトにとっては、故意に複数の対応付けが行われている要素がわかっていることは重要です。理由は、デフォルトである、対応付けられた最初のレコードだけではなく、対応付けられているすべてのレコードの値を調べるための命令を含める必要があるからです。

間欠的な性質を持つすべての河川水路地物に対しては、この練習問題で使用されるインポートされたDLGベクタの中で、複数のレコードが対応付けられており、1つのレコードが地物タイプを示し、1つのレコードが間欠性を示しています。間欠性に従って異なるスタイルを割り当てるには、対応付けられたすべてのレコードを調べる問い合わせ命令が必要です。対応付けられたレコードのうちいずれかに対して値(Intermittent(間欠的))が指定されているか調べるのに必要なスクリプト命令は次のようになります。

 ##

対応付けられているレコードの数(<1)に従ってスタイルを割り当てるのに必要な命令は、次のようになります。

 ##

選択された要素がない場合。

アクティブな要素に対応付けられたレコード群。

P.13(右)

ステップ

## Spatial Data Display(空間データ表示)の中のNew 2D Group(新しい二次元グループ)をクリックし、Add Vector(ベクタを追加)アイコンをクリックし、Quick-Add Vector(ベクタをクイック追加)を選択し、DLG_HYDRプロジェクト・ファイルからHYDROLOGYGI3F08を選択します。
## Group Controls(グループ・コントロール)ウインドウでShow Details(詳細表示)アイコンをクリックします。
## 線用にShow Tables(テーブルを表示)アイコンをクリックし、ATTRIBUTES用にView Table(テーブルを表示)アイコンをクリックします。
## リストの中のATTRIBUTESを右クリックし、メニューからSelect All Multiply-Attatched Elements(複数に対応付けられた要素をすべて選択)を選択します。
## レイヤー・アイコンの行のVector(ベクタ)アイコンをクリックし、線スタイルに使用されているスクリプトをチェックします(Lines(線)タブをクリックし、Style By Script(スクリプトによるスタイル)に対応する[Specify...(指定...)]をクリックします)。

複数に対応付けられた要素が選択された様子。

P.14(上、左)

直接的または間接的な対応付け

ステップ

## HYDROLOGY GI3F08レイヤーに対応するRemove(削除)アイコンをクリックし、Add Vector(ベクタを追加)アイコンをクリックし、Quick-Add Vector(ベクタをクイック追加)を選択し、US50STATESオブジェクトを選択します。
## Show Details(詳細表示)アイコンをクリックし、ポリゴンのShow Table(テーブルを表示)アイコンをクリックします。
## ポリゴン・テーブル・リストのStatesNameという項目を右クリックし、Select All Attached Elements(対応付けられた要素をすべて選択)を選択し、比較的小さいAlaskaとHawaiiのポリゴンおよびUpper Michigan(上部ミシガン)がハイライト表示になっていないことを確認します。
## StatesNameに対応するView Table(テーブルを表示)アイコンをクリックし、Single Record View(単一レコード・ビュー)に切り換えます。
## 左上のAttached(対応付け済み)ボタンが押されており、オプションがアクティブになっている(テキストが淡色表示になっていない)ことを確認します。
## Table / Edit Definition(テーブル / 定義を編集)を選択します。
## Primary Key(主キー)オプション・メニューからStateCapitals.
Stateを選択します。
## Attachment Type(対応付けタイプ)をRelated Only(関係付けられたもののみ)に変更して[OK]をクリックします。
## 今度はAttached(対応付け済み)ボタンが淡色表示になり、State(州)フィールドの名前が緑になっていることを確認します。
## Select(選択)アイコンをクリックし、前に対応付けを解除されたupper Michigan(上部ミシガン)、またはAlaskan(アラスカ)かHawaii(ハワイ)諸島のいずれかをクリックします。

P.14(右)

リレーショナル・データベースが空間データオブジェクトに関連付けられていると、適当な要素に属性を対応付けるのに必要な作業が最小限で済みます。10〜12ページのいずれの練習問題でも、要素への直接的な対応付けが生成されました。これらの対応付けを自動的に設定することと、データベース内の各テーブルに対して要素ごとに自分で対応付けを設定する作業を繰り返すこととは、まったく異なります。リレーショナル・データベースでは、主キーと外部キーの関係によって関係付けられた他のすべてのテーブルに対して1つのテーブルを直接的に対応付けることができます。

