1998.10.7

シンプル・アレイ(Simple Array)
単純配列

 
読んで字のごとし、ピクセルがファイル中に画像の行、列の配列の形で配置しているラスタ形式。480行(ライン)、512列(カラム)のラスタデータならば、レコード数480、レコード長512バイトのファイルになります。1ピクセルで通常、1バイト=8bit=256階調を表します。
 
弊社がチュートリアル用サンプルデータとして添付している富士山の画像はシンプルアレイです。TNTmipsでインポートする時は、パラメターとして行数および列数を与える必要があります。
 
シンプルアレイのデータは、ファイルの拡張子を「.RAW(汎用フォーマット)」とすると、Photoshopで開くことができました。
 
Photoshopで「開く」
 
NASDAサンプルデータ
 
Photoshopでは、表示する際に画像情報が表示されます。
 
Photoshopオプション画面

日本気象協会が販売しているNOAAのAVHRRのデータも単純配列でインポートできました。
買ってきた画像のフォーマットがよく分からなかったら、まずはPhotoshopで.RAWを付けて開いてみるのがよさそうです。
 
上で1ピクセル=1バイトと書きましたが、DEMのデータ(標高のメッシュデータ)のように1ピクセル=2バイトで表されるデータもSimple Array形式で読み込めます。TNTmipsのImport,Raster,Simple Arrayで、データタイプを「符号付き(あるいは無し)16bit整数」にしてください。
 
PhotoshopはここではWindows版日本語4.0Jを使用しました。
 
 
(C)オープンGIS