TNTmipsにおける様々な図面入力方法


手法
入力対象
使用するメニュー
長所
短所

1

デジタイザを使用する方法
図面
Edit/Spatial Data
建物、断層、リニアメントなど、量的に少ない直線的形状の図形の入力に向く。
量が多いと作業者の疲労により入力精度が落ちてくる。後の確認がしにくい。

2

画像を背景にしてモニター上で入力する方法(ヘッズアップデジタイズ)
あらかじめ図面をスキャナー入力しておく
Edit/Spatial DataのAdd Reference Layer
原画像とベクターとの比較ができるため、精度、入力漏れの確認が容易。
労働集約的。

3

色を使用した対話的なベクトル化
あらかじめ図面をスキャナー入力しておく(カラー)
Edit/Spatial DataのInteractive Line Following
色を利用してベクトル化が可能。地形図の中の河川など色で分別できる、少量の地形形状の入力に向く。
カラー画像が必要。データ量大。カラースキャナー高価。人間のガイドが必要。

4

座標値の直接入力
座標値
Edit/Spatial DataのManual Entryモード
測量により位置が正確に知れている場合の入力、修正に向く
大量のポイントの入力には向かない。

5

自動ベクトル化
あらかじめ図面をスキャナー入力しておく(モノクロまたはグレイスケール)
Process/Convert/Raster to Vector/Auto-Trace
等高線など互いに交差しない曲線の入力に向く。
地質図など交点がある図面の場合、人力による交点の後処理が必要。トレース図を用意する必要がある。