島の移動(メモ)

複数のラインやポリゴンからなる地質図の島を移動する方法について: エディタに「平行移動ツール」というコマンドがありますが、これは島全体の移動には向いていません。 今回の目的には、島の選択→カット→ペーストという手順がいいです。 手順および操作をサンプルデータを使って説明します。 ▼メイン>編集を選択。 ▼サンプルのベクタデータ(testvec.rvc)を編集用として開きます。 サンプルデータには、地質図を模してポリゴンとライン属性を持たせました。ポイントがあってもかまいません。

1.移動する島の選択

▼<ベクタツール>ウィンドウの[操作]から[要素の選択]を選びます。 ▼[要素の選択パラメータ]からは[ポリゴン]を選びます。それと[完全に内側]を選びます。 ▼左ボタンクリックで、移動する島全体を囲むようにポリゴンを描きます。 ▼最後に右ボタンクリックしてポリゴンを確定します。島全体が選択され、赤く表示されます。

2.カット

▼表示ウィンドウのツールバーの[切り取り]ボタンを押します。 ▼開いたウィンドウ中の[切り取り]ボタンを押すと、選択した島が消えます。 ▼隣の[閉じる]ボタンを押して、ウィンドウを閉じます。

3.ペースト

▼表示ウィンドウのツールバーの[貼り付け]ボタンを押します。 ▼島の上にマウスカーソルを置いて、ドラッグします。 希望の位置になるまで何回でもドラッグできます。 ▼希望位置で[貼り付け]ボタンを押します。直後、このように貼り付け前の図形も表示されますが、 ▼[閉じる]ボタンを押すと、貼り付け後のみが残ります。 以上で移動終了です。保存します。(testvec_after.rvc) これでまずは操作に慣れてから、本番データをお試しください。 背景レイヤーとして、『基盤地図情報25000』 のWebデータ(当社作成) や Bing Maps を表示すれば、それらを基準として 位置合わせすることが可能です。 2011.11.25