◆アップグレードがリリースされました (2014年冬バージョン)(06 Jan 2015)

新年明けましておめでとうございます。 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。 昨年12月に、GAMMAソフトウエアのアップグレードがリリースされました。 やや遅くなりましたが、ご案内させていただきます。 GAMMA SAR は年2回、7月と12月にアップグレードがリリースされます。 アップグレードには、新たなプログラムやセンサーのサポート、既存プ ログラムに対する機能追加、バグ修正等が含まれます。 弊社には12月15日に案内のメールが来ております。保守期間が有効であ るユーザー様にはガンマ社より直接メール連絡があります。 保守に加入されていて、アップグレードのご連絡がない方は、どうぞ弊 社までご連絡ください。 ・・・・・ ◎2014年7月版からの大きな変更点: ○Sentinel-1(センチネル-1): 昨年7月の時点では、Sentinel-1 の干渉ペアの早期入手を待っている状 態でしたが、今回 TOPS モードの SLC データを使った干渉SAR の機能が 実装されました。新機能や処理フローに関するドキュメントやデモデー タ(1.6GB) が新たに作られ、提供されています。 ○ALOS-2/PALSAR-2: ALOS-2/PALSAR-2 データが昨年11月25 日より一般向けに配布、販売が開 始されました(別コラム参照)。 7月以降、ガンマ社は AOプロジェクトにより干渉SAR 用データを入手し ました(場所はスイス山岳部;20140906 及び 20141115;基線長の垂直成 分は約147m)。 CEOS 形式用の読み込みソフトウエアを更新し、同時に、PALSAR 1データ にも対応できるようにしました。今回、PALSAR-2(strip-map モード) を 使った差分干渉画像の作成を行いました。 (差分干渉画像の処理例は、最後の2ページです) http://www.opengis.co.jp/htm/gamma/PALSAR2_Support_in_GAMMA_141130.pdf ガンマ社は、これまで PALSAR-2 のStrip-map モードのサンプルデータ を入手してデータの読み込み、干渉処理のテストを行いました(フォーマ ットはCEOS 形式)。ALOS-2 には、Strip-map モードの他、Spotlight モ ード、ScanSAR モードがありますが、それらのサポートについては現在 ガンマ社に確認中です。 なお、ALOS-1 のScarSAR データについては MSP モジュールの中でサポ ートしております。 ○KOMPSAT-5: 前回の7月以降、大きな進展はないようです。データの読み込みプログラ ム、干渉処理については7月の時点で作業は終了している模様。 上記各種機能に関する新コマンドについては、ソフトウエアに同梱され ているリリースノート(Release Notes GAMMA Software, 20141201)にお いてモジュール毎に詳細に解説されています。 ・・・・・ <ALOS-2 データの配布について> ALOS-2 データは、株式会社パスコ殿と一般財団法人リモート・センシン グ技術センター(RESTEC)殿から、2014年11月25 日より一般向けに配布、 販売されております。詳細は、下記 Web ページをご覧ください。 宇宙航空研究開発機構(JAXA) http://www.sapc.jaxa.jp/ 一般財団法人リモート・センシング技術センター(RESTEC) http://alos-2-restec.jp/ 株式会社パスコ http://jp.alos-pasco.com/ ・・・・・ 現在、GAMMA ソフトウエアが利用できるプラットフォーム(OS)には、 Linux, Windows, Mac OSX の3種類があります。 ●Linux 版は、Ubuntu 12.04 LTS(64-bit)を開発プラットフォームに使 用しています。Ubuntu 12.04 LTSでコンパイルされたプログラムは、何 の修正、変更もなく、Ubuntu 14.04 LTS(64-bit) で動くことがガンマ社 により確認されています。さらに、64-bit Redhat RHEL 6用バージョン も提供されています。 ●Windows 版は完全64bit 互換です。コンパイル、テストは Windows 7 64-bitを使用しています。Windows 8(64-bit)でも使用可能ですが、テス トは完全には終わっていないとのことです。 ●Mac OSX 版(Yosemite OSX 10.10.1でコンパイルした模様) バイナリーバージョンをお使いのユーザーは、保守が有効であれば、プ ラットフォームを変更することが可能です。ご希望の方は、弊社までご 連絡ください。 ・・・・・ <Gamma ソフトウエアを複数のコンピューターで使用したい> Gamma ソフトウエアは、アカデミック・ライセンスを除いて、1台のコ ンピュータでの使用に限定されています(シングル・ライセンス)。 複数のコンピュータで同時使用される場合は、マルチユーザー・ライセ ンス(マルチ・ライセンス)に変更する必要があります。金額的には、価 格表に出ているシングル・ライセンスの2台分の費用により、マルチユ ーザ・ライセンスになります(保守も含めて2倍)。これにより、複数人 による同時使用が可能になります。 <保守再開時の割増料金について> GAMMA ソフトウエアは、購入後1年間は無償保守期間です。その後は、 1年毎の有償保守になります。 保守をしばらく中断されていて再開する場合は、以下のような割増料金 になりますので、よろしくお願いいたします。 保守中断期間  割増料金 ------------------------  1年以下   15% 増し  2年以下   30% 増し  3年以下   45% 増し  4年以下   60% 増し ------------------------ ご不明点等あれば、弊社までお尋ねください。 sales@opengis.co.jp
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