少くとも1つのテーブルが要素に直接対応付けられている必要があり、また、主キー・フィールドを設定しないと機能的なリレーショナル・データベースは得られません。Related Only(対応付けられているもののみ)という対応付けタイプは、主キーと外部キーの関係を使用して関係付けられたレコードを見つけるためのテーブルに使用されます。他のすべての対応付けタイプは、要素に直接対応付けられたレコードを持つテーブルに対して適用されます。対応付けタイプを理解して正しく設定するには多少の努力が必要です。理由は、対応付けタイプによって、ユーザが要素に対応付け可能なレコードの数が影響されるだけでなく、オブジェクトに対して統合、抽出などの操作を行う際のテーブルの機能も影響されるからです。これについては、この後のいくつかの練習問題で説明します。

この練習問題で、テーブルの対応付けタイプをOne Record Per Element(1つの要素につき1つのレコード)から(別のテーブルの主キーを使用して)Related Only(対応付けられたもののみ)に変更する操作を行ったことで、選択したときに関連するデータベース情報を表示するポリゴンの数が増えていますが、この設定変更を行ったときにすべての直接的な対応付けは失われています。

Related Only(対応付けられたもののみ)(下図)

One Record Per Element(1つの要素につき1つのレコード)

P.15(上、左)

Implied One-To-One(暗黙的な1対1の)対応付け

Implied One-To-One(暗黙的な1対1の)対応付けは、全体的に文字列式と計算フィールドから構成されたテーブル用に考えられたものであり、手動操作で情報を入力しなくても他のテーブルからの要素に対して関係付けられた(フィールド用の式以外の)情報を集めたり操作することができます。もちろん、状況に応じ手動操作が必要なフィールドを含めるとこもできます。

Implied One-To-One(暗黙的な1対1の)対応付けを使用する場合、各要素に対応付けられるレコードは1つだけです。したがって、他のテーブル・タイプ用には存在するSelect All Attached Element(対応付けられた要素をすべて選択)、Select Multiply-Attached Element(複数に対応付けられた要素を選択)、Select Unattached Element(対応付けられていない要素を選択)などのオプション群は、このテーブル・タイプ用のテーブル・リストの右マウス・ボタン・メニューには存在しません。

フィールド名がわかっている場合はフィールド名を直接入力できます。そうでない場合はInsert / Field(挿入 / フィールド)メニューを使用します。

Implied One-To-One(暗黙的な1対1の)対応付けと計算フィールドを使用すると、情報を入力しなくても選択された要素のレコードが塗りつぶされます。

P.15(右)

ステップ

## ポリゴンの行のMake Table / Form(テーブル / フォームを作成)アイコンをクリックし、New Table(新しいテーブル)を選択し、テーブルにPopulationPctという名前を付けます。
## Attachment Type(対応付けタイプ)をImplied One-To-One(暗黙的な1対1)に設定します。
## [Add(追加)]をクリックし、フィールド名をState(州)に変更し、Field Type(フィールド・タイプ)をString Expression(文字列式)に、Width(幅)を16に設定します。
## [Edit Expression...(式を編集...)]をクリックし、Insert / Field(挿入 / フィールド)を選択します。
## Table(テーブル)リストのStateCapitalsとField(フィールド)リストのStateをクリックし、Query Editor(問い合わせエディタ)ウィンドウで[Insert(挿入)]、[OK]をクリックします。
## [Add(追加)]をクリックし、フィールド名をPopulation_1990に変更し、Field Type(フィールド・タイプ)をComputed(計算)に、Width(幅)を9に設定します。
## ステップ4、5を繰り返します。ただし今回は、Table(テーブル)リストでStates Nameを、 Field(フィールド)リストでPopulation_1990をクリックします。
## [Add(追加)]をクリックし、フィールド名をPercent_USAに変更し、Field Type(フィールド・タイプ)をComputed(計算)に、Width(幅)を小数点以下2桁付きの5に設定し、[Edit Expression...(式を編集...)]をクリックし、左に示す通り式を入力します。
## Query Editor(問い合わせエディタ)とTable Definition(テーブル定義)ウィンドウで[OK]をクリックします。
## Select(選択)アイコンをクリックし、要素の選択とレコードの表示を開始します。

P.16(上、左)

