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値地図25000
行政界・海岸線
インポート SML ver7.0


さあ、また新しい SML の登場です。

 都道府県の境界線など、行政界のベクタデータがあるといろいろなことに利用できて便利ですが、今までは一度 shape ファイルなどに変換してから TNTmips に取り込んでいた方も多いと思います。

 しかし、ついに直接、数値地図25000 行政界・海岸線 ベクタデータを読み込むことができるようになりました。

 これで TNTmips が白地図帳ソフトに早変わり。




mips6.5用25k行政界・海岸線SML
25k地図画像インポートSML(V7.0)



This Information was checked by Windows XP SP2 (TNTmips 2006:72)
●1. ダウンロード
SML をダウンロード
●2. インポート
SML を実行してインポート
●3. 新機能解説
リストファイルで一括インポート
●4. 後処理解説
必要に応じてマージ処理





 

 S M L の ダ ウ ン ロ ー ド


 とにかく SML をダウンロードしなければ話になりません。 それほど大きいファイルではないのであっという間に終わるでしょう
 



▼ダウンロード

 この SML は 国土地理院発行の数値地図25000(行政界・海岸線)データよりベクタ情報を読み込み、インポートしたベクタデータを自動的にジオリファレンスして出力します。



  GSIbound_v702.sml  (56KB)





 

 S M L の 実 行


 あとは SML を実行するだけ。 必要な情報を TNTmips が聞いてきますので、入力ファイルと出力フォルダを指定すれば 約2分待つだけなのです。



▼メインメニューから SML を実行

 まずは、TNTmips を起動し、メインメニューより 「スクリプト」 > 「実行...」 を選択します。

 



▼SMLスクリプト用のファイルを選択

 <ファイルを選択> ウィンドウが現れますので、ダウンロードしました SML スクリプト用のファイルを選択して、[OK] ボタンを押します。

 



▼ボタンが4つ登場

 下のような4つのボタンが並ぶウィンドウが現れますので、そのうちの一番左のボタンをクリックしましょう。

 



▼Welcome ウィンドウ現る

 ようこそ!! とメッセージが現れましたら、CD-ROM がセットされていることを確認しまして、[OK] ボタンを押します。

 



▼インポートする DATA ファイルを選択

 <ファイルを選択> ウィンドウが現れます。どこか見にくい場所に隠れているかもしれませんので、見つからない方はよく探してみてください。
 ここでは入力する 数値地図25000(行政界・海岸線) のデータファイル( .MBY ファイル)を選択します。

 



▼出力先フォルダの指定

 今度はインポートしたデータを保存するフォルダを指定して [OK] ボタンを押すとインポートが始まります。

 



▼あとは待つだけ...

 進行状況は、小さな <プロセス ステータス> ウィンドウでわかります。

 



▼終了しました

 インポートが終わりますと、メッセージが現れますので、[OK] ボタンを押しましょう。 おつかれさまでした。

 







 

新 機 能 解 説


 リストファイルによる複数ファイルの一括インポート、『行政界・海岸線』データと『河川・湖沼』データを2つのフォルダへ分けて出力、線属性のインポートの解説をします。



▼一括インポートとは?

複数データの一括インポート機能といってもどちらかというと裏技的な方法ですので、分かりにくいのですが、読み込むべきファイルとしてリストファイルを指定すると、自動的にリストの中のファイル情報を読みながら、複数ファイルのインポート処理をはじめます。

まずリストファイルとは何かですが、次の2つの条件を備えたテキストファイルのことです。

 ・拡張子が lst
 ・1行に1つのファイル名がフルパスで記載されている

つまりこのような形式のファイルです。

E:/DATA/3036.MBY
E:/DATA/3622.MBY
E:/DATA/3623.MBY
E:/DATA/3624.MBY
E:/DATA/3631.MBY



リスト作成は手入力でも勿論かまいませんが、次のコマンドを使うと便利です。


【MacOSX コンソールの場合】

find /volumes/MBY -name "*.MBY" > ~user/test.lst



【DOS コマンドプロンプトの場合】

dir /b/s *.MBY > C:\test.lst






▼これが リストファイルです!!

