Null 値を設定する !!
ヌルちをせっていする ! !

Null (ヌル)値
という言葉があります。

普段使わない言葉ですが、簡単に言うと「意味を持たない値」です。

ちょっと語弊がありますね。
もっと正確に言うと、
「計算に用いない特別な値」です。

衛星画像や標高データ( DEM )などのラスタデータを扱う際に、この Null 値を設定すると何かと便利なときがありますので、覚えておいて損はありません。

ここでは、そんな Null 値をどのように設定するのかご紹介します。

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●1. Null値とは
そもそも Null値ってなに？

●2. 設定方法
この方法が一番簡単

●3. 例えば透明に...
Null値だけを透かして表示

　N u l l 値とは . . .

　例えば衛星画像の端にある黒い部分...　例えば標高データの海の部分...　そんなところに Null 値は活躍します

▼データはなくても値はあります

ラスタデータを計算するときに、その計算に含めたくない値があります。

仮に、 "-999" という値が "データなし" という意味だとしても、計算式には "-999" という数値として認識されてしまうわけです。　データがなくても、"-999" という値はあるためにデータがある...　なんていう非常にわかりにくい状況がうまれてしまいます。

▼だから、計算から除外したい

というわけで、通常の処理には用いない特殊な値として Null (ヌル)値というものが必要になってくるわけです。　これさえあれば、衛星画像の端に残る黒い部分や、標高データの海の部分、また土地利用分類のデータ欠損部を手間なく表現することが簡単にできるのです。

さあ早速 Null 値の設定方法を試してみましょう!!