通常コントラストは、画像全体のセルの値に基づいて決められます。
本機能は画像中にユーザが任意に四角形やポリゴンを描き、その範囲内の画像に対してコントラストを計算します。そのコントラストを全体に適用して画像表示をします。調査対象のエリアのコントラストを強調して表示する場合に便利です。
V5.9で本機能を使用するには、以下の2つのパッチファイルが必要です。
tntdisp.zip, needed.zip
1.TNTmipsを起動します。「表示/空間データ」メニューの「新2Dグループ」を選ぶ。
2.「ラスタの追加」で画像(単バンドあるいはRGB)を選びます。ここでは説明のため、「RGBのクイック追加」で、CB_DATA/CB_TM.RVC/Red,Green,Blueを選びました。
3.Group View 1ウィンドウの「toolbox」ボタンを押します。
4.例としてToolboxウィンドウの「四角形」ボタンを押します。ポリゴンのボタンを使えば多角形が描けます。
5.画像上でマウスをドラッグして、四角を描きます。
6.「update_raster_contrast」ボタンを押します。
7.画像全体のコントラストが変わります。
8.コントラストを始めの状態に戻すには画像全体を囲んで「update_raster_contrast」ボタンを押します。
(株)オープンGIS