作成されたリストファイルをワードパッドで開いてみるとこのようなかんじです。
DOS コマンドプロンプトの場合、作成されたリストの\を/へ置換してください。

 



▼リストファイルをどう使うの?

インポート SML を実行してから、インポートする .MEM ファイルを指定するウィンドウのところでリストファイルを指定すると、プログラムが自動的に複数ファイルインポートモードに切り替わります。

ただし、デフォルトは拡張子が MEM のファイルしか見れないようになっていますので、ウィンドウ下にある ファイルの種類:欄を [すべて] に切り替える必要があります。

 


ここから先は、通常のインポート作業と同じです。どうですか、ちゃんと複数ファイルをインポートできましたか?



▼複数データを表示すると

1図幅のデータだと、どうしても範囲が狭いので迫力ありませんが、複数データをつなぎ合わせればやっぱり見栄えが違いますね。マシンパワーとディスク容量さえあれば、CD-ROM まるごとインポートも可能です。

 



▼出力フォルダ

これまでは『行政界・海岸線』データと『河川・湖沼』データを同じフォルダに出力していましたが、今回はフォルダを2つに分けて出力するよう変更しました。

 

これによりデータの一括選択が簡単になりました。



▼線属性のインポート

これまでは面属性のみでしたが、ラインの属性情報も取り込むようにしました。

 

ライン属性のコード内容についてはCDのフォーマット説明をご覧ください。

これでオリジナルデータの持つ面と線、両方の情報が取り込めるようになりました。







 

 後 処 理 に つ い て の 解 説


 無事 SML が終了したもののどう扱ってよいのやら... そんなあなたにちょっとした解説です。



▼生成されたものは?

 SML を実行すると、結果として最大2種類のベクタオブジェクトが生成されます。

【2次メッシュごとのベクタオブジェクト名】
 ●ADMxx :行政界・海岸線・図郭線
 ●SUIxx  :河川・湖沼境界


 



▼必要なものを組み合わせてマージします。

 このままでは、線は引けますが大きなポリゴンを生成してはいません。となりあった図幅どうしでマージして自分の使用したいデータを生成する必要があります。
 作業としては簡単ですので、ちょこっと紹介しましょう。

1) メインメニューより 「各種図形」 > 「マージ」 > 「ベクタ...」 を選択します。

 



2) すると、<ベクタのマージ> ウィンドウが現れますので [選択...] ボタンを押してマージするベクターを複数指定します。

 


 



3) [リファレンスシステムの出力...] で Tokyo / ジオリファレンス を指定。 [実行...] ボタンを押しましょう。

 



4) 出力ファイルを指定して、[OK] ボタンを押しましょう。

 


 



5) マージが始まるとこのような画面になります。

 



6) これで終わりです。

 



7) ちゃんと生成されているか表示して確認しましょう。

 



▼ディゾルブポリゴン

 マージが終わったらディゾルブで邪魔な図郭線を削除しましょう。

1) メインメニューより 「各種図形」 > 「フィルタ...」 を選択します。

 



2) すると、<ベクタフィルタ> ウィンドウが現れますので [選択...] ボタンを押してベクタオブジェクトを選択します。

 


 



3) <ベクタフィルタ> ウィンドウへ戻り、フィルタから [ディゾルブポリゴン] を選びます。

 



4) ディゾルブポリゴンで使用する [テーブル] と [フィールド] を選択したら、[実行...] ボタンを押しましょう。

 


 



5) 出力ファイルを指定して、[OK] ボタンを押しましょう。

 


 



6) 処理が始まるとこのような画面になります。

 



7) これで終わりです。

 



8) 不要な図郭線が削除されましたでしょうか。

 







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2006.12.13更新

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