その他の対応付けタイプ

ステップ

## Edit / Spatial Data(編集 / 空間データ)を選択します。
## Open Object for Editing(編集するオブジェクトを開く)アイコンをクリックし、OBSOILS_LITEオブジェクトを選択します。
## Vector Tools(ベクタ・ツール)ウィンドウのAttributes(属性)パネルのPolygon(ポリゴン)アイコンをクリックし、View Tables(テーブルを表示)を選択します。
## リスト内のCLASSテーブルを右クリックし、Edit Definition(定義を編集)を選択し、Attachment Type(対応付けタイプ)がOne Record Per Element(1つの要素につき1つのレコード)に設定されているかチェックし、[OK]をクリックします。
## CLASSテーブルに対応するView Table(テーブルを表示)アイコンをクリックし、単一レコード・ビューに切り換え、レコード数を確認します。
## Add Line(線を追加)アイコンをクリックし、左上と右下をクリックしてオブジェクトを斜めに横切る線を作成し、[OK]をクリックします。
## 線を追加後のテーブル内のレコード数を確認し、Remove(削除)アイコンをクリックして変更内容を捨てます。
## ステップ2〜6を繰り返します。ただし今回はステップ4でAttachment Type(対応付けタイプ)をNo Restriction(制約無し)に設定します。
## 線を追加後のテーブル内のレコード数を確認します。

P.16(右)

対応付けタイプをNo Restriction(制約無し)にすると、複数のレコードを複数の要素に対応付けることができます。対応付けタイプをOne Element Per Record(1つのレコードにつき1つの要素)にした場合は、1つのレコードを複数の要素に対応付けることはできず、第2の要素に対応付けを行おうとすると、第1の対応付けが解除されることを知らせてきます。したがって、すべての要素に対して属性が割り当てられている場合は、少なくとも要素と同じ数だけのレコードが存在することになります(1つの要素に複数のレコードが対応付けられている場合はさらに多くなります)。対応付けタイプをOne Element Per Record(1つのレコードにつき1つの要素)にした場合は、各属性値につき1つのつのレコードを設定してその値を持つすべての要素、たとえば特定の土壌タイプのポリゴンなどに対応付けることができます。1つの要素に第2のレコードを対応付けようとすると、その要素の第1の対応付けは解除されます。

対応付けタイプがOne To One(1対1)である場合は、1つの要素につき1つのつのレコード、1つのレコードにつき1つのつの要素しか対応付けることができません。対応付けタイプがOne To One(1対1)またはOne Element Per Record(1つのレコードにつき1つの要素)である場合は、要素を追加する際にObject Editor(オブジェクト・エディタ)で新しいレコードを入力するよう自動的に指示してきます。これらの対応付けタイプの場合に要素が分割された場合は、レコードのコピーも行われます。

ポリゴン分割用の線を追加する前の状態

ベクタ・オブジェクトの編集、統合、結合など、要素を分割する何らかの操作を行った後のレコード数は、対応付けタイプの影響を受けます。

One Element Per Record(1つのレコードにつき1つの要素)
No Restriction(制約無し)

P.17(上、左)

直接的な対応付けを作成する

データベース・テーブルが何回にも分けて多数の情報源から作成されたり、間接的な対応付けを設定するために複数の重複フィールドがデータベース・テーブル内に存在する場合がよくあります。また、いずれかの時点でテーブルを整理したり削除するなどの操作をデータベースに対して行いたい場合があります。

対応付けタイプがRelated Only(対応付けられたもののみ)になっている場合や、テーブルにX-Y座標フィールドが含まれている場合は、手動操作で設定しなくても、Database Editor(データベース・エディタ)を使用して直接的な対応付けを作成することができます。Database Editor(データベース・エディタ)でX-Y座標フィールドを使用した直接的な対応付けを行う方法は、10ページの練習問題で使用したレコード対応付け方法の代わりに使用できます。(Attach Database(データベースを対応付け)処理を使用しない場合は、まず、Create Table / Form(テーブル / フォームを作成)アイコン・メニューのAdd Table(テーブルを追加)機能を使用する必要があります。)

この例のレコードにはXとYの座標がありますが、Currently Related(現在対応付けられたもの)オプションを使用して対応付けを設定したいでしょう。そうでないとまた、AlaskaとHawaiiに対して最も大きいポリゴンだけが対応付けられたまま残り、上部ミシガンはレコードに対応付けられていないことになってしまいます。

通常、関係付けられたテーブルを削除したい場合以外は、この練習問題のような手順は使用しません。前述の理由や、データベース内のいくつかの専用テーブルを伴うオブジェクトを公的に配布する前に削除しておかなければならない場合などさまざまな理由で、テーブルを削除したいことがあるでしょう。このような場合にテーブルを削除するには、Database Editor(データベース・エディタ)またはDisplay Controls(表示コントロール)ウインドウのテーブルに対応する右マウス・ボタン・メニューを使用するか、テーブル自身のTable(テーブル)メニューを使用します。

P.17(右)

ステップ

## メイン・メニュー*からEdit / Attribute Databases(編集 / 属性データベース)を選択し、オブジェクトを聞いてきたらUS50STATESを選択します。
## Select(選択)ウィンドウでPolygon(ポリゴン)を選択し、[OK]をクリックします。
## Relate(関係付け)アイコンをクリックします。
## Internal(内部)ボックスにカーソルを移動し、マウスの左ボタンをクリックし、StatesNameテーブルまでカーソルをドラッグして放します。
## Attach(対応付け)メニューをCurrently Related(現在対応付けられたもの)に、Attachment Type(対応付けタイプ)をOne Record Per Element(1つの要素につき1つのレコード)に設定し、[OK]をクリックします。
## 処理を終了します。

直接的な対応付けの後

*TNTeditまたはTNTviewを使用している場合は、Spatial Data Display(空間データ表示)を起動してUS50STATESオブジェクトを選択し、レイヤーの詳細を表示し、Make Table / Form(テーブル / フォームを作成)アイコン・メニューからEdit Relations(関係を編集)を選択します。

P.18(上、左)

計算フィールドを固定的にする

ステップ

## Display / Spatial Data(表示 / 空間データ)が開いていない場合はこれを選択し、US50STATESを新しい二次元グループに追加します。
## ポリゴン・データベースの中のStateCapitalsテーブルを開き、Table / Edit Definition(テーブル / 定義を編集)を選択します。
## フィールド・リストの中のCapitalをハイライト表示にし、15ページのステップ6〜9に従います(Attachment Type(対応付けタイプ)はそのままにし、文字列式フィールドは追加しないでください)。
## StateCapitalsテーブルのテーブル・ビューで、Population_1990に対応するフィールド名ボタンをクリックし、Field / Make Permanent(フィールド / 固定的にする)を選択してVerify(確認)ウィンドウの[Yes(はい)]をクリックします。
## Percent_USAのフィールド名ボタンをクリックし、Field / Make Permanent(フィールド / 固定的にする)を選択してVerify(確認)ウィンドウの[Yes(はい)]をクリックします。
## フィールド名が青でなくなったことを確認します。
## Edit Definition(定義を編集)ウィンドウに戻り、これらの2つのフィールドのフィールド・タイプがComputed(計算)からFloating-Point(浮動小数点)に変わったことを確認します。
## Select(選択)アイコンをクリックし、PopulationPctテーブルを開き、いくつかの要素を選択して、計算値と固定値が一致することを確認します。

P.18(右)

計算フィールドは、1つまたは複数のテーブルに含まれる情報を結合してデータに対する新しい観点を提供することができる、非常に強力なデータベース機能です。たとえば、15ページで作成したテーブルのように、生の人口データを百分率の人口データにすることができます。計算フィールド用の式に使用されるフィールドが絶えず更新されるような場合、テーブルが表示されるたびに再計算を行いたいと思うでしょう。他の場合は、計算フィールドの式に送られるフィールドが変化しないため、一度計算が行われれば計算値も固定されます。

PopulationPctテーブルに含まれる計算フィールドは、1990年の人口データに基づいており、変化することは考えられませんので、これらのフィールドの値を固定的にすることもできますが、これらのフィールドは現在、Implied One-To-One(暗黙的1対1)のテーブル内にあり、フロリダ沖合の島のポリゴンやその他の多くの州が未分類であるため多くの空白フィールドが含まれています。このため、ここではこの情報をStateCapitalsテーブルに追加してから固定的にします。

計算フィールドを含むテーブルは、他のさまざまなテーブルからユーザにとって関心のある情報を相互に取り出し合いますが、一度計算値が得られればその必要はなくなります。計算フィールドを固定的にする必要があるのは、式の中で使用されるテーブルを削除する前です。フィールド操作機能のほとんどは、テーブル・ビューのField(フィールド)メニューからしか使用できません。テーブル・ビューの中のフィールドを選択しないと、Fiel(フィールド)メニューのオプションはアクティブになりません。フィールドを選択するには、フィールド名をクリックします。

この変更を元に戻せないようにするか確認するためのVerify(確認)ウインドウが開きます。

P.19(上、左)

属性を割り当てる

属性の割り当ては、View(ビュー)ウィンドウと、レイヤー、グループ、またはレイアウトのコントロール・ウインドウが表示されるどの処理においても行えます。この練習問題ではSpatial Data Display(空間データ表示)の観点から説明していますが、方法はいずれの表示処理においても同じです。Object Editor(オブジェクト・エディタ)でもこの方法を使用できますが、オブジェクトの作成や編集を行う際の属性の割り当てに役立つその他の機能があります。

属性を割り当てる際のテーブル表示モードは、対応付けタイプによって異なります。対応付けタイプが一つの場合、1つのレコードにつき1つの要素である場合は、単一レコード・ビューを使用した方が簡単です。理由は、レコードが対応付けられていない要素をクリックするたびに、新しい空白レコードが表示されるからです。頻繁に既存のレコードに戻って対応付けを行う場合や、複数の要素を選択して1つのレコードを対応付ける場合は、テーブル表示の方が操作が簡単です。

この練習問題で使用されるベクタ・オブジェクトは、レコードがまだ1つも含まれていないテーブルをポリゴン・データベース内に持っています。テーブルの対応付けタイプは、One Record Per Element(1つの要素につき1つのレコード)になっています。

前に追加されたレコードに要素を対応付けるには、レコードを選択し、希望する対応付けオプションを選択します。

P.19(右)

ステップ

## 新しい二次元グループを開きます。
## Add Vector(ベクタを追加)アイコンをクリックし、Ouick-Add Vector(ベクタをクイック追加)を選択し、CROPMAPプロジェクト・ファイルの中のCROPMAPベクタ・オブジェクトを選択します。
## レイヤーの詳細を表示し、ポリゴン・データベースに対応するShow Tables(テーブルを表示)アイコンをクリックし、LandUseテーブルに対応するView Tables(テーブルを表示)アイコンをクリックします。
## View(ビュー)ウィンドウでSelect(選択)ツールをクリックし、Group Controls(グループ・コントロール)ウインドウでSelect(選択)モード・アイコンをクリックします。
## Cornというラベルの付いたすべてのポリゴンをクリックし、Record / New / Attach to Selected Elements(レコード / 新規 / 選択された要素に対応付け)を選択し、赤い関係付けインジケータの隣のフィールドにCorn(トウモロコシ)と入力します。
## Deselect All(すべてを選択解除)をクリックし、Corn(トウモロコシ)をWheat(小麦)に変えてステップ5を繰り返します。
## Beans(大豆)、Trees(樹木)、Farm Yard(農場構内)、Unlassified(未分類)などに変えながらステップ6を繰り返します。
## Show All Records(すべてのレコードを表示)アイコンをクリックし、ラベルの付いていないトウモロコシのポリゴンの中をクリックし(左図)、さらにCornに対応するSelect Record(レコードを選択)をクリックし、Record / Attach to Active Element(レコード / アクティブな要素に対応付け)を選択します。

P.20(上、左)

Object Editor(オブジェクト・エディタ)におけるデフォルト・レコード

ステップ

## Edit Spatial Data(空間データを表示)を選択します。
## Add Reference Layer(参照レイヤーを追加)アイコンをクリックし、DAWSONプロジェクト・ファイルからCIR_4オブジェクトを選択します。
## Create New Object(新しいオブジェクトを作成)アイコンをクリックし、Vector(ベクタ)を選択します。
## 線のAttributes(属性)アイコンをクリックし、Default Record(デフォルト・レコード)を選択します。
## [Make Table...(テーブルを作成...)]をクリックし、名前としてFEATURESを入力し、[OK]をクリックします。
## Attachment Type(対応付けタイプ)がOne Record Per Element(1つの要素につき1つのレコード)に設定された(Width(幅)が18の)主キーである1つの文字フィールドを持つテーブルをセットアップします。
## テーブル定義とSelect Table for Prompt(プロンプト用のテーブルを選択)ウィンドウで[OK]をクリックします。
## Default Record(デフォルト・レコード)ウィンドウのFeature(地物)フィールドにcounty roadと入力して[OK]をクリックします。
## Add Line(線を追加)アイコンをクリックし、図のように縦の線を3本、横の線を1本、追加します。
## 線のAttributes(属性)アイコンをクリックし、Default Record(デフォルト・レコード)を選択し、フィールドの内容をintermittent canal(間欠的な水路)に変更します。
## 水路を示す線を追加します。
## Select(選択)ツールに切り換え、Features(地物)テーブルを開き、線属性を表示します。

P.20(右)

Object Editor(オブジェクト・エディタ)では、各要素タイプに対してデフォルト・レコードを設定することができます。デフォルトが設定されたレコードがなくなるか、テーブル・ビューのデフォルト・レコード・オプションをオンにするまでは、追加されるそのタイプの各要素に対してはデフォルト・レコードが対応付けられます。郡部の道路の写真に説明を付ける場合など、同じタイプの多数のベクタ要素を追加する場合は、デフォルト・レコードを割り当てるのが最適です。属性割り当て用に新しいテーブルを作成する場合の新しいベクタ・オブジェクトに対しては、Vector Tools(ベクタ・ツール)ウインドウのAttributes(属性)パネルからデフォルト・レコードを割り当てる方法を選択できます。対応付けたいレコードが既に存在する場合は(次の練習問題のように)テーブル・ビューの中でデフォルト・レコードを設定する方法を選択した方が良いでしょう。

対応付けタイプがOne Record Per Element(1つの要素につき1つのレコード)である場合は、入力される各属性値につき1つのつのレコードしか作成されません。その他の対応付けタイプの場合は、追加された各要素に対して1つのレコードが作成されます。

次の要素が追加されるときに新しい値を入力して新しいレコードを作成します。

テーブルを開き要素を選択して、期待通りの対応付けになっているか確認します。

P.21(上、左)

テーブル・ビューのデフォルト・レコードを設定する

対応付け用のデフォルト・レコードの設定には2つの異なる方法がありますので、どちらを使用するかを指定するための何らかの方法がなければなりません。(前の練習問題の)Attributes(属性)パネルからデフォルト・レコードを設定する操作は、その方法を有効にするのに十分です。テーブル・ビューのデフォルト・レコードを使用するにはPreferences(ユーザ設定)ウインドウのトグル・ボタンをオンにする必要があります。このオプションをオンにしておくと、追加ツールを使用して選択されたレコードを追加する各要素に対応付ける際に必ずアクティブになります。異なるレコードを選択すると、要素を追加するときに要素に対応付けらるデフォルト・レコードが変更されます。いずれかの要素追加ツールを選択すると、要素追加ツールを選択する前に選択されていたレコードはすべてクリアされます。

属性別に要素を表示する場合は、要素が追加されると直ちに割り当てられたスタイルで描画されるため、追加された要素が予想通りのクラスに割り当てられたかどうかが直ちにわかります。

P.21(右)

ステップ

## 前の練習問題で作成されたNew Vector(新しいベクタ)レイヤーを削除します(好みにより変更内容を保存するか捨て、参照レイヤーは開いたままにしておきます)。
## Open Object for Editing(編集するオブジェクトを開く)アイコンをクリックし、DAWSONプロジェクト・ファイルの中のTGR_EXTRACTオブジェクトを選択します。
## Object Editor(オブジェクト・エディタ)ウィンドウでSetup / Preferences(設定 / ユーザ設定)を選択し、Other(その他)タブをクリックし、Enable tabular view default record(デフォルト・レコードのテーブル・ビューをイネーブル)オプションをオンにします。
## Vector Tools(ベクタ・ツール)ウィンドウのAttributes(属性)パネルのLine(線)アイコンをクリックし、View Tables(テーブルを表示)を選択し、Object Editor(オブジェクト・エディタ)に表示されているCLASSテーブルを開きます。
## Add Line(線を追加)ツールをクリックし、すべてのレコードが表示された状態でA31クラスに対応するSelect Record(レコードを選択)ボックスをクリックします。

P.21(下)

割り当て前

現在選択されているレコードが、追加される要素に対応付けられます。

割り当て後

P.22(上、左)

データティップにより属性を表示する

ステップ

## Spatial Data Display(空間データ表示)で新しい二次元グループを開きます。
## Add Layer(s)(レイヤーを追加)アイコンをクリックし、CBUTTEプロジェクト・ファイルから16BIT_RGBとCBSOILS_LITEを選択します。
## CBSOILS_LITEレイヤーに対応するTools(ツール)アイコンをクリックし、ドロップダウン・メニューからSetup DataTips(データティップを設定)を選択します。
## Lines(線)パネルでLINESTATS.Lengthが選択されており(選択されていない場合は[Field...(フィールド...)]をクリックして選択します)、Show DataTip(データティップを表示)がオンになっているか、チェックします。
## Polygons(ポリゴン)パネルでPOLYSTATS.Areaが選択されており、Show DataTip(データティップを表示)がオンになっているか、チェックします。
## View(ビュー)ウィンドウでOptions / DataTips / All Layers(オプション / データティップ / すべてのレイヤー)を選択します。
## View(ビュー)ウィンドウ内のさまざまな位置にカーソルを移動して静止させ、表示されるデータティップを確認します。

データティップに対応するメモ・フィールドを選択すると、関心のある要素上にカーソルを移動して静止させたときに、さらに固有な情報を得ることができます。

P.22(右)

データティップはツールティップに似ており、アイコン上で静止すると表示されますが、表示される情報をレイヤーごと、要素ごとに制御できる点が異なります。データティップは、静止させたカーソル位置に最も近い要素またはセルに対応する選択されたデータベースから値を表示します。希望するデータティップを指定するには、Object Display Controls(オブジェクト表示コントロール)ウインドウ(現在のところCADは除きます)を使用するか、各レイヤーのTool(ツール)メニューのSetup DataTips(データティップを設定)オプションを使用します。後者の方法でアクセスする場合は、データティップが表示されるまでのディレイ時間や、データティップを更新するのに必要なカーソルの移動ピクセル数も設定できます。

データティップをオフにするかいなか、およびデータティップをすべてのレイヤーに表示するかアクティブなレイヤーだけに表示するかを制御するには、View(ビュー)ウィンドウのOptions(オプション)メニューのデータティップ・カスケードを使用します。各ラスタ、CAD、データベース・ピンマップ・レイヤーに対しては1つのデータティップを設定できます。また、ベクタおよびTINレイヤー内の各要素タイプに対しては1つのデータティップを設定できます。

このフィールドは、小数点より右側の桁数を設定します。

Prefix(接頭辞)、Suffix(接尾辞)フィールドには任意のテキストを入力できます。

データティップは、ベクタ・レイヤー内の線とポリゴン、およびラスタ・レイヤー内のセル値に対してオンになります(左上)。ベクタ・レイヤーがもう一度選択され(非表示、右上)、データティップ内に2つの異なるポリゴン属性が表示されています。(Line DataTip(線データティップ)はオフ。)

P.23(上、左)

X-Yプロット

任意の2つの数値フィールドを選択して相互に対してプロットすることができます。選択された第1フィールドはX軸になり、第2フィールドはYの値を提供します。これらのフィールドを選択するには、テーブル・ビューの中のフィールド名をクリックします(第2フィールドを選択するには<shift>キーを押したまま第2フィールドの名前をクリックします)。

プロットの解釈に役立つさまざまな統計ツールも用意されています。回帰線を追加したり、番号順に並んだ点を接続する線を描画したり、その線をスプライン処理したり、PCA(主成分分析:Principal Components Analysis)プロットやHough変換などの高度な統計解析を行うことができます。これら要素はぞれぞれメニュー上にコード化され、選択するとそのカラーで表示されます。

P.23(右)

ステップ

## 新しい二次元グループを開きます。
## Add Vector(ベクタを追加)アイコンをクリックし、Quick-Add Vector(ベクタをクイック追加)を選択し、STATESプロジェクト・ファイルからUS50STATESベクタ・オブジェクトを選択します。
## ベクタ・レイヤー用に詳細を表示し、ポリゴンに対応するShow Tables(テーブルを表示)アイコンをクリックし、StatesNameテーブルを開きます。
## テーブル・ビューでPopulation_1990というフィールド名をクリックし、<shift>キーを押したままLatitudeというフィールド名をクリックします。
## テーブル・ビューでField / Plot / XY Plot(フィールド / プロット / XYプロット)を選択します。
## XY Plot(XYプロット)ウィンドウでShow / Regression(表示 / 回帰)トグルをクリックします。

P.23(下)

州の人口(X)と緯度(Y)

テーブル名
X軸のフィールド名
Y軸のフィールド名

回帰線を追加すると、緯度と米国内の州の人口との間に負の相関があることがよくわかります。

米国内の人口5000人以上の市の中年男性と中年女性の間には強い正の関係があることは、回帰線がなくても明らかにわかります